PIANIZMIX


pianizmix.jpgPIANIZMIX/塩谷哲

 あの伝説のサルサバンド、オルケスタ・デ・ラ・ルスのメンバーだった塩谷哲のソロアルバム。6枚目かな。この人はベートーベンの"再構築"に挑むなど、どこか実験的な音楽を好むところがある。とは言えアプローチとしてはクラシックよりではなくフュージョン系。正当なフュージョンピアニストという印象。

 塩谷哲は、芸大音楽部で作曲を専攻していた(確か中退)こともあって、曲作りにこだわりを持っているのだと思う。その独特の感性で作られた曲は、先ほども述べたとおり実験的な意味合いの強いものが多いのだけど、何というか、常に先端(最先端ではない)であり続けようという意思が伝わってくる。ときにそれは、僕の理解を越えたものであるのだけれど。
 その一方でクラシック(慣れ親しんだスタイル)な曲の演奏を聴くと、どこか頭一つ突出していることが手に取るようにわかり、そのとき初めてこの人の才能を知ることができる。言葉にはしづらいが、あらゆる点において1つ先を行っているように感じる。感動と言うよりは驚き。

 アルバム自体は、テーマが「PIANO GENOMを組み替える」とのことで、森俊之の参加・ミックスによりファンク色がかなり強くなってる。たしかにぶっ飛んでる音楽なんだけど、ちょっとやりすぎのような気も。
 優等生がそのまま音楽やっても面白くないから、ちょっと異色を混ぜてみました。ちょっと混ざり過ぎちゃった気もするけど、一応きちっとしたところもあるよ。みたいな感じかな。

 まあそういうのも全部含めてフュージョン(融合)なわけで。日本にもこういうアーティストがいるというのは凄く喜ばしいことだと思う。


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横浜市の端に在住
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