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 これもAORの名盤。まばゆく光るものはないかもしれないけど、きちっと磨き上げられた音楽とでもいうか。アルバム最初から最後まで圧倒的な完成度。その完成度の高さは衝撃的。

 ペイジズはスティーブ・ジョージとリチャード・ペイジの二人組ユニット。ジェイ・グレイドンがプロデュースということで、この時点で既にどんな音楽がやられているのか予想つきそうだけれど、印象としてはちょっと地味かな。LA発とのことだが、ウェストコーストのサウンドはない。実際のところはわからないけど、スタジオにこもってひたすら完成度を上げることに力を注いだような作品。
 面白いのが、最初ドラムはヴィニー・カリウタが叩いてたんだけど、好き勝手に叩きすぎるのでクビにしたというエピソード。かわいそうに…。今じゃとんでもない話である。収録曲を聴いても悪くないと思うんだけどね。ただ、こういう場面だとやっぱりジェフ・ポーカロの凄さがわかる。いい仕事してるなあ。

 収録曲ではやはり何と言っても<O.C.O.E>(Official Cut Of the Eightiesの略)。これはもう凄い。かっこよすぎ。<TELL ME>なんかも単純ながら切なくていい。<COME ON HOME>のトム・スコットのサックスも絶品だなあ。なんでこんなに映えるのだろう。
 中期のスティーリー・ダン(Pretzel LogicとかKaty Liedとかあたり)が好きなら絶対気に入ると思う。好きじゃなくてもAORというより音楽好きなら間違いなく気に入ると思う。多分。

 余談。このアルバムをはじめとして、AORのアルバムは日本が権利を買ってCD化・再発してるものが結構多い。その証拠にAmazon.comで調べてみたら、このアルバムは日本版が紹介されてた(35$もする!日本だと1800円なのに)。[IMPORT]なんていう表記があって感動。日本からの"輸入盤"なのである。
 日本人ってこういうマニアック(?)な音楽に対して非常に熱心なところがあって、事実AORのマーケットは日本人が支えているような部分もあった(今もある)。いい音楽をいいと評価する力があり、しかもそれを支援し続ける。本当に素晴らしいことだと思う。ということで買わないと損ですよ。なんてね。
 でね。もうすぐ大量にリマスタリング再発があるんですよ。もちろん既に持っているCDもたくさんあるし、これがあるので発売されてるのに(ほとんどが20年以上前の作品なので当然だけど)買うのを我慢してる作品もある。単なる紙ジャケで再発ぐらいなら買わないのだけど、リマスタリングと聞くとつい手が伸びてしまう。やめてほしいなあ、こういうの。エアプレイとかもう1枚買っちゃうんだろうな…。


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take(take@blue-jam.com)
1981年12月23日生まれ
横浜市の端に在住
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