CHINA


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 カナダ出身の三人組なのになぜかチャイナというバンド名。1981年発売で、ワン&オンリーのアルバム。すなわちこれ1枚残して消えてしまった。でもAORの名盤として名高いのです。20年以上の時を経て、例によって日本で世界初CD化。
 それにしてもジャケットがなんだかあやしげですね(日本オリジナルらしい)。

 チャイナは3人それぞれで曲作り・ボーカルを担当しており、Danny McBrideとChris KearneyはよくAORにあるヘタウマ、一方Bill Kingはきちんとソウルフルな声を聴かせてくれる。個人的にはBill Kingが一番好きかな。他のメンバーについては、同じようなことをやれる人が他にもいる気がしなくもない。コーラスは地味なんだけど、スケールがでかいのが特徴。あまりクセがなくて聴きやすいので、ふとした"繋ぎ"に、とりあえずチャイナで、みたいな感じで聴いたりしてます。

 ミュージシャンはジェイ・グレイドンが絡んでいる時点で豪華になることが決まっているようなもので、マイケル・ボディッカー、エイブラハム・ラボリエル、リー・リトナー、マイク・ベアード、アンディー・ニューマークなどなど。べらぼうにうまいというか恰好いいです。あとジェフ・バクスターなんかの名前も…。

 きっとこの80年前後という時代は、AORが量産されたのだろう。**の素を買ってきて、決められた食材を入れ、マニュアル通りに調理する。誰もが美味しいと納得する料理が出来上がる。そんな風にして良質な音楽が出来上がっていった。だからこそ、このチャイナみたいにとびっきりのアルバム1枚残して消えてしまうバンドも数知れずあった。

 こう書くとネガティブな意味合いに取られてしまうかもしれないけど、僕は決してそういう風には思っていない。おそらくこの量産のおかげでスタジオミュージシャンたちが幅広く世間に高く評価されるようになったのだろうし、残された音楽は20年以上経った今でも多くの人たちに愛され続けている。90年代後半以降、日本のポップスが終わったのとはわけが違う。どう違うかは聴いたら誰でもわかると思います。少なくとも、こっちには音楽に対するリスペクトがきちんとあるからね。


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take(take@blue-jam.com)
1981年12月23日生まれ
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