Nothing But The Funk


ntbf_2013s.jpgNothing But The Funk
Billboad-Live TOKYO
2013.1.5 1st stage

沼澤尚(ds)
森俊之(key)
Raymond McKinley(b)
Eddie M(vo, sax)
Steve Baxter(tb)
Nate Mercereau(g)
Karl Perazzo(per)

 念願のNothing But The Funk。二十歳ぐらいにこのグループの存在を知って、でも当時ブルーノートとかそういう場所は恐れ多くて行けなくて(どうやったらチケットが取れるのかわからなかった。まさか電話一本で良かったとはね)、きっと凄い音楽の世界が繰り広げられているのだろうと想像していた。それでブルーノートやらコットンクラブに行き慣れたころには活動休止してしまっていてて、いつの間にかの活動再開を知らなく、今年ついに初ライブ。初めてのライブって緊張します。特にNTBFはCDも出ていないので、どんな音楽なのか全くわからない。それがたまらなくワクワクさせてくれる。

 出だしからフロアはオールスタンディング(ムード)。本当に後悔したのは、カジュアル席だったこと。ビルボードには少し価格が安めのカジュアル席というものが通常のテーブル席とは別に用意されており、店員によるサービスがなく、また5F席というステージをかなり上から見下ろす位置という代わりに、1割・2割チケットが安い。5Fと言っても、まあ実質は2Fよりちょっと上ぐらいかな。でもステージを真正面(若干斜め)に見られて、ちょっとしたテーブルが前にあるし、席は予約時に決まるし、しかもワンドリンク付。僕はここが気に入っているので、ビルボードオープンのスティーリー・ダンからここ(フロア経験はなし)。ただしこのステージでは、フロアとの距離がそのままステージ上の音楽との距離となってしまった。

 なので盛り上がっている人たちを尻目に、僕は常に一歩引いて観るような形となってしまった。これはいろんな意味ですごく残念なことだった。こういうところに音楽を聞きに来るのは、本当にその音楽が好きな人と、なんとなくおしゃれっぽいからと上質な音楽が聴けて食事もできて(お酒も飲めて)という人に分かれる。言うまでもなく両者には大きな温度差があって、こういうファンクバンドの場合、まあ色々と言い分はあるし何が正しいのかはわからないけど、僕みたいに10年ぐらいの念願が叶って来た人にとっては、何もこれじゃなくても良いのにと思ってしまう。きっと10年前のブルーノートだったらオールスタンディングだったのだろうな。場所的なこともあるのかもしれない。

 音楽自体は期待を裏切らない素晴らしいものだった。本当に久々に沼澤さんのドラムを聴いたが、本当に貫禄たっぷりで驚いた。相変わらず楽しそうに叩いてました。音楽を全身全霊で楽しんでいるみたいな演奏は、観るものすべてにグルーヴを伝える。今では当たり前のように角松バンドで弾いている森俊之、そもそもこういう世界で輝いていることを思い出した。途中客先の女の子(文字通り女の子)をステージに上げ、カール・ペラッツォ(サンタナのパーカションを務めるらしい)と一緒にパーカッションを叩くという一面も。一生忘れられない思い出になるのだろうな。

 コンピュータの作る音楽はミスがないし、コストもかからないし、割りと何でもできる。でもやっぱり、人間が、命あるものが、楽器を叩いたり吹いたり弾いたりして出した音楽というのは、そして今その瞬間にしか存在しないという音楽というのは、格別なものがある。きっと昔はこれが当たり前だったことなのだけど、今ではとても贅沢に感じる。そういうことをやる人が少なくなってしまったし、それはそういうことを求める人が減ってしまったからなのかもしれないけど、一度こういう世界を知ってしまうと二度とそれを手放すわけには、求めないわけにはいかないのです。

 NTBFは年に1回集まってやってくれるみたいなので、また行きたいと思います。今度はフロア席で。

Soul Power(youtube)

ntbf_tkts.jpg


| コメント(0) | トラックバック(0)

コメントする

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.blue-jam.com/mt/mt-tb.cgi/2769

Profile

take(take@blue-jam.com)
1981年12月23日生まれ
横浜市の端に在住
音楽と夏と海をこよなく愛してます。
強く、やさしく、フェアに

2015年11月

Sun Mon Tue Wed Thu  Fri   Sat
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

アーカイブ

最近のコメント

BlogPeople

Powered by Movable Type 4.292