2004年12月25日

クリスマスはベートーヴェン

 世の中には不可解なことがたくさんあるけれど、昨晩、なんとなくベートーヴェンが無性に聴きたくなった。なぜかバーンスタイン指揮のものを。理由はさっぱりわからない。
 実のところ、僕はベートーヴェンがあまり好きじゃない。多分クラシックの代表格みたいな扱われ方をしているからだと思う。ベートーヴェンってそんなに偉いのかよ、というか、そんなに素晴らしいものなのかよ、という気持ちがある(実際には偉いし、素晴らしいのだろうけど)。やけに重々しいし、大げさだし、何より難解だ。世の中が「クラシックと言ったらベートーヴェン」みたいな感じになっていることが、僕をクラシックから遠ざける原因の1つになったことは間違いない。
 だがしかし、バーンスタインに魅せられてから、少しだけ見方が変わった。思えば、僕は家にあったカラヤン(6番と9番)でしか、まともにベートーヴェンを聴いたことがない。カラヤンはもちろん過去最高の指揮者の1人であるけれど、ただ彼は独自の解釈をかなり持ち込むので、もしかしたらまた印象も変わるかもしれないと、僕はバーンスタインを求めた。
 横浜はこれでもかと言うほど人が溢れていて、そういえば今日がクリスマスなんだということを実感したけど(なんとなく日本ではクリスマスよりもイヴの方が重視されてる気がする)、まあそんなことはどうでも良くて、とにかくバーンスタインのベートーヴェンを求めてHMVへ。でも残念なことに置いてなかった。今年の改装でクラシックコーナーが移動・縮小されてしまい、品揃えがかなり悪くなってしまったのである。一瞬渋谷まで足を伸ばそうかとも思ったんだけど、タワレコがあったことを思い出し、そっちへ。
 初めて言った横浜のタワレコは、それほど大きくはないし、全体的に雰囲気が好きになれないんだけど、クラシックコーナーがかなり充実してて驚いた。HMVの4倍ぐらいの広さがある。品揃えも結構いい。ということで見事バーンスタインの全集を見つけ、その後ちょっとうろうろしてたら、意識を失っていたのか気づいたらカゴを手にしていて、中には何枚ものCDが。まあいいや、クリスマスだし(?)。
 良い音楽が聴け、美味しいご飯が食べられれば、僕はそれでハッピーなのである。

Posted by take at 17:27 | TrackBack(0)
Comments

 そうなんだ〜、ベートーベンはバーンスタインか、メモメモ。私は朝比奈隆さん(関東の方はなじみ薄いかも)のものが好きです。国内のプロの(?)クラシックファンの方達からは評価が低いのですが。いいんです、私が、好きなのだから。
 よいクリスマスプレゼントですね、自分への。私も何を血迷ったか、ラテン語の入門書と問題集を自分へのプレゼントと称して買いました。薄〜い本なのに7000円弱しました。takeさんのCDよりきっとずっと安いです。辞書は良いのが無かったので次回にしました。

Posted by: 何故だかずっと眠たい り at 2004年12月25日 20:53

 僕がバーンスタインを選んだのは本当に適当なので・・・ただ家に帰ってきてからずっとベートーベン漬けなんですが、何だかますます彼を気に入ってしまいました。うまく表現できないけど、凄く「王道」という言葉が似合うというか。僕はいわゆる正当派が好きなのかもしれません。ストレートど真ん中みたいな。
 朝比奈さんって、たしかベートーベンたくさんやってますよね。残念ながらきちんと聴いたことはないのですが…。音楽の感じ方って本当に人それぞれで、特にクラシックなんてそれが顕著に出るから(というか全てが曖昧)、もう途方に暮れてしまいます。以前カルロス・クライバーの追悼CDを買ったとき、一緒に並んでた6番「田園」も買ったのですが、面白くないので2回しか聴いてないし…。
 ちなみに交響曲全集は5700円ぐらいでした。安かったです(笑)。

Posted by: take at 2004年12月26日 00:03

 丁寧なレス有難うございます。私は朝比奈隆さん自身がとても好きなので、「ベートーベンチクルス」生で演奏よく聴きに行きました。亡くなられてもうすぐ三年(確かこの29日が命日)になりますが、「指揮者は立てないと終わり」と言って、最後まで90歳過ぎても2時間半ぶっ通しで、立ったまま指揮される事もありました。
 気骨のある明治の男で、尊敬してました。私の理想の男性です。

Posted by: もう寝ます り at 2004年12月26日 01:08
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