これは僕の感じていることを、できる限り率直に言葉にしたものである。決して冗談でも、軽い気持ちでもなく、心の底から思っていることだ。確信はもてないけれど、こうやって言葉にすることできっと新しい命が生まれる。これを滑稽だと思う人がいれば、そう思えばいい。君にとっての輝かしいスタートだ、誰が何と言おうが構わない。
もう1つ、これはフィルタを通すことなくそのまま、そして極めて一方的に書いたものでもある。僕“なんか”なんて言わないでくれと君は言う。でも、僕は自分のことを割とどうしようもない人間だと思っている。少しぐらい救いはあるのかもしれないけど、僕はかなりの場合において後先考えず行動するし、言ってしまった後で後悔することばかり口にしている。誰かに何かを与えることができたという覚えはほとんどない。その代わり誰かを傷つけてきたことは数え切れないほどある。もしかしたら、この文章もそうなってしまうかもしれない。その時は申し訳ないけれど、僕“なんか”の言うことは気にしないで欲しい。でも、それでも、うまく伝えられるかどうかわからないけど、僕は君に伝えたいと思う。そしてもし、ほんの少しでも受け止めてもらえることがあれば、それは僕にとって何よりの喜びだ。
一つの転機を迎えようとしている君に、いくつか伝えたいことがある。
これまで君が一体どのような道を歩いてきたのか、どんな風景を見てきたのか、実際のところはわからない。でも偶然僕の道と交差したとき、君が心に描いているものを少しだけ見ることができたと感じている。どこからやってきて、そしてどこに行こうとしているのかを。不思議と、何となくだけれど、そういうことを感じている。こんなのは生まれて初めてのことだ。
君は、全てが終わってしまったと失望の淵にいた僕に、かすかな光をくれた。その光は、ろうそくの灯りのように温かく、そして暗闇を照らすには十分すぎるぐらいの明るさを持っていた。風が吹くと不安定になるけれど、しかし確かな光だ。僕はそのことにとても感謝している。君に出会えたことを本当に嬉しく思っている。
世の中は理不尽なことばかりだけれど、人と違うことを恐れないで欲しい。自分が自分であることに自信を、誇りを持って欲しい。不安なら僕を使ってもらっても構わない。何かを与えることはできないかもしれないけど、それぐらいなら僕にも役に立てることがあるかもしれない。とにかく、君は幸せになるに値する。そのことは僕が命をかけて保証する。
君が幸せをかみしめるとき、君の周りの世界が微笑みに包まれる。世界を回しているのは君だし、世界を救うのも君だ。まだそのことに気づいていないかもしれないけど、きっとそのうちわかる。僕にはそのことがわかる。
君は自分が思っているよりもずっと素敵な人だ。そして今でも十分すぎるぐらい素敵だけど、この先もっともっと、自分を信じて感性を磨いていって欲しい。周りを引き込んで、道連れにしても構わない。最短ルートを選ぶ必要はない。最適解を求める必要もない。回り道をして、ときには引き返して、そんな風にして進んで欲しい。損なわれたものなんて気にしなくていい。君には輝かしい未来が待っている。未来はそのために存在している。
そしていつか、自分が得てきたものを誰かにも与えて欲しい。そのとき、きっと世界が君に微笑むはずだから。
So, anyway, happy birthday.
May your twenties be bright and peaceful.
2004.10.29 Keishi Takeda