
ブダペスト3日目。ハンガリーを好きになった日。今回の旅行で一番おいしいものを食べた日。相変わらず予定はほとんどなく、思いつきで適当だったけれど、それなりに色々なことがあった。
・バルトーク博物館
これまた全く知らなかったのだけど、バルトークもハンガリー出身とのことで、朝一番で彼の博物館に行くことにした。モスクワ広場からバスに乗って終点まで。バスの停留所がわかりづらく20分ほどさまよったが無事バスに。
ちょっと中心部から離れ、完全に住宅街の中を歩くこと10分強。看板も何も出ていないのでちょっと大変だったけれど、ガイドブックに載っていた住所と同じ建物を発見。ハンガリー語なんてさっぱりわからないが、掲示板みたいなのにコンサート案内のようなことが書かれている。間違いないだろうと思い、門を開けて勝手に入った。

が・・・何か様子がおかしいなと思い建物を1周してみたところで、中から住人らしき人が登場。これまたハンガリー語で何を言ってるのかさっぱりわからなかったものの、どうやらやってないらしい。定休日ではないはずなのだけど、とにかく「ノー?」と聴いたら「ノー」と答えられたのでダメなのだと思う。そんな、せっかくここまで着たのに・・・。
ということで、建物しか見ることができなかったバルトーク博物館。残念無念。
・国会議事堂とメキシコ人
いきなりやることがなくなり、仕方ないから昨日ダメだった国会議事堂ツアーに行ってみることにした。ちょうど時間的にも12時のツアー1時間前ぐらい。今日もやってなかったら・・・とは思ったけれど、この建物を諦めるのはもったいないので。
やってるかなあとおそるおそる近寄ってみると、大行列。チケットを買うための列ということで、見学ツアーはやってました。でも全然列が進まない…。議事堂の周りは完全に鎖でシャットアウトされており、警備の人が様子を見て少しずつチケット売り場へと人を通しているのである。ということで1時間以上かかり、結局12時からのツアーには間に合わず。
それで並んでいる時に「ニホンジンデスカ?」と声をかけられた。振り返ってみると明らかに外人。えっ!?と思ってると、日本語を口にしたのはその人で、ツアーの時間はどのくらいかかるのかと尋ねられた(日本語で)。ガイドブックの情報を教えてあげると、アリガトウと礼を言われ、その後の待ち時間ずっと彼と話していた。
彼の名前はルイスさん、メキシコ出身。8年前に1年間、静岡の裾野で働いていたらしい。それにしてはめちゃくちゃ流暢で、日本語凄くお上手ですねと僕が言うと、そんなことないですと謙遜。なんか楽しかったな。
チケットを買えたのが12時半頃。学生1150フォリント。次のツアーが14時からで、時間がもったいなかったため17時からのツアーにし、美術館に行くことにした。ルイスさんに頭イイデスネと褒められてしまったよ。ちなみに彼らは時間がなかったため、せっかく並んだのに見学できず。残念ね、ルイスさん。
・西洋美術館

世界で2番目に開業したという地下鉄に乗り(工事着工は一番らしい)、英雄広場に。右に現代美術館、左に西洋美術館がある。

建物が工事中ということであまりいい予感はしなかったのだけど。学生600フォリント。
まず、ここは完全に見る人のことを考えられてない作りだった。絵画部分は、絵が縦に3枚ぐらい並べて飾ってあり、一番上のはかなり高く、見上げるような形になる。そしてなんとイギリス・フランス・スペイン展が工事中のため閉鎖…。唯一良かったのは15-17世紀のオランダ絵画特集。あとはファン・ダイクとかを見るとなぜか安心した。でもダ・ヴィンチの彫刻が1点あったし、エル・グレコやリュベンスなんかも。見にくかったけど。他にもエジプト文化や彫刻なんかがあったけど、あまり惹かれるところはなくざっと見ただけ。

この美術館、常設展示は無料で、入場料は企画展の分。企画展はアルブレヒト・デューラー。まさかハンガリーでドイツ美術に接することができるとは。これはなかなか良かった。版画やエッチングの作品がところ狭しと並んでて、ここだけ人が多かった気がする。
それでも合計2時間半ぐらいで全部見終えてしまった。
・ハンガリー料理
ブダペストに到着した日はストックしておいた食料ですませたし、先日は中華にマックと、ハンガリーらしいものを何一つ食べてない。ということでこの日はハンガリー料理を食べようと決意。ちなみにネットカフェで投稿した後のことです。

様々な店が並ぶヴァーツィ通りから一本はずれた場所にある、価格も手ごろな店に入ってみた。そうしたらこれが当たり!


頼んだのはグヤーシュというハンガリーを代表するスープと、チキンをバジルで味付けしたもの。両方ともめちゃくちゃ美味しかった。今回の旅行で文句なく一番。チップ込みで2500フォリントぐらいだったと思う。
・国会ツアー

そういうわけで国会ツアー。誰かに色々と説明してもらうのもいいものだね。ハンガリーの至宝、1000年から950年間に渡って王から王へと継がれていった王冠もちゃんと見られた。フラッシュ禁止なので、写真に収めたい人は三脚を持っていくといいかもしれません。ハンガリーに限ったことではないのだけど、そういう歴史の重みみたいなのに惹かれたな。現在の存在に対して、きちんとした理由、過去があるとでもいうか。

国会議事堂のデザインはコンペテイションが行われたらしく、議事堂の右前にあるこの建物が2位だったとか。3位はその隣にある民族博物館。

・夕焼け、夜景
国会議事堂ツアー終了後、ドナウ川に行ってみるとまさに夕陽が落ちようとしているところで、すごく綺麗な景色に感動。そこで1時間ぐらいずっと太陽が沈むのを眺めていた。

もう一枚。空が変わるのが面白い。

そして日が沈んだら沈んだで、夜景がすごい・・・。さすがドナウの真珠と呼ばれるだけのことはある。僕には不必要なロマンチックさがあったよ。諸事情によりぶれまくりだけど、この1枚しか撮れなかったので…。すみません。

そしてここでデジカメの電池切れ!ということで、ブダペスト最終日分は・・・。
ともあれ、最初にも書いたけど、ハンガリーを好きになった。そもそもチェコやドイツと比較すること自体間違っているんだな、と。