あれから10年


 F1のスーパースター、アイルトン・セナ(ブラジル)の衝撃的な事故死から10年たった1日、サンパウロのセナの墓前に数百人のファンが集まり、天才ドライバーをしのんだ。

 今もなお、これだけ多くの人達に愛されている人物は、どれだけいるのだろうか。

 僕はセナのことは残念ながらリアルタイムで知らない。彼がどれだけ速かったのか、そしてどれだけ人を魅了したのか。
 セナはよく涙を流したという。そして皇帝ミハエル・シューマッハはセナが持つ41勝という記録に並んだとき、記者会見で“it means a lot to me”と口にし、顔を埋め泣いた。ルーベンス・バリチェロは2000年ドイツGPで初優勝を遂げ、表彰台でブラジル国旗を握りしめ、セナを想い、堂々と涙を流した。皆セナのために涙を流した。僕はそれらの光景を見て、やはり涙を流した。
(この文章は2003年4月2日に書いた)

  忘れられがちだが、このサン・マリノGPの週末、ローランド・ラッツェンバーガーも亡くなっている。文字通り、F1史上最悪の週末となってしまった。
 W杯アメリカ大会でイタリアがPKを外したのは、天空のセナがボールを引っ張ったという話がある(そしてブラジルが優勝した)。同様に、今年セナが亡くなったサーキットで、ホンダが12年ぶりのポールポジションを獲ったのも、セナの力によるものなのかもしれない。そういう話はくだらないと思うかもしれない、でもセナには、それが本当かもしれないと思わせる何かがある。

 あれから10年、F-1は良くも悪くもあの時から大きく変わった。幸いなことに、ドライバーの死亡事故はこの史上最悪の週末以来起きてない。それもまた、セナが見守ってくれているからなのかもしれない。


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ネクターと芸能と夜明けのレモン・コーヒー - F1/アイルトン・セナ選手没後10年 (2004年5月 4日 12:58)

F1のスーパースター、アイルトン・セナ選手が1994年5月1日に行われたサンマリノグランプリで事故死を遂げてから10年が経過したそうです。 続きを読む

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