2004年08月08日

ジーコJAPAN

【北京7日=久保武司】勝てば「永久就職」!? 一連のブーイング問題で日中因縁対決となったアジア杯決勝戦がついに7日夜、キックオフされる。ジーコ監督にとっては大きな意味をもつ戦いとなる。それというのも今大会のミラクルゲームの連続で「ドイツW杯後もジーコ体制」という声が協会内部からあがっているのだ。

 さすがにそれはやりすぎだろうとは思うものの、今日まずアジア杯優勝という結果を残した。色々と言いたいことはあるけど、ひとまず結果を残した。で、段々僕自身も、ジーコJAPANも結構いいのではないかと思えてきた。

 もちろん今の日本代表についての不満は多い。まあにわかファンのような自分が偉そうに語れることでもないんだけど。でも、それはそれでいいのではないか、とこの大会を見てて感じ始めた。多分勝つことができたから、そういう気持ちになっている部分はあるのだと思う。ただ、少なくとも今はそう思えているというのは紛れもない事実である。
 ジーコは後半誰も交代させようとしなかった。多分、これまでの戦いを耐え抜き、勝利を手にしてきた選手達を、試合が終わる最後その瞬間までピッチに立たせたかったのだろうと思う。部活の根性論みたいなところがある。3年生で最後の夏だから、実力は2年に劣るけどレギュラーで起用するというのと同じだ。こういうやり方では、決して上にはいけない。強くなれない。でも、いかにも日本人らしい。悪くない。
 トルシエだったら、多分最後に誰かを交代させて完全に勝ちにいっただろう。それが正論だし、ジーコは世界のレベルから見れば甘いのかもしれない。ただプレーヤーの気持ちを理解するという点では、ジーコの方がはるかに上であるように思える。だからまあ、日本が弱くなってしまっても、勝てなくなってしまっても、皆が納得のいくようなサッカーができればいいんじゃないかと思うようになってきた。
 うまいサッカー、いいサッカーを見たいなら、欧州の試合を見ればいい。日本にはワクワクするような、見ているものが楽しいなと思えるようなサッカーをしてもらいたい。そういう観点からすれば、今回のアジア杯は本当に面白かったように思える。もちろんまだまだ課題は山積みではあるけど。

Posted by take at 01:53 | TrackBack(0)
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