Debussy:La Mer


ドビュッシー:交響詩「海」他
カラヤン/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 ドビュッシーと言うと「ベルガマスク組曲」、「二つのアラベスク」などのピアノ曲が有名だけど、管弦楽曲についても忘れてはならない(もちろん室内楽曲、歌曲、オペラなどについてもだが)。あらためてドビュッシーという、一人の作曲家の偉大さを感じることができる。
 何より、カラヤンの圧倒的な力が印象的。ベルリン・フィルも、見事、精細にその要求に応えている。彼がどういう思いでこの曲を振ったのかは僕には知るよしもないことだけれど、描き出しているのは、我々が常日頃目にしている地球上に存在する海ではなく、生命が誕生した、生命が還っていく海のような気がする。しかもそれは個人の意識を遙かに超えた、この世の生命全てが関わっている海だ。
 ただ個人的な感想を言わせてもらえば、それは僕としてはやや“大きすぎる”。ドビュッシーの見せたかったスケールよりも、大きすぎるのではないかと感じる。もちろん、これほどまでに大きな海を見せられるのはカラヤンだからこそできることなのだろうし、僕らは手放しでこの名演奏・名指揮を賞賛するしかないのだけれど。


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