年忘れ音楽談義 vol.2


feat. Eric Clapton

 僕がエリック・クラプトンを知ったのは、おそらく僕らの世代の多くの人達同様、"Change The World"がきっかけだったと思う。ヤードバーズもクリームも、デレク&ザ・ドミノズも知らない。ちなみに僕が初めてこの曲のCDを手にしたのは、プロデューサーを務めたBabyfaceの『MTV Unplugged NYC 1997』。クラプトンはギターのみの参加。高1の時、渋谷のタワレコで紹介されていたのを何気なく試聴して衝撃を覚えた。多分初めて買った洋楽のCDだと思う。
 話が飛んでしまったが、そういうわけで僕が知っているクラプトンには既にロック色はほとんどなく、スローハンドと呼ばれていることや、三大ギタリストの1人なんてことはどうでも良かった。古くからのファンは嘆いているのだろうが、A.O.R色が強まったクラプトンが好きになった。

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ONE MORE CAR, ONE MORE RIDER/Eric Clapton

 このアルバムは、大規模な世界ツアーはこれが最後と宣言(一部メディアでは引退宣言と受け取られた)したReptileツアーのライブ盤。曲順がそのままライブでの演奏順になっているという。
 クラプトンのCDはエンジニアがいいのか、非常に音がいい。いや、音が良いというか、僕の好みの音作りになっている。全体的に音が艶っぽく、特にバスドラとベースが立体的なのである。このCDも例外ではない。
 内容も新旧織り交ぜられていて素晴らしい選曲になっている。アルバム通しての印象として、リズム隊がすごく安定している。ネーザン・イースト(ベース)とスティーブ・ガッド(ドラム)なんだから当たり前といえば当たり前なのかもしれないが、本当に凄い。彼らが地盤をしっかりと固めているので、その上で皆伸び伸びとプレイしている。まさにプロの仕事という感じだ。
 そして圧巻なのは何と言っても"Layla"の後半ピアノソロ。これはもう涙もの。オリジナルより全然いい。悲しみ、苦しみ、全てがやさしく包まれる。まるでそれまでの罪全てを許すかのように、胸に温かな光が灯る。

 ちなみに日本人向けの金稼ぎといった批判があるけれど、人に勧めるなら『BALLADS』も悪くない。全体的にまとまりがある。『One more car, One more rider』からは"Change The World"、"Over The Rainbow"、"Layla"を収録。これに入っている"Wonderful Tonight"のラスト、女性コーラスの声が美しすぎる。

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BALLADS/Eric Clapton

 クラプトンは世界を制覇してしまったのではないか。彼の曲を聴いていると、そう思ってしまう。


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横浜市の端に在住
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