2004年11月22日

悲運のPDP

 今年の夏、アテネオリンピックのおかげで(かどうか知らないけど)プラズマディスプレイ(以下PDP)が結構売れたらしい。多分、冬のボーナス商戦でも注目商品の1つになるだろう。大型で薄く、画面が綺麗…皆の憧れのテレビだ。価格もようやくこなれてきたところで、普及する可能性は高い。
 だがしかし、前回現行のBS放送ではディジタルよりもアナログの方が画質が綺麗だと断言してしまったNHK研究所の方が、今回もまた一石を投じる発言を授業中にしてた。僕としては非常に面白かったし、こんな面白い話を聴けて、さらに給料まで出るという夢のような時間であった。多分、そこら辺の学部生より真剣に授業を聴いていた。
 彼が言うに、「PDPの画面は汚い、一番綺麗なのはブラウン管(以下CRT)」とのことである。新テクノロジーというか、エンジニア達の努力の結晶を一瞬にして水の泡にしてしまうようなこの発言はかなり爽快だった。理由は画素数と、残像。現在のPDPは、まだハイビジョンの解像度に追いついていないらしい。ちなみに、その研究所の方曰く、PDPだったらまだ液晶(以下LCD)の方がいいらしい(それでもCRTには劣る)。
 しかしPDPも踏んだり蹴ったりである。せっかくLCDの代わりとして生まれたものの、あろうことかLCDを抜けないどころか、CRTに完敗だったとは。さらに言うと、東芝とキヤノンが作り出した新方式のSEDは、CRTに次ぐ綺麗さを誇るという。ということで、画質の良さ最上位を期待されて参上したPDPは、あっという間に最下位転落である。ただし、CRTは画面を大きくするのが難しいし、容積的な問題もあるので、この限りではないということを付け加えておく。そう考えると、本命はSEDなのかもしれない。いずれにしろPDPの立場がないなあ…。

Posted by take at 23:34 | TrackBack(0)
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