2004年12月22日

wonderful life

 僕はこの1年間、進んだ時計の針を0に戻すような作業をし続けてきた気がする。動いた駒をスタート地点に戻そうとし、掘り続けた井戸の穴を埋めてきた。でもそれで全くの0になるのかと言うと、そうでもない。それまでのことを全部抱えて0に戻る。良いことも悪いことも、全部抱えて、僕はきっと全く新しい世界に飛び込むことを目指している。
 人生なんてそんなことの繰り返しじゃないかとも思う。その周期が長いのもあるだろうし、短いのもあるだろう。始まりがあれば終わりがある。おそらくこの作業だけが、始まりはあるけれど決して終わりがない。1つだけ確かなのは、それは既に始まっているという事実だけだ。
 その過程で得たものと失ったもの、どちらが多かったかなんて多分考える意味はない。得たものというのはそれが失われたところでまた0に戻るだけの話だし、何もないところから失われることはない。そして得たと感じているものだって、きっといつかは失われる。そのことを考えるとすごく不安だし、怖いけれど、そんなことを考えて生きるには、多分僕たちの人生はあまりに短すぎる。
 できれば一瞬、この一瞬を大切にして生きていきたい。ぼんやりとした未来よりも、確実な現在を胸に。そしてそれが確かな未来へと繋がっていくはずだ。もし僕の人生に何らかの意味があるのならば、この膨大な世界を相手に必死に生き抜いていかなければいけない理由があるのならば、終わりのことなんて考えるまでもないのだろうから。
 そして僕は、明日23になる。

Posted by take at 23:58 | TrackBack(0)
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