角松敏生 30th Anniversary Live


tk30thACD.jpgTOSHIKI KADOMATSU
30th Anniversary Live

2011.6.25 横浜アリーナ

角松敏生(vo&g)
江口信夫(ds)
玉田豊夢(ds)
梶原順(g)
鈴木秀俊(g)
中村キタロー(b)
山内薫(b)
小林信吾(key)
森俊之(key)
友成好弘(key)
田中倫明(per)
大儀見元(per)
本田雅人(sax, fl)
数原晋(tp)
中野勇介(tp)
中川英二郎(tb)
千秋(cho)
凡子(cho)

-Special Guest-
斉藤ノブ(per)

 角松敏生、デビュー30周年ライブに行ってきました。20周年は2日間野外ライブと思ったら初日は台風で中止、25周年は終演が0時半近くと、話題に事欠かない5年に一度のお祭り行事。シングルヒット1つないのに、30年歌い続けて、今なお横浜アリーナを満杯にできるっていうのは、彼が残した1つの軌跡だろう。

 横浜では本当に嬉しいオープニングの<Yokohama Twilight Time>は弾き語り。そこから80年代、凍結前の曲を中心に。<I Can Give You My Love>は“He is Back”を思い出させる。あとはこれまでのツアーでもちょこちょこやった曲を中心、名バラード<Ramp In>の流すような曲調はクリストファー・クロスの『The Cafe Carlyle Sessions』みたいで、これはこれでいいかもしれないと思った。涙、涙の<君をこえる日>は、浅野さんを思い出してしまったよ。5年前、いたんだよな。<さよならなんて絶対に言わない>は季節外れだけど大好きな曲。ここで早過ぎるAct1終了。1時間半ほどだったかな。

 休憩をはさんで、ツアー(アルバム)のオープニング曲2連発。ここからは各アルバムの曲をかいつまむような構成。今回は角松の歌いたい曲(の一部)だけが演奏されたとのことだけど、ミュージシャンのこととか、歌いやすさとか、大人の事情も色々あったに違いない。解凍後だけでも13年間でアルバム11枚リリースしてるからね(ベスト除く)。そのせいか、構成がこれまでに比べややまとまりに欠いたように感じ、それこそアルバムごとに順番にやってくれた方が良かったと思うのだけど、それだけ膨大な数の曲を作ってきた証拠なのだろう。

 サプライズはアンコールの<WAになって踊ろう>。AGHARTA名義のこの曲は中村キタローがバックバンドに入っているけれど、それにしては足りないメンバーが多すぎるので期待はしてなかった。色々なことを頭から追いだして、踊れば良いのだ。気持よかった!角松の一番の功績は、中山美穂の<You're My Only Shinin' Star>ではなく、この長野オリンピック閉会で歌われた<WAになって踊ろう>だと思う。僕らの世代でこのメロディを知らない人はいない。売れたのはカバーだけど…。

 今回、この5年間ツアーでずっとバックを務めてきたギターの今剛とベース松原秀樹がいないのが心底残念で、その代わりに鈴木秀俊と中村キタローが助っ人。彼らもレコーディングに参加しているし、もちろん一流のミュージシャンなのだけど、これまでのことを考えると心から歓迎できなかったのも事実。が、途中梶原順の姿が!ベースは山内薫!しかもドラムは江口信夫だと思ってたら玉田豊夢だ!ツインドラムだ!と大興奮。これだけの曲数、ミュージシャンを交代でやらないとやりきれないのかもしれない。これはすなわち、角松バンドのレギュラーギタリスト、ベーシスト不在を意味しているのだけど。青木智仁と浅野祥之の早過ぎる死はあまりにも大きい。

 玉田豊夢のドラムは本当に良かったです。沼澤尚のために作られたと思ってたドラマー泣かせの<IZUMO>(曲中に拍子が変化する)も叩ききったし、バラードもいける。アンコール以降はツインドラム。これはすごく嬉しくて、TIME TUNNELツアーエクストラでの江口信夫&沼澤尚(見られなかった)に始まり、20周年の二度と見られない村上“ポンタ”秀一&沼澤尚、もはや伝説のPlayer’s Prayerツアーのスティーブ・ガッド&江口信夫、そしてこの江口信夫&玉田豊夢。江口さんの貫禄は唸るしかないが、玉田さんは歌ってていい。やっぱりこの人はこざっぱりとしたポンタさんタイプだと思う。

 ホーンセクションも、サックス本田雅人にトランペット数原晋、トロンボーン中川英二郎と日本最高峰、今回それにトランペットがさらにもう1本。4リズムがコンセプトだったはずの『Summer 4 Rhythm』収録<BEAMS>のフルバンド+ブラスアレンジは最高でした。キング本田雅人はここでもフルート!キーボードはもう当たり前のようにTripod3人衆(小林信吾、森俊之、友成好弘)、パーカッションも恒例の田中倫明&大儀見元。コーラスは沖縄からおなじみの2人。そしてスペシャルゲストに斉藤ノブ!しかも客席から登場。昨年還暦ライブで久々に共演しているはずで、パーカッションという地味といっては失礼だが、脇役に回る楽器で(これも失礼)ここまで名を残したミュージシャンはこれまでもそしてこれからも彼1人だろう。<GIRL IN THE BOX>では最後不意打ちジャンプ(飛べた)!それにしても豪華すぎる布陣。何より、皆角松と共演してきたという事実に改めて驚かされる。いかに角松が日頃ミュージシャンを大事にしているかというのが、よくわかる。

 最後、エンドロールと共に過去の色々な写真が映し出され最後まで大盛り上がり。ブッチャーとの写真が映しだされた瞬間、沸き起こった拍手に思わず泣きそうになった。当たり前だけど、みんな忘れてない。青木さん、ブッチャー、元気ですか?角松は無事30周年を迎えることができました。どうやら、早くも35周年を視野に入れ、しかも家族のためにあと10年以上は歌う覚悟のようです。貴方達とのセッションはもう少し待って下さいね。

 全40曲、終演は22時半。やっぱり6時間。5年に1度の最高の6時間でした。おめでとう、角松。そして生きるに足る喜びを本当にありがとう。


(セットリスト)
1.YOKOHAMA Twilight Time
2.I Can Give You My Love
3.Lucky Lady Feel So Good
4.Remember You
5.ANKLET
6.初 恋
7.夜をこえて
8.This is My Truth
9.Lost My Heart In The Dark
10.Ramp In
11.Mermaid Princess
12.君をこえる日
13.さよならなんて絶対言わない
<休憩>
14.IZUMO
15.UGAM
16.Movin'
17.You're My Only Shinin' Star
18.花 瓶
19.Wrist Cutter
20.愛と修羅
21.LIVE
22.月のように星のように
23.ハナノサクコロ
24.BEAMS
25.桃色の雲
26.Mrs.Moonlight
27.Fly By Night
28.夜の蝉
29.See You Again
30.Always Be With You
31.Smile
32.Prayer
33.君のためにできること
34.崩壊の前日
<Encore>
35.TOKYO TOWER
36.浜辺の歌
37.GIRL IN THE BOX
<More Encore>
38.ILE AIYE?WAになっておどろう?
39.Take You To The Sky High
<More More Encore>
40.NO END SUMMER

tk30th.jpg

(Pictures from 玉田豊夢Twitter)
・リハーサル
(すごい風景)
・ドラムセットから
・SKY HIGH(どうやって撮ったのだろう…)
・NO END SUMMER


| コメント(0) | トラックバック(0)

コメントする

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.blue-jam.com/mt/mt-tb.cgi/2645

Profile

take(take@blue-jam.com)
1981年12月23日生まれ
横浜市の端に在住
音楽と夏と海をこよなく愛してます。
強く、やさしく、フェアに

2015年11月

Sun Mon Tue Wed Thu  Fri   Sat
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

アーカイブ

最近のコメント

BlogPeople

Powered by Movable Type 4.292