2005年06月19日

就職活動との戦い

 断言しよう。就職活動というものは最悪だと。もちろんこれは僕がそう感じただけであって、この意見を一般化するつもりはない。しかしとにかく、僕にとっては最悪としか言いようがないものだった。二度としたくない。

 弱音を吐きたくないけど、2月の終わりから5月の中頃まで本当に辛かった。間違いなく精神的にやばかったと言い切れる。特に4月に入ってからが凄かった。そのときの文章を見れば、なんとなく理解してもらえるのではないかと思う。平静を装ってるつもりでも、実は・・・なんてことだらけ。
 まあでも、こういう試練みたいなものも僕には必要だったのではないかとも思う。割と今まで苦労せずにのらりくらりとやってきたから、社会に出る前に一度苦しんでおけよ、ということなのかもしれない。だから就職活動はあらゆる意味で最悪ではあったけれど、それは僕にとって必要なものだったのかもしれないと感じている。今は。

 自分は何をやれるのか、何をやったらいいのか。他にないのか、本当にそれでいいのか。そのことでずっと悩み続けた。決まったら決まったでそれに向けて挑んでいくわけだけど、僕らは金持ちの子供に与えられたおもちゃのように扱われ、飽きられたらすぐにポイ。そしてまた新しい子供の元にいって何とか気に入られようとして、またポイ・・・。そんな繰り返し。ちっぽけな自信・期待がくずれるのは時間の問題だった。
 僕は何か特別なものを持っているわけではないから、ワンオブゼムに過ぎないわけだが、できるものならこの就活のシステムそのものを非難したい。効率的でも効果的でもないし、歪みだらけである。その渦に巻き込まれてしまうと見えなくなってしまうものだけど、ほとんど狂気の世界と言っても過言ではない。適応能力がないだけなのかもしれないけど。僕は利己的だし、偏屈だしね。思い通りにいかないと気がすまない。
 せめてもの救いは、そんな僕でも無事就職できたということぐらいだろうか。

 あと、正直に言えば就職活動とは全然関係ないことの方が辛かった。まさかあそこまで人が僕に影響を与えるとは思いもしなかった。就職活動中だったことがどのように関係していたのかはわからないけど、相乗効果というか、どんどん悪い方向へと進んでいったことは確かである。
 きっと僕は世界で一番弱くて情けなかったと思う。些細なことに心を奪われ、自分で自分を苦しめた。全ての物事に理由を求めた。不確かな未来に怯え続けた。たしかなものなんて何一つないような気がしたし、今までの僕は一体なんだったのだろうと己の存在を否定したい気持ちでいっぱいだった。何をやっても行き止まり。いつしか、過去の記憶にすがることしかできない自分がいることに気づいた。僕はそんな自分に、失望というよりは絶望した。
 今だから言うが、「このチェック項目で当てはまるものが*個以上あったら軽度の鬱病の疑いがあります」なんていうのがあるけど、はっきり言ってほぼ全て当てはまってた。思いっきり体調を崩して3日間寝込んだこともあった。初めて心と体が繋がっているということを知った。自殺は考えなかったけど、「死」について考えることが何度もあった。なぜか宮古の夢を何度も見た。

 ただ、こんな自滅みたいな状態に陥った原因が自分ならば、そこから救ったのも自分だった。今日は何も良いことがなかったし、明日もきっとないだろう。でも心のどこかで、あさってに何かあるのではないか、あさってがダメでも1週間後には、1ヶ月後には・・・なんてかすかな光を信じているところがあって、そんな性格に救われたのだと思う。
 そして5月終わりあたりから、「大切なものは何か」「自分が大事にしたいものは、しなければいけないのは何なのか」、だんだん考えがこっちにシフトしてきて、その答えのかけらみたいなもの、あるいは答えに繋がる指標が見つかったのかもしれない。少しだけ楽になった。幸せは誰かの中に見出すものではなく、自分で見つけるもの。何となくそんなことを考えた。

 就職活動を終えても、まだまだ問題だらけ。そしてきっと、僕の中で確実に何かが始まり、終わった。二度と元には戻れない。そんなもの絶対に受け入れたくないけど、受け入れなければいけない。でも、それでもやっぱり、なんていう気持ちが存在しているのもたしか。
 自分の正直な気持ちと真っ正面から向き合って、これからもしばらくは考えていかなければいけないのだと思う。悲しみや苦しみから逃げるわけにはいかないし、逃げたくない。強く、やさしく、フェアに。一貫性を持って。これを胸に、まだまだこれからも。これからもずっと。

Posted by take at 12:44 | TrackBack(0)
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