昨日の「メーカーを見る目を養うガイダンス」のお話。簡単にまとめれば、学生達は大手メーカーばかりに目を向けがちだけど、こういうところもあるんだよという紹介。
まずは1時間半、コンサルタントの方による就職活動への臨み方、メーカーの最新動向についての説明。この手のセミナーへの参加は初めてだったので、結構有益だったと思う。が、メーカーの動向に対する私見については、僕からすれば論拠が不明確でやや不満。何でそんなこと言えるの?みたいなことをズバズバ言っちゃってるから、この時期の学生に対して見せる資料としては適切ではない気がした。何か意図的なものを感じたし。まあ疑り深い性格です。
その後は5社が自社の説明をした後、各ブースにわかれて質疑応答。参加企業はブラザー工業、日本ガイシ、村田製作所、日本モレックス、ディスコ。いずれの企業も知名度という点では今ひとつだが、それぞれ独自の技術・強みを持っているというところ。
印象的だったのは、どこのエンジニアの人達も皆本当に嬉しそうに自分達の技術を語ってたこと。ああ、仕事が楽しくてしょうがないんだなっていうのがこっちまで伝わってくる。村田製作所の人が一番ニコニコしてたかな。「これが先週特許をとった基盤で〜」とか言われて基盤見せられたって分かるわけない。ブラザー工業は欧米のシェアが凄いことに興味があったので、セッションとは別に人事の人をつかまえて話を聞いてみた。こんなこと聞いていいのだろうか?みたいな質問を思い切ってしてみても、丁寧に答えてくれたのが嬉しかった。
基本的に日本は製造業でしか外貨を得られないから、はっきり言ってしまうと日本を支えているのは技術者である。そして僕らは、もちろん個々の差はあるけれど、知らないうちに大学・大学院でエンジニアになるための訓練を受けてきている。偉そうに聞こえるかもしれないけど、要するに僕らが日本を支えるのである(僕がその一員になるかどうかはまた別の話だが)。ノブレス・オブリージュを気取るわけではないが、そういう意識を少し持っても悪くないのかなと思う。
会場にいた時はあまり感じなかったが、帰りの電車の中で、今まで自分が描いていた未来像が揺らぎ始めた。会場にいたエンジニアの人達、やっぱり格好いいんだよね。ずっとエンジニアに対してはネガティブなイメージを持っていたんだけど、それがどんどん変わってきている。多分僕はエンジニアになる方向に向かっているし、なるべきだし、なりたい。困ったな、チャンスというか選択肢は無限大だ。自分にとって意味のある選択肢をいくつ見いだせるかが鍵なんだろうな。
ただそれが僕にとってプラスかというと、実はそうでもない。自分の周りにパラパラと散らばっていたものが、ある1点に向かっているのを感じている。良いことなのかもしれないけど、なんとなく寂しいし悲しい。ちょっとした失望感みたいなものもある。夜あれこれ考え過ぎてふさぎ込んでしまってたんだけど、メッセンジャーとFMに救われた。ありがとう。まだ終わりじゃないかな、と思った。
高校の時の担任が卒業式の日、僕らに言ってくれた言葉を今になって思い出す。
「地位も名誉も給料もいいから、自分の好きな仕事をして下さい。」
若さって良いなぁ、気概があって。
先日、どこか(失念!)の社長が「これからは理系の知識がある(又は素早く理解出来る)人がトップに立たないと、国際競争でやっていけない」と仰ってました。
就職活動、精神的に大変ですよね。「何かを選択する」事は、結局「他の全部を捨てる」事なんですよね。だから、難しい。
私の就職活動の頃の人気企業(銀行・証券等)も、随分潰れたり、吸収されたりしてる(笑)。ここ数年、社会の変化の速度が上がってる気がします。だから、takeさんの眼で良いと思った所を選んで下さい。賢明な方だから、きっとその様な選択をされるでしょう。「いらん事言い」な私(笑)。ただ、寒い(ストレス溜まると免疫力が落ちる)ので、風邪等召しません様に。
>「何かを選択する」事は、結局「他の全部を捨てる」事
これ、僕が今一番思っていることかもしれません。自分に何ができるわけでもないのに、可能性が限定されることが凄く怖いというか、埋もれてしまうことを恐れてます。そんなことばかり言ってちゃダメなのはわかってるんですけどね。
できる限り自分と素直に向き合って、仕事を考えていきたいなと思ってます。それが正しい選択だったら一番だけど、終身雇用が崩壊した今、今後いくらでもチャンスはある気もしますし。