記憶と記録に残る仕事


 入社して研修やら何やらを終えた後、最初にアサインされたいきなり大きなプロジェクト(の末端の一部)。ふとこの前、そういえばこの時の自分の検討なり設計なりは、きちんと製品として存在して動いているんだよなと、とっくの昔に忘れ去ってしまっていた“ワクワク”がそこにあったことを思い出した。日本じゃそんなに大きく報道されなかったけど、前代未聞の結構どでかいこと。自分の担当部分は、飛行機で例えるなら車輪の開閉システムぐらいなものだけど、でも車輪が出ないと飛行機はきちんと着陸できない。もちろん自分一人ですべてやったわけではないし、様々な助けがあったものの、車輪開閉システムの基本設計は紛れも無く自分がしたと言える。これはいつまで経っても嬉しい。

 昨年度、それに比べたらずっと小さなプロジェクトだけど、初めてプロジェクト業務を経験し、ほぼプロジェクトマネージャーとして動きまわった(さらには設計も資材的なこともと、何でも屋さんだった…)。会社からは何の評価もなかったが、自分としてはいい経験になったし、新たな挑戦だったものを1つ成功させられたことは大きな自信につながった。完成する前は逃げ出したい気持ちでいっぱいだったけれど、全部が終わった時の、あの泣きそうな気持ちは絶対に経験者でなければわからない。

 この2つの仕事、どちらもそれなりに良いところ悪いところあるけれど、やっぱり自分としては最初の、技術的な仕事がしたいんだよなと最近切に思う。あの製品には自分が設計したXXがあるんだよ、と。自己満足でもいいし、機会があれば誰かに聞いてもらいたい。それはきっと理系と言うか技術者としての血がまだ残っている証拠。プロジェクトマネージメントもいいが、技術的な本質がどこにもない。新しい飛行機を開発したとすると、その開発を成功に導いたプロジェクトマネージャーよりも、例えば空力設計を担当した人の方が断然かっこいい。これから自分がどっちになるかわからないが、願わくば後者であり続けたい。


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