SING LIKE TALKING Amusement Pocet 25/50


SLT_DVD.jpg25th Anniversary SING LIKE TALKING
Amusement Pocket 25/50

東京国際フォーラムA
2013.4.27

佐藤竹善(vo, g, key)
藤田千章(key)
西村智彦(g)

松原正樹(g)
松原秀樹(b)
小笠原拓海(ds)
塩谷哲(p)
大儀見元(per)
大滝裕子(cho)
露崎春女(cho)
村田陽一(tb)
中野勇介(t)
鈴木 圭(sax)

 今年4月に行われたシングライクトーキング デビュー25周年ライブのDVD。8月に発売されて以来、もう幾度となく繰り返して見ているが、全く飽きることなく、今でも時間が空いたら頭から最後まで観てしまう。もはや家宝。あまりにも良すぎるので、最初から最後までレビューを書きます。

Intro
 SLTらしいコーラスワークから始まり、これは実際に会場で流れたのと同じもの。これからどんな素晴らしいステージが繰り広げられるのだろうと、期待は否が応にも高まる。そしてそれはこのDVDでも同じ。

 そしてステージ。SLTの3人とコーラス2人による「Thank youf for coming, Thank you for waiting, Do you still believe in musinc? Do you still believe in our music」とアカペラ。

1. Seasons of Change
 1曲めから彼らの代表曲の1つ。いきなり最後にやるような曲から始まり驚いたが、今こうして見返すとこれはこれでぴったりだ。つかみとミュージシャンのウォームアップ代わりにSeasons of Change、なんて贅沢なのだろう。終盤の塩谷哲のピアノソロなんて、完全にステージを締めくくるかのような演奏。そしてここから全てが始まる。

2. 89番目の星座
 このライブチケットについてきたシングル曲(もちろんCDなしも選択可能だった)。僕はチケット申込時にこのCD付を選択したのだけど、席を2枚申し込んだらCDが2枚届くことになってしまい、それはいらないなと思って躊躇ってしまった。それがなかったらもう少し前の方の良い席だったのかもしれない。1F席の真ん中よりやや後方でそんなに悪い席ではなかったけれど。

 この曲、CDではやや曇った感じのような音だったけれど、実際にライブで聴くと迫力があって全然異なる印象を受けた。サビのところの転調が面白いが、あまりSLTっぽくない音だけど、最後はきっちりSLTになってる。途中コーラスの露崎春女が1フレーズ歌うのが面白い。この人もずっとSLTメンバー。ドラムの小笠原拓海のテクニックが存分に聴けます。

3. My Desire ?冬を越えて?(Tribute to Jeff Porcaro)
 これもSLTの代表曲。「I've got desire」というサビが高まらなく格好良い。SLTは佐藤竹善の声が高いので男性コーラスがいると前に書いたけど、西村智彦と藤田千章の2人もちゃんとコーラスに参加してました。そしてタイトルにもあるように、故ジェフ・ポーカロに捧げられてます。

 途中TOTOのRosanaを思わせるフレーズから、塩谷哲の怒涛のソロ、ホーンが入り西村智彦と松原正樹のギターソロ。SLTのデビューライブ、ドラムがジェフ・ポーカロにベースがネーザン・イーストという、あり得ない豪華布陣だった。SLTのレコーディングに参加して欲しかったが、その代わりとして沼澤尚がSLTを支えます。


 ここでMC。いつまでも鳴り止まない拍手。これは会場の盛り上がりがものすごくて、本当に佐藤竹善が止めない限りいつまでも止まらなかった。そしてMCが意外と長かったのでした。


4. みつめる愛で
 そんなに派手さはないが、SLTど真ん中の曲。適度にファンクで、歌詞とメロディが生きていて。ここでも塩谷哲のソロが曲を彩ります。この人だけ一人フュージョン。もはや4人めのSLTと言っても過言ではないだろう。女性コーラスとホーンセクションがすごくフィーチャーされていて、改めてこのバンドメンバーの豪華さを感じます。

5. Standing
 イントロから鳥肌の曲。大儀見元も太鼓叩きながらコーラスに参加してます。いきなり2オクターブぐらい高くなるサビのとんでもない高音はかなりきつそうだが、それでも切らすことなく歌いきってる。全てを出し尽くさないと歌いきれないこの曲、さぞかししんどかったことだろう。そしてこの曲を作っているのは、実はベース松原秀樹だろう。最後は塩谷哲のピアノでしっとりと。

6. Medley
 メドレーです。Steps of Loveです。これもいかにもSLTという曲で、シンセがとてもいい味を出してます。メドレーだから当たり前だけど1コーラス歌って転調して次に行ってしまう。

 続いて、離れずに暖めて。なんとなくアコースティックな雰囲気で始まり、そのままアコースティックなまま1コーラス。そして転調。彼らの曲作りの特徴がデていますね。フルートはサックスの鈴木圭。本田雅人といい、サックス吹く人はフルートも吹けるのか?

 そのフルートの音色のまま、Friend。サビの歌詞が好きです。ここでも最後は塩谷哲のピアノが締め、そのままソロタイム。ややクラシカルに、静寂の時間。キャパ5000人の大ホールにピアノの音色だけが鳴り響くというのはなかなか凄いものです。こう改めて見返すと大体がアドリブ演奏なのだろう。


7. Maybe
 ピアノソロから連続してこの名曲に。三拍子の絶品バラードを高らかに歌い上げる佐藤竹善の姿はすごいの一言。これは日本一だろう。コーラスとサックスで盛り上がり続け、そして高まった全てを出すかのようなパフォーマンスは号泣モノ。皆すごく格好良くて、心の琴線に触れてきます。Maybe that’s loveと歌うがもはやThat's definitely loveと思わせるものがある。歌い終わった瞬間、会場がとんでもなく沸いたことを今でも覚えてます。

8. The Great Escape
 SLT往年の曲を思わせるかのようなファンクテイスト、このライブ時点では未発売の新アルバム収録曲。疾走感たっぷり、ホーンと女性コーラスが盛りたてる。小笠原拓海やるじゃんと思わせた曲。カメラワークがいいです。ホーンセクションソロからスイング。こういう幅の広さもSLTの魅力。

9. Together
 そのままTogetherに。これもSLT代表曲ですね。最後サビの途中で歌詞が全部英語になり、さらには転調と展開がすごく格好良い曲です。パッパラなんていうスキャットですら、コーラスとホーンと相まって格好良い。

10. Dancin' With Your Lies
 SLTのデビュー曲。アレンジのせいか25年前の曲だというのに、これまでの数々の代表曲と何ら変わらない。これをネーザン・イーストとジェフ・ポーカロとやったなんて凄すぎる。ファンク・ファンク・ファンク。終盤サビのWith your liesを連発。そして、"Lies"と"RISE"をかけてそのまま<RISE>。最高の展開。会場大興奮。

11. RISE
 いつからかSLTで最もファンクな曲となったRISE。西村智彦と松原秀樹がカッティングで頑張れば、塩谷哲は肘でピアノを弾く。メロディ、各パートの演奏、アレンジ、すべてが格好良い。佐藤竹善と同じ声量で歌うコーラス大滝裕子が素晴らしいです。

 ひと通り歌い終えると、曲はファンク、打って変わってスイング、ファンクに戻って、松原正樹のギターソロと共にスイング。最後にファンク。なんだなんだこの展開はともはや笑うしかなく、さらに松原秀樹のベースソロ、ホーンセクション、そしてSLT3人の決めコーラス「Rise and shine above」に鳥肌。

12. Burnin' Love
 RISEを引きずったままこの曲。記憶が確かならこれはシングル<Spirit Of Love>のカップリング曲だったはずだったけど、大出世です。露崎春女が力強いコーラスを披露。松原正樹と西村智彦のギター掛け合いがとにかく楽しそう。


 ゲストとしてアフリカ各国からパーカッショニストを迎え、それぞれのソロを披露。これが結構長い。遠路はるばる来て頂いたからというのはわかるけど、DVDで観てもやっぱり長い。そして大儀見元も全然負けてない。佐藤竹善がものすごく楽しそうなのでまあいいかなと。

13. Luz
 こちらも新アルバムに収録される新曲。震災の影響を受けて作られた曲(だったはず)。でもそれはSLTがずっと前から歌ってきたことと何ら変わらない。アフリカからのパーカッショニストはそのまま参加。CDだとここまでの派手さがないので、これを観てしまうと新曲がやけにこじんまりとして聞こえます。

14. La La La
 これもSLT代表曲ですね。パーカッショニストたちはここでも参加、Bメロからフィーチャーされてます。この曲は特に歌詞が好きです。「ここからの僕は口笛を吹いて高らかな声で希望のメロディ」。露崎春女が真価を発揮。珍しく藤田千章のソロも聴けます。

 「(翼が乱れてゆく)鳥たちを忘れぬように くちびるにに歌を 確かめたい今できること」。ええしましたよ、大合唱。決して忘れたくない。最高のパフォーマンス。

15. 回想の詩(うた)
 武道館ライブDVDではLa La Laだったけど、今回本編を締めくくるのはまさかのこの曲。聴けば聴くほどいい曲です。佐藤竹善もアコギを持って演奏。幼少期の回想を歌い、トーキングブルースかのように言葉数が多い曲なのに、蓋を開けてみると絶品のラブバラード。「口ずさむ詩はいつも あの頃を彩った君の匂いがする 永遠に愛してる」。


 DVDなので1枚目の収録はここまで。アンコールはDVD2枚目。

?アンコール?
16. Spirit of Love
 SLT代表曲です。佐藤竹善がBメロ・サビまで一人で歌い、その後全員で合唱。説明はいりません。

17. Utopia
 ライブのみで歌われるという伝説的な曲。これまでCD未収録だったけれど、このライブチケットについてきたCDのカップリングで初のCD化がされました。SLT3人でしっとりと。


 メドレー分をきちんとカウントして全19曲だけど、実際には3曲カットされたのでライブは全22曲。そのカットされたのも、<Dearest>、<飛べない翼>、アンコールの<With You>と、どうして収録されなかったのかわからない、名曲ばかり。Blu-rayではなくDVDというのも理由がよくわからないが(ただしDVDにしては画質・音質ともにかなり良い)、そこは色々と大人の事情があるのだろう。最高のライブだったし、このDVDも本当に素晴らしいものだけに、Blu-rayでライブ完全版でないことだけが唯一残念です。1分でも1秒でも、あの奇跡の夢の様な時間を記録として残しておきたい。

 それでもこのライブDVDが家宝であることに変わりはありません。ここまでの音楽を記録に残したのは日本でSLTだけだろう。

SING LIKE TALKING 25/50 ANNIVERSARY


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take(take@blue-jam.com)
1981年12月23日生まれ
横浜市の端に在住
音楽と夏と海をこよなく愛してます。
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