色々な音楽を再評価


 音楽というのは一過性のものではなく、後世に語り継がれていくべきだ。なんていう大義名分はどうでもいいとして、最近引っ張り出してきて、いいなと思った音楽を少し紹介。

・本能/椎名林檎

 この曲は、看護婦姿でガラスを蹴破っているPVが印象的だったけど、じっくり聴いてみてると改めてその凄さを感じる。ラ行は全て舌を巻いての発音で、初めて聴いたときは鳥肌が立った。歌詞はエロティックだが、なぜかそれに嫌悪感を抱くことはなく、何か心に響くものがある。男気という言葉が最も似合うドラマー、村石雅行のドラムも合ってる。まるで女の“本能”を包み隠すことなく歌い上げている椎名林檎に、男として応えているかのような演奏だ。森俊之のアレンジが合うのではないかと思ったら、後にカバーアルバムの「唄ひ手冥利」でやってた。個人的に、あの変態的なアレンジは好きじゃないけどね。

・Highwaystar, Speedstar/Cymbals

 Cymbalsはたしか早稲田の音楽サークルのメンバーで結成されたバンド。コンセプトは“かわいいパンク”だっけな。昨年解散してしまった。例によって僕はドラマー好きであり、このCymbalsの矢野博康もなかなか凄い。派手なサウンドの中にもたしかなビートを刻む、という印象。この曲は、何と言っても曲の最後で"?Highwaystar"の、rのところで一緒に息を吐くところがいい。日本語の歌詞は、正直言ってあまり合っていないと思うので、“What's Entertaiment?”など英語オンリーの曲の方がいいかな、Cymbalsは。ただ発音が…。

・ON THE CITY SHORE/角松敏生

 これは曲じゃなくてアルバム。83年の作品だから、僕がまだ2歳の頃。ちょうど角松が今の僕と同じ22歳(23かもしれない。いずれにしろ、僕も今年23になるから同じだ。)の時に作ったもので、そのせいからか、このアルバムの収録曲を、いわば等身大で理解することができるような気がする。CDの録音レベルはひどいものだし、音楽的にも、21年経った今聴いて技術的にどうこうと言えるものは正直ない。しかし、そこには僕と同年齢だった角松がいる。一見単なる“シティポップス”、夏・海を連想させる曲が並ぶアルバム。でも、よく聴いてみると、この時に角松が感じていた色々な感情、目にしていた景色がどんどんと見えてくる。多分それは、僕が今しか見ることができないものだろう。


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take(take@blue-jam.com)
1981年12月23日生まれ
横浜市の端に在住
音楽と夏と海をこよなく愛してます。
強く、やさしく、フェアに

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