Kazumasa Oda Tour 2008 今日も どこかで


Image154.jpg明治安田生命 presents
Kazumasa Oda Tour 2008
今日も どこかで
2008.5.21 横浜アリーナ

 初めて小田和正を聴きに行った武道館から3年。あの時からずっと念願だった、"僕ら"の地元横浜で聴くことができた。横浜は特別な場所。小田さんにとっても、そして僕にとっても。いつかこの街を出て行き、別の場所で暮らし始めたとしても、横浜はいつまでも特別な存在として僕の中に残り続けるのだろう。

 まず会場に入って驚いた。知らない方のために説明しておくと、横浜アリーナは陸上競技場みたいな楕円形をしており、普通長軸方向にステージを構成することが多い。が、今回は短軸方向。というわけで、ステージ真っ正面から見られるアリーナCブロックだよ(距離は一番あるが、全体を見渡せる)と喜んでいたら、ステージは思いっきり90度の位置に。まあ、距離的には前から10列目ぐらいの位置だったので、そんなに悪くもなかったのだけど。ただ、実は小田和正はステージにいることは少なくて、曲の半数以上はステージから延びた花道の中央や、隅の人にも見えるように左右両端で歌ったりするのでした。おまけに走る走る。61歳なのに走りまくる。客席にも突入しちゃったりして、彼の姿をこの目で見たいと思ってきた人たちは絶対満足できたんじゃないかな。

 内容は良くも悪くも期待通り。この3年の間に新曲が何曲が出たけど、前みたいにアルバムをテーマとしたツアーじゃないから、前回+ちょっと新曲みたいな構成。定番のオフコースも何曲か入るし、小田和正と言ったらこれという超有名曲もやっぱりやる。そういうのが楽しみで来る人もいるのかもしれないけど(そういえば隣にいた)、バランス面を考えると、首をかしげざるを得ないところもある。小田さん本人がそれを希望するなら仕方ないけど、そうでなくて旧来のファンを大切にしたいがための行為であるなら、そろそろいいんじゃないかと思う(すごく余計なお世話ですが)。60過ぎてまで過去の呪縛にとらわれなくてもいいだろう。ただ、僕もオフコース時代を知ってたら、また意見が変わっていたのかな。オフコースのデビューが1970年、僕が初めて小田和正を聴いたのは1991年ぐらいだろうから、20年以上ギャップがある計算になる。まあ仕方ないか。

 それにしても、この人は凄い。ボズ・スキャッグスやドナルド・フェイゲンみたいに歳を取れば声が出なくなるのは当然だけど、小田さんは全然衰えを感じさせない。時折歌詞が飛んだり、タイミングを外すことはあっても、安定したあの奇跡の歌声は健在。しっとりと、やさしく、聴かせてくれた。そのせいかどうかわからないけど、僕の頭の中に過去の過ちが次々と浮かんできて、1つ1つそれを再びしまっていった。文字通り、心が洗われた。

 ファンからの「いつまで歌ってくれるんですか?」という質問に、自分でもわからないと答える小田さん。MCではちょっと悪くて適当な小田さん。でも音楽に対しては正直で誠実で、真っ正面から向き合う小田さん。最初から最後まで一生懸命歌ってくれた小田さん。そしてずっと歌ってくれると言ってくれた小田さん。本当にありがとう。16年間ずっと僕の側にいてくれてありがとう。いつだってあなたの音楽が流れていた。

 モアアンコール最後の曲は、やっぱりあの曲。絶対やってくれると思ってた。ピアノのメロディが流れ出した瞬間、涙がこぼれ落ちそうになった。僕が育った場所。ずっとずっと見てきた場所。どんなに変わっても、大好きな場所。

 横浜を愛した至福の3時間。

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