Summer 4 Rhythm/角松敏生


s4rhythm.jpgSummer 4 Rhythm/角松敏生

 夏だ!太陽だ!海だ!と直情的な想いがこめられたアルバム・・・かどうかは知るよしもないけれど、角松の"夏アルバム"。陽射しが強くなり始めた夏の始まりから、秋の気配を感じさせるところまで連れていってくれる。

 タイトル名の4はバックミュージシャンの数を表していて、沼澤尚(Ds.)、小林信吾(Key.)、浅野祥之(G.)、青木智仁(b)の4人が基本構成。青木さん・・・この人がいなかったら、この構想はなかっただろうし、もしかしたら日の目を見ない曲もあったかもしれない。あなたがこの世を去ってから最初の夏です、青木さん。

 1曲目の<BEAMS>から9曲目の<桃色の雲>まで、比類なき展開の良さを見せます。夏を一気に駆けめぐる。曲によってはギターのカッティングを角松が左チャネル、ブッチャーが右チャネルで聴かせてくれるものがあってすごく心地良い。夏を音楽で語らせたら、この人の右に出るものはいないだろうと思う。シンプルなサウンド構成だって聴かせられるものがあるんだということ。実際はサックス(本田雅人)やストリングスも登場しているのだけどね・・・。

 そこで夏は終わりで、あとは最後の締め。バラードの<Last Flight>は<Ramp In>続編と位置づけられているらしいけれど、元々<Ramp In>は日航機墜落のスチュワーデスに捧げられた曲だしな…。今年も過ぎ去りましたね、8月12日が。だから続編なんて初めからないし、あってはいけない。

 11曲目、特別な思い入れのある<Gratitude>。歌詞がそれまでに角松が見せたことのないやさしさに溢れていて衝撃的だった。21歳の夏、1つ1つの言葉が胸に落ちていきました。

 最後に<君のためにできること>。これだけギターが梶原順。エリック・クラプトンの<Layla>でスライドギターを弾いたデュアン・オールマンみたい・・・とは言い過ぎかもしれないが、この人選はさすがだと思った。ちなみに20周年リベンジのアンコールでやった、ポンタさんのドラムアレンジが耳に残って離れません。前向きな歌。少しずつ歩いていけたらなと思う。

 たった3年前に出たアルバムなのに、このアルバムと過ごした夏は、はるか遠く昔のように感じる。


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take(take@blue-jam.com)
1981年12月23日生まれ
横浜市の端に在住
音楽と夏と海をこよなく愛してます。
強く、やさしく、フェアに

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