本日のニュース伊良部町漁業協同組合(奥原隆治組合長)がダイビング業者などと締結する「海面利用協定書」が7年ぶりに改正されていたことが分かった。同書には、これまで対象外であったビーチからのシュノーケリングについては漁業協力金として1人につき1日300円、八重干瀬などのサンゴ礁で行うシュノーケリングは1人につき1日500円をそれぞれ徴収する文言などが新たに盛り込まれた。
かつて宮古でのダイビングを満喫していた元ダイバーの自分としては、何か悲しい、というのが正直なところである。 僕はもう多分宮古で潜ることはないし、人様の生活にいちいち首を突っ込むこともないんだけど、やはり色々と気になってしまう。
今回の話は締結を結んだダイビング業者についてのみだけど、例えばセルフで潜る場合はどうなるのだろう。宮古ではセルフダイビングは認められない?そんなわけはない。また、「締結しなかった業者については、共同漁業権の侵害に当たるので徹底的に監視活動を行う」とあるけど、監視活動とは具体的にどのようなことを指すのだろうか。相手の肉体を、あるいは生活を脅かすということなのだろうか。それは法律として許されるのだろうか。シュノーケリングも利用料を払うみたいだけど、それはダイビング業者先導限定なのか、それとも個人も対象となるのか。もし後者なら、非常に大きな問題である。
漁師さん達は、日々魚を捕って生活をしてる。そのことはよくわかる。ダイビングの影響によって魚が減っているというのもよくわかる。それでも何か納得のいかないものがある。やっぱりダイビング業者だってそれで生活しているわけだし、それに付随して、街のホテルや飲食店など、ダイバー相手に利益をあげているところも少なくない。直接的な影響はないかもしれないけれど、しかしそれが巡りめぐって、宮古島全体としての利益になっている部分もあるはずだ。もちろんそれがいいことなのか、悪いことなのか、それを判断するだけの力は僕にはない。
僕にできる事なんて何もないけれど、あれだけ綺麗な海にはそんな事情があるのかと思うと、少し幻滅してしまう。綺麗事ばかりじゃないのはわかってる。わかってるけど、今回の話を聞く限りでは、海は漁師のものだと言わんばかりの印象を受ける。漁師さん達の迷惑にならないよう、なんとかダイビングをさせてもらっている感じだ。元ダイバーということでダイビングをひいき目で見ているのかもしれないけど、そんなのやっぱりフェアじゃない。
海は誰のもの?