Silk Degrees


silkdegrees.jpgSilk Degrees/Boz Scaggs

 あまりにも有名なこのジャケット。渋い。ベンチにかかる女性の手は一体何を・・・?ボズ・スキャッグスの出世作であり、AORの最高傑作の1枚だろう。グラミー賞を取ったりもしているので、名実共に歴史的名盤。

 声は少しクセがあって好き嫌いが別れると思うけど、サウンドは完璧。バックミュージシャンはデビッド・ペイチ、デビッド・ハンゲイト、そしてジェフ・ポーカロと、TOTOのメンバーが揃ってる。というか、これがきっかけでTOTOが結成されたはず。カリフォルニアサウンドに乗って、軽く世界を包み込む。

 1曲目の<What Can I Say>でいきなりワクワクさせてくれる。ファンクでありロックでありポップ。<Georgia>は、サビのファルセットがとんでもない。よくこんなんで成り立つよなというぐらい、ギリギリのファルセットを聴かせてくれる。<Lowdown>はぶっ飛ぶ。リズム隊がめちゃくちゃ凄い。<It's Over>は恥ずかしながら歌詞で泣いてしまった。受け入れなきゃいけない終わりというものは、たしかにあるんだよね。
 共通してジェフ・ポーカロのドラムがとにかくいい。この時代を彩ったのは間違いなく彼だろう。

 そして個人的に世界3大バラードのうちの1曲だと思っている<We're All Alone>。歌詞がいい。サウンドがいい。特にピアノが何とも言えない味を出している。全てが完璧で涙を誘う。
 もし僕が死んだら、葬儀のバックにはこれを流して欲しい。そういう類の曲ではないのかもしれないけど、「人は皆一人なんだ、明日からはまた新しい自分になるんだよ。大丈夫だよ」みたいな感じの温かい曲。歌詞の解釈からは"二人っきり"とも取れるけど、僕はそう解釈している。

Close the window, calm the light
And it will be all right
No need to bother now
Let it out, let it all begin
All's forgotten now
We're all alone
All alone

 ちなみに輸入盤の方が価格は安いけど、リマスターされたものが昨年発売され、どうやら圧倒的に音質が良くなっているらしいので、国内盤をオススメ。それだけ日本で支持されてるってことなんだろうな。1976年の作品なので、今から約30年前。それが未だに愛され、リマスタリングまでされているとはただただ驚くばかりである。


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コメント(2)

突然お邪魔します。

僕も、「人は皆一人なんだ(その孤独を君とともに・・・)」という意味ではないかと思っていたのですが。やわに「二人だけだね」という感じよりもハードでよいと思いますが。本当のところは、どうなんでしょう。

>anothertrackさん
はじめまして。
一応国内盤の歌詞カードには「ふたりっきり」とありますし、
歌詞からもAimieと二人きりと受け取れるので
おそらくは二人きりじゃないでしょうか。
でも、僕も皆孤独なんだよという解釈の方がしっくりきてます。
実際のところは本人に確認してみるしかないのでしょうが…。

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take(take@blue-jam.com)
1981年12月23日生まれ
横浜市の端に在住
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