THE PAST & THEN


thepastandthen.jpgTHE PAST & THEN/角松敏生

これまで愛した曲×これからも愛する曲=ずっと愛せる曲

 前作の『Fankacoustics』及びツアーでやった"Elastic side"が気に入ったらしく、新曲とリアレンジした過去の曲で構成されるアルバムは全編アコースティック。

 正直に言えばちょっと物足りないのだけど、彼はリアルタイムで生きるアーティストとして、新たなスタイルを探し続けているのだろう。きっといつか、何か変わらないものが見つかるまで。

 前々作『Summer 4 Rhythm』ではバンドスタイルの原点回帰みたいなことをやり、そして今回アコースティック。何となく企画色が強いのが否めないのだが、それでもきちんとしたアルバムに仕上げてくるところがさすがだと思う。リアレンジの曲も、なんかマニアックで面白い。聞き慣れた曲がこんなにも印象が変わってしまうのかと感じたのもあるし、やっぱり変わらないんだなと感じたものもあった。青木智人のベースに、梶原順のギターという組み合わせがたまらなくいい。

 新曲では角松レギュラーバンドの他に森俊之を起用し、キーボード奏者3人なんていう前代未聞のことを。楽しいことやってますね、角松さん。ただ<リカー!!>や<氷の妖精>は、詞がメロディにのってないのが気になる。もしかしたら作曲方法が変わったのかもしれない。それともアコースティックの特色なのだろうか。でも<RAIN MAN>や<I'm Lovin' You>なんかはすごく好き。
 そして歌詞が新たな方向性に向かっていることは明らかで、好き嫌いはわかれるのかもしれないが、僕は受け入れていきたい。最近の自分の心境と共通するところがある…。角松が年をとれば僕だって年をとる。もう7年以上の付き合いだ。僕が彼の境地に達するのはまだ早すぎると思うのだけど。

 僕にできることは、決して飾らず、等身大の自分で彼の音楽と対面し、そして愛していくことなのだろう。でもアコースティックはほどほどに、たまにはバリバリのAORをやって欲しい。日本でAORをやれるアーティストは本当に数えるほどしかいないのだから。


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1981年12月23日生まれ
横浜市の端に在住
音楽と夏と海をこよなく愛してます。
強く、やさしく、フェアに

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