2005年07月30日

また一つ終わりが

 形あるものはいつか変わるものだし、形のないもの、例えば人の気持ちなんかも、何かがきっかけで変わってしまう。それはほんの些細なことだったとしても、決定的に。これまで嫌というほど目にしてきた。終わりを味わってきた。そしてまた一つ。

 ここのリンクには載せてないのだけれど、僕が密かに楽しみにしていたブログが突然最終回を迎えた。文章も内容も非常に良くて、僕が持っていない何かを、僕の理想の形で持っている人だった。もう二度とその人の文章を読めない。考えていることを知ることができない。そう思うと、単純に寂しいという気持ちでいっぱいになった。
 その人はいくらかの教訓を僕らに残してくれた。最後、きちんとした形で幕を閉じた。立派だと思う。でも正直に言えば、そんなのはいらないから、もっともっと色々なことを僕らに教えて欲しかった。僕は本気でその人が目にしている世界を勉強しようと考えていた。人生をかけて挑んでいく価値のあることだと思っていた。

 やっぱりこの世に絶対なんていうものはなくて、全ては相対的なことであって、それはあらゆる要素によって不確実な変動を見せていく。だから人生は面白い、なんて言うこともできるのかもしれないが、そんなのは綺麗事で、終わりがきたときは底のない悲しみに包まれる。いつまでも、どこまでも。そんな悲しみをためて、必死にそこから立ち上がって、その結果また悲しみに出会って。

 いつか失うことがわかっているのに、なぜ人はそれでも求め続けるのだろうか。

Posted by take at 03:00 | TrackBack(0)
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