TATSURO YAMSHITA PERFORMANCE 2008-2009


ty2009.jpgTATSURO YAMSHITA
PERFORMANCE 2008-2009

神奈川県民ホール
2009.4.20

山下達郎(vo,g)
小笠原拓海(ds)
伊藤広規(b)
難波弘之(key)
佐橋佳幸(g)
土岐英史(sax)
国分友里恵(cho)
佐々木久美(cho)
三谷泰弘(cho)

 念願の山下達郎。この人のライブが見られたらもう思い残すことはない、っていうぐらい一度は見たかったライブで、何度も何度も抽選で落ち続けようやく手に入った貴重な1枚。青山純&伊藤広規のリズム隊は観られるのか?クラッカーはいるのか?一人多重ア・カペラは何を?と、行く前から非常に楽しみだったライブ。

 期待を裏切らない、人生最高のライブでした。

ty2009_2.jpg 今思えば<高気圧ガール>のイントロのような気もする、達郎さんのコーラスでメンバーが参上。そしていきなりのカッティング、<Sparkle>。初めて見る山下達郎、その存在感の大きさに度肝を抜かれた。ステージで光り輝くとはまさにこのこと。2曲目にしては面白い選曲の<Jungle Swing>。パーカッションはいないけど、ダンダンダンとあのリズム。そして<Blow>に、<ドーナッツ・ソング>。<夏への扉>が聴けたのは本当に嬉しかった。ここまでは一気に駆け抜けた。

 ここから新生バックバンドの腕を試す<ついておいで>に<Paper Doll>。一体何分あるんだと思うほど曲が続き、それぞれの才能をお披露目。ドラムは小笠原拓海、なんと弱冠24歳。山下洋輔カルテットを始め、本田雅人や梶原順のバックも務めている、達郎さんに「将来の日本を代表する」とまで言わしめた天才ドラマー。青山純のような独特なグルーヴを得るにはまだまだ時間がかかるだろうが、テクニックは十二分、あとは時間の問題のような気がする。手数は多めで、非常に器用という印象だった。

 季節に関係なく名曲の<さよなら夏の日>。学生時代、何度この曲を聴いて夕暮れの空を見上げたことか。そして圧巻だったのは<Forever Mine>。この極上のバラードを、しっとりと、最後は独唱で。鳥肌が立つなんてもんじゃなかった。全身の震えが止まらず、ただただ呆然と、そしてせきとめていたものが決壊したかのように涙がじんわり。会場の反応もここが一番だったような気がする。

 メンバーは一時退散して、もはや山下達郎の代名詞、ここからア・カペラタイム。きっと歌ってくれるだろうと思ってた<バラ色の人生>、そしてアルバム『ON THE STREET CORNER2』から<Chapel Of Dreams>。「PAの大音量でお聴きください」なんて言ってたけれど、神奈川県民ホールも、山下達郎の手にかかればなかなか良い音。1つ1つの音は中野サンプラザの方が良いのだけど、響き方が良いなあと。絶対音感がないとのことで、出だしでとちらないようハーモニカを使ってました。そして、きっとツアー開始時は盛り上がっただろうが、相当季節外れになってしまったクリスマス特集。もう幾度となく聴いてきたけれど、生のクリスマス・イブはやっぱり感動しました。実は音楽的にかなり凝ったことをやってる曲。

 そして<蒼氓>。儚く、壮大な歌。恒例の間奏には何の曲を合わせるのだろうと思っていたら、<People get ready>や<友よ>に加え、なんと<Blowin' In The Wind>も。達郎さんの音楽へのリスペクトを感じられるひと時。

 <Bomber>からは盛り上がりタイム。この流れはもしかしてと思ったら、やっぱりきた<Let's Dance Baby>。当然クラッカー持ってません。残念(とは言え、火薬を会場に持ち込んで良いのだろうか…)。間にいきなり、ロイ・オービソンの<Mean Woman Blues>なんかも。そしてオープニングとのリンク、<高気圧ガール>。最後は<Ride On Time>。達郎さんはこの曲でブレイク(レコードのセールス的に)したのはもう誰もが知ってる話だけど、きっと彼にとって大事な曲なのだろう。お約束の、生声パフォーマンス(圧巻!)に拡声器も。なんで初ライブなのに色々と知っているかというと、『JOY』とラジオで流れたライブバージョンから。

 アンコールは<ずっと一緒さ>から。そして<アトムの子>!「空を越えて?」と1番を歌いきり、CDとはまた違うズンドコバージョン。とにかくドラムが凄かった。そしてシュガーベイブの<Down Town>。30年以上前の曲に出会えたよ。Remeber SUGAR BABE. 最後は<Your Eyes>。すっごくすっごく良かった。

 ここまで完成されたライブは、間違いなく人生初。今まで観てきた数十のライブも、もちろん記憶に残る名演が数々あったけれど、山下達郎はあまりにも圧倒的。レベルが違うなんてもんじゃない。もはやライブであってライブじゃない、別のジャンルの音楽パフォーマンス。またいつか観られたらいいなという思いと同時に、今回のが唯一、いつまでも記憶に残る永遠のライブとしてもいいなと思う。それぐらいのライブでした。


セットリスト

01 Sparkle
02 Jungle Swing
03 Blow
04 ドーナッツ・ソング
05 夏への扉
06 ついておいで
07 Paper Doll
08 さよなら夏の日
09 Forever Mine
10 バラ色の人生?La Vie en Rose?
11 Chapel Of Dreams
12 Have Yourself A Merry Christmas
13 クリスマス・イブ
14 蒼氓
15 Get Back in Love
16 Bomber
17 Let's Dance Baby
18 高気圧ガール
19 Ride On Time
<Encore>
20 ずっと一緒さ
21 アトムの子
22 Down Town
23 Your Eyes
That's My Desire(Closing BGM)

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