ついに始まった2005年フォーミュラワン世界選手権。でも残念なことに、裏では初っ端から結構どろどろとしたことが起こっている。
事の発端は万年最下位のミナルディチーム。このチームが資金不足を理由に、今年の新ルールに適合しない去年のマシンで開幕戦を戦おうとした。しかしレースを統括するFIAがそんなのは認めないとこれを拒否、ミナルディ側はオーストラリアの最高裁に差し止め命令を請求、そして裁判官はこの言い分を認めた。
で、大変なのはここから。この決定はFIAの知らないところで下されたため、FIAが激怒。たかが国の裁判所に、自分達が統括しているルールについて口出しされたらたまったものじゃない。ということで、FIAの会長はミナルディにこのままならオーストラリアGPそのものを中止すると脅した(らしい)。さらに、オーストラリア自体にも不快感を示しており、F1やラリー選手権の今後の開催を見合わせると取れるようなことを示唆している。結局ミナルディ側はこれを受け請求を取り下げ、おとなしく今年のルールに合ったマシンへと変更し、予選に参加。できるなら最初からそうしろよと思うのだが、彼らには彼らなりの事情があるのかもしれない。
そしてこの件で一番怒ったのはF1のドン、バーニー・エクレストン。今まで資金援助をしてきてあげたというのに、そんな風にたてつくのならF1から離れるべきだとチーム監督を痛烈批判。今年ジャガーがレッドブルに、ジョーダンはミッドランドに売却され、それぞれ財政難を乗り越えてきた。そんな中いつまでも問題を抱え続けているミナルディは見てられないということだろう。
他にもミナルディを支持する、支持しないとチーム間で意見が分かれたり、この問題単体だけでなく他にもある問題を結びつけて論争が起こるなど、もうめちゃくちゃ。醜態もいいところである。ちなみについ先ほどミナルディチーム監督が、このFIAの脅迫まがいの行為を取り上げ、FIA会長は辞任すべきだなんてことを言っちゃってる。
僕はゴシップ記者よろしく、こんな過程を1つ1つ拾って見ていかなければならない。最初はちょっとだけ面白かったけど、もううんざりである。どこの世界にも政治があるのはわかるが、モータースポーツの頂点にあるスポーツなのだから、もう少しプライドを持って欲しい。