2008年7月 archive


 平日の食事は、会社の食堂で同期たちと食べる。毎日がほぼデスクワークの自分にとっては、この昼食が唯一の息抜きの時間。同じ部署の人たちはいい人が多いし、それなりに楽しい時間を過ごしているけど、やはり同期の存在は大きい。それが良いか悪いかは別として、同期とは大学の延長みたいな雰囲気がある。中には同期がいないとか、かなり少ないとか、全然顔を合わせる機会がない人もいるだろうから、その点においては恵まれているのだと思う。しつこいようだけど、それが結果的に良いのか悪いのかは別として。

 でも今日はたまたま一人になってしまった。正確には一人ではなく、向かいに同期が一人座っていたのだけど、彼は忙しそうにソバをすすり、食べ終わるや否やとっととどこかに行ってしまった。まるで事務作業を一つこなしたかのように。普段なら食事が終わってもダラダラと喋ってるのだけど(職場に戻りたくない)、さて困った一人だ。わざわざ集団の中に入っていくのも気が引けるし、まあ別にいいかと、僕も食堂をそそくさと立ち去った。

 天気が良かったので(最近は毎日いいですね)、芝生の側で日向ぼっこ。会社で一人っきりになれる時間って、ありそうでなかなかない。途中散歩してた同期に「この暑いのに何してるの?」って声をかけられたけど、夏なんだから暑くても構わない。朝から晩まで建物にいるのはあまりに不健康。少しぐらい日光を浴びたい。青い空を眺めながら、そういえば昔は一人の時間が多かったことを思い出した。

 大学・大学院は、今考えるとびっくりするほど一人だった。余りある時間の使い道を決めるのは、99%自分自身だった。そんな生活も悪くなかった。大げさに言うと、生きる目的を探し続けていた(大げさ過ぎるかな…)。

 でも社会人になって、いつしかそんなことを辞めてしまった。放っておいてもやるべきことが出てきてしまうし、嬉しいことに周りを見渡せばまあ誰かしらがいてくれる。眩しい青空を見ながら、「これでいいのかな」と、ふとした疑問が。

 答えはすぐには出ないだろう。一人の時間をもう少し大切にしつつ、これでいいのかどうか、気が向いたら考えてみることにします。


sapporo.jpg 先週、出張という名の学会発表で札幌に行ってきました。もちろん行き先は北海道大学。到着日は1時間半講演を聴き、次の日に25分発表すれば終わりという、実質慰安旅行。

 飛行機は今回初のクラスJ。お偉いさんや外資の人たちはビジネスクラス(ファースト?)で出張に行くのだろうが、しがないサラリーマンの僕は当然エコノミー。が、JALさんが気前よくクラスJアップグレード無料キャンペーンなるものをやってくれてたおかげで、急きょANAの予約をキャンセルしてJALで行くことに。

 1000円しか変わらないからそこまでの違いはないけれど、それなりに良いところも。まずはシートが広い。個人のテレビがある。足置きもある。毛布がクラスJ専用。お菓子が貰える。お菓子・飲み物サービスのとき、名前を呼んでくれる(よく覚えられるよなと思う)。そして何よりビジネスの後ろだから、到着したらすぐに出られる。飛行機って空港に到着してから出るまでが結構長いので、案外これが嬉しかった。帰りなんて、ボーディングブリッジが接続した10分後ぐらいには既に横浜行きのバスに乗れていた。また機会があったらクラスJで行きたい。キャンペーンやってなくても、自腹で1000円払っても乗る価値はあると思う。

kinzushi.jpg そして学会と言えば、美味しいもの巡り。これまで会社に入ってから、鳥取の定食屋小倉の水炊きと非常に美味しい食事に巡り会ってきた。そして北海道は、お寿司!

 先輩に連れられて行ったのは、昭和9年創業の老舗、金寿司。僕は社会人になるまでお刺身が好きじゃなかったから、当然寿司屋に行く機会も皆無だった。なのでほぼ初寿司屋。なのに、カウンターに座ってお任せで握ってもらうという大冒険。

 いやー、天国でした。ヒラメ、ボタンエビ、おおすけ、ホタテ、穴子、中トロ(炙り)、サンマ、マイカ、ズワイガニ・・・続くよ続くよどこまでも。客は僕らだけで何だか萎縮してしまい、とりあえず5000円と予算指定で握ってもらったのだけど、値段以上の豪華さ。どれも一ひねりしてあって、結局一度もお醤油をつけることなく頂いた。全部で15,16貫ぐらいだったろうか、実は昼食を食べたのが14時ぐらいでお店に入ったのが17時半、10貫目ぐらいから満腹だったのだけど、次々に食べてみたいと思わせるネタが出てくるから食べずにはいられなかった。最後の玉子だけ食べられなかったけど、あとは完食。オススメです。


080725sapporo.jpg

 縁があるのか、それとも最初からそういう運命だったのか。3年前どうしても行きたくて、でも結局行けなかった札幌の学会に行ってきた。

 1泊2日の強行日程だったのであまりゆっくりはできなかったけど、到着した夜、夕食を食べたお店からホテルまで30分ほど歩いて帰った。それが唯一札幌を満喫できた時間。大通公園を歩きながら、3年前一緒に旅行したイギリスに行ってしまった友人のことや、一人であてもなく彷徨った夜のこと、そしてこっそり教えてくれた思い出の場所に行ったことを思い出した。3年前、この街はいいなと思った。今回も同じだった。

 忘れられない悔しさがある。冗談を本当のことにできなかった情けない自分。不確かな光の未来よりも、つまらない堅実な現在を選んだ。自分は小さな箱の中にいることがわかっているのに、その箱から外に飛び出す術を知らなかった。知らないでいいと思い込ませてた。そうではないことを、悲しみや苦しみが訪れて初めてわかった。それは痛みと一緒に。

 もう一度、もう一度だけでいいから海に潜りたいと思う。そしてあのとびっきり素敵な夏をもう一度。

 全ては変わってしまった。もう後戻りはできない。僕はそうやって大人になっていく。悔いがある。悲しみがある。忘れられない言葉もある。そんなことを全部背負い込んで、何でもないフリをして、前を向いて歩いていく。いつか、それらが、何かに形を変えてくれたらいいなと思う。

 心のときめきをもう一度。


 スプリンクラー。シュカシュカシュカと心地よい音を立てながら、会社の敷地内の芝生を潤していた。これまで2年間見た記憶がないのだけど、今年新たに導入されたのか、それともこれまで単に見落としてきただけなのか。ともあれ、スプリンクラーを見ると僕は決まってアメリカに住んでいたときのことを思い出す。

 僕らは会社に用意された郊外の一軒家に住んでおり、周りには大体が同じような家が並んでいた。家の前には子供がキャッチボールできるぐらいの芝生が広がり、ガレージに繋がるサイドウェイが唯一のアスファルト。冬はこの道に積もった雪の除雪作業を行い、夏は芝生で暴れ回っていた。リスが遊びにきたし、ホタルも飛んでいた。家の後ろには小川が流れていて、弟と野球をしてボールが何個も流された。

 夏になると活躍したのがスプリンクラー。たしか飛距離が設定できて、その設定によってスプリンクラーの回る速度が変わったりした。すごく単純な機構なのだろうけど、子供の頃はどうしてそんなにパターンを変えられるのかが不思議でたまらなかった。

 山下達郎は悲しい雨の象徴としてスプリンクラーを歌った(『Treasures』収録。超名曲)。でも僕のイメージは、真っ青な空に緑の芝生、それらに生命を与える、おもちゃみたいだけどすごく便利な道具。それがスプリンクラー。

 出来ることなら会社の芝生の上で、スプリンクラーと戯れたい。絶対怒られるだろうな・・・。


dbenoit2008.jpgDavid Benoit
COTTON CLUB
2008.7.19 1st Stage

David Benoit(p, key)
David Hughes(b)
Jamey Tate(ds)

 去年に引き続き、今年もコットンクラブでデビッド・ベノワ。予約開始1分後に手続き完了という気合いの入れようだったのだけど、残念ながら去年と同じど真ん中のシートには座られなかった。でもピアノを弾く彼の手元はバッチリと見えたので満足。ちなみに花道の近くで、多分手を伸ばせば握手してもらえたと思うのだけど、ピアニストにとって命と同じぐらい手に触れるだなんて、僕には決してできなかった。

 今回、僕はもしかしたら生まれて初めて、本物のライブというものを目にしたのかもしれない。

 久々のライブ。開場から開演までの1時間半は異様に長かった。ずっとワクワク。序盤はニューアルバム『Heroes』から。本当にCDそのままの音。当たり前のことを当たり前のようにできるプレイヤーが、この世界にあとどれぐらい残っているのだろう、そんなことをぼんやり考えたりした。

 圧巻はここから。その前のMCでベノワさんが冗談っぽく「これからリクエストあったら受け付けるけど」なんて口にしてたら、熱狂的なファンが突然曲名を連呼。えええ・・・それはどうかと・・・と思ったら、本当に始まったよ。もちろん譜面も何もなし、即興で見事客のリクエストに応えた。さらにはもう1曲。『Urban Daydreams』からの曲なら何でも!とのリクエストに、さすがに昔過ぎて少々困惑していたものの、これまた見事に応えてくれた。しかも今回はベースとドラムの3人で。同じ時間、時代、音楽を共有しあってきたからこそできる業。二度と繰り返されることのない、ただ1つのライブ。僕にライブとは一体何なのか、そして音楽の重さというものを教えてくれた。

 デビッド・ベノワは音楽で景色を見せてくれる。世界に彩りを与えてくれる。だから僕はこの人の音楽を愛してやまないのだろう。

 チャンスがあれば、ぜひ来年も。


 先日、久々に会社の同期とご飯を食べに行きました。昔は飲み会とか色々あったものの、入社3年目となると、ちょっとやそっとじゃ会社外で会わなくなる。行こうと思ってたパスタ屋はパーティーだかなんだかでいっぱい、ちょっと高めだけど魚料理がおいしい居酒屋は潰れてて、普通の鳥料理を出す店内が狭い居酒屋は案の定いっぱい。金曜日だし、連休前だし、学生さんは夏休みで、そりゃ混むのも納得。というわけで、駅ビルのちょっと落ち着いた居酒屋で焼き鳥と鶏そばを食べました。結構美味しかった。

 彼は誰よりも早く投資について考え、そしてここが一番重要なのだけど、実践してきた人。というわけで久々の投資談義。これは楽しかった。もちろん他の話題もたくさん、お金の話ばかりしているわけではありません。

 本格的に資産運用について考え出したのは社会人になってからだけど、これまでに身をもってわかったことは、方々で初心者向けに薦められている積立のインデックス投資にはとんでもない根気と精神的・金銭的余裕が必要だということ。インデックス投資というのは、世界経済が永遠に成長し続けるという条件があって初めて利益が出る。だからサブプライムだとか、戦争だとか、予期せぬ出来事が起こると、一気にマイナスに傾く。価格が安いうちが積立時だと言う人もいるけれど、一体何をもって安いなどと判断できるのだろうか。結局、インデックス投資は、これまで歴史的にダウが上がり続けてきたから今でも人々に支持されているわけであって、バブル期の半分以下になってる今の日経平均でインデックス投資を行ってきた人は早々と見切りを付けているかもしれない。そして多分ここが一番大事なところなんだけど、いつ現金に戻すかということ。例えばだけど、去年の日経平均最高値と現在を比べると、おそらく1/3ぐらい違う。積立結果がトータルとしてプラスになったとしても、結局換金時期で1/3違ったら何の意味もない。

 今から30年後に、果たして世界経済がどうなっているか。これはもう、一企業の10年後の業績を予想するよりはるかに難しい問題。そしてインデックス投資はそれぐらいのスパンでやらないと、経済学・統計学に基づいた利益が出ない(しつこいようだけど、世界経済が永続的に成長するという条件の下で)。真面目で堅実な同期は最近ETFにも手を出すつもりらしいが、僕は足を洗うことにしました。別にインデック投資を否定するわけではありません。自分には向いてないと感じたまでのことです。

 というわけで、現物主義でいくことにしました。ちまちまと株式を買っていきたいなあと。そしてもう少し現金比率を上げるつもりです。何かあったとき、泣く泣く安値で売らなければいけないという事態にはしたくない。

※とは言え、ろくな投資先がない年金の運用先はインデックスです。こっちでやっているので、自分でもやる必要はないだろうというのも、辞めた理由の1つです。


 今日、7月14日はフランス革命記念日(le 14 juillet)。日経新聞の夕刊には、なぜ日本ではパリ祭と呼ばれるようになったかが書かれていて興味深かった。これにちなんでかどうか知らないけど、通勤に使用する駅付近でお祭りがやってた(絶対関係ない)。まだ学生さんは夏休みじゃないだろうに、親子連れから若いのから変なのまで各種勢揃い。

 お祭りって、イメージだけは昔から好きだった。でも実際に行ったことは片手で数えるほどしかない。とにかく人でごみごみしてるし、なんか治安がよろしくないし、屋台を見ると絶対元締めとかいるんだろうなと頭に浮かぶ。明らかに体に悪そうなジャンクフード、大半がすぐに死ぬのであろう金魚、それ何に使うの?という疑問しか浮かばないイルミネーションのおもちゃ、などなど。今はこういう冷めた目で見てしまうけれど、昔はきっと僕もそういうのに憧れていたはず。ちょっと見栄張って、そんなの興味ないよっていう顔をして、でもきっと本当は欲しかったのだと思う。きっともっとお祭りに行きたかったのだと思う。小さい頃の僕は。

 今はどうだろうな。欲しいものは欲しいと言わないと、取り残される環境になってきた。少し自己主張をすることが多くなったかな。決して失っていけないものは、失ってないかな。小さい頃の僕は、どういう未来を描いてたんだろう。小さかった僕は、今の僕に満足できるのかな。今の僕は、小さい僕に対して胸を張れるのかな。

 夏が始まるね。


2008071301.jpg たまに無性に食べたくなるのがカレーうどん。カレーライスはあまり食べたいと思わないのだけど、なぜかうどんは食べたくなる。あのもちっとしたうどんとスパイスの効いたカレーの絡まりが絶妙。そんなわけで、今日はランドマークタワーに入ってる古奈屋でカレーうどんを食べてきました(わざわざ食べに行ったわけではなく、用事ついでに寄っただけです。念のため)。

 14時を回っていたというのに、店の前は大行列。普段なら行列を見るだけで帰りたくなるのだけど、今日は疲れてたのと暑いのと他に店を探すのが面倒なので20分ほど店の外で待った。うどん屋の回転は速いしね。色々とメニューはあったが、注文したのは当然普通のカレーうどん。有名店なだけあって、さすがに美味しかった。もっちりとしたうどんも、見るからにコクのあるカレーも、すごく良かった。が、高い。カレーうどんに1050円はどうかと思う。あと、少しぐらい具が入ってくれても良かったのかなと。発芽玄米もいらない。味は良いけど、この値段が許せればという感じかな。

 ちなみに、今まで食べたカレーうどんの中で一番美味しかったのが、大阪の得正というお店。クタクタだったというのもあるのかもしれないけど、僕のカレーうどんに対するイメージを一変させてくれた。逆に最もまずかったのが高校の食堂(普通のカレーすらまずかった)。小学校の給食で出たソフト麺(?)をカレーの中に入れて食べる食べ物は論外。が、実はカレーにうどんという組み合わせを初めて口にしたのはその給食メニューなのかもしれない。

2008071302.jpg--おまけ--

 全然関係ないけど、インターコンチネンタルはこの角度で見るのが一番格好良いということを発見しました。


totototo.jpgTOTO/TOTO

 最近再びかなりの頻度で聞くようになったTOTOのファーストアルバム。TOTOと言えば『TOTO IV』があまりに有名だけれど、AORという観点においてはこのデビューアルバム『TOTO』が圧倒的。デヴィッド・ペイチ、ボビー・キンボル、デヴィッド・ハンゲイト、スティーブ・ルカサー、スティーブ・ポーカロ、ジェフ・ポーカロ、このオリジナルメンバーのTOTOはAOR史上最高のロックバンドだろう。

 いきなりインストの<Child's Anthem>から始まり、Airplayっぽい<I'll Supply The Love>と続き、今なおTOTOの最高傑作と名高い<Georgy Porgy>。1978年にこれだけの音楽をやったのは賞賛に値する。雰囲気を壊さないまま<Manuela Run>、<You Are The Flower>、ロックバンドであることの証明<Girl Goodbye>。ジェフ・ポーカロが完璧。一息ついた<Rockmaker>ではメロディの美しさを見せつけてくれる。<Rockmaker>(ルカサーのギターが鳥肌もの)で元に戻り、そして<Hold The Line>。最もTOTOらしさが出ている曲だろう。これを聞いてポーカロすごい!何この音楽!と思える人はどっぷりと浸かってもらえばいいし、そうでない人は無理に聞くことはない。最後の<Angela>は無理矢理締めにきたという感じかな。でも最後まで守備範囲の広さを見せつけてくれる。あっという間に全曲が終わってしまう珠玉の1枚。

 最近のロックは、どうも音が軽すぎて好きじゃない。音(音楽)の表情が全然見えない。好みの違いだろうけど、音が音として成立してないような音楽は音楽ではないと僕は思ってる。1つ1つのベース音、きちんとフレーズを弾くギター、分厚い音のシンセ、手足の動きが見えてくるドラム。そういうのがAORと言われる所以なのかもしれない。

 AOR好きなら絶対に1家に1枚。


 ブログでiPhoneと書くと、それだけで検索に引っかかってやってくる人がいそうで嫌なんですが。まあ、iPhone発売日記念エントリー。

 結局発売日に手にすることもなく(出張だった)、多分これから先も手にすることはないでしょう。実質基本使用料を考えると携帯代金が今の3倍以上になるし、メールアドレスは変更になるし、今までキャリアが築き上げてきたサービスが使えなくなる(それ以上のものが提供されるのかもしれないけど)。もしもiPhoneを購入するとしたら、間違いなく2台目として。それに月7000円強はやはり無理。メールサービスも後退、ネットバンキングとかもわからないけど多分対応してない気がする。今まで普通に使えていたものが使えなくなるっていうのは、それなりにインパクトがある。

 でもこれだけ話題の製品が出るというのも、久しぶりのことじゃないだろうか。日本メーカーの製品で、行列ができる携帯なんて今まで一つとして出てきてないだろう。一体何やってるんだという話です。iPodなんかウィンドウズに対応するまでけちょんけちょんだったのに、さすがだよなあと思います。多分日本メーカーだって同じような構想はあったはずで、でも色々なしがらみやリスクを懸念して実際に創って売ることができなかった。それをやってのけたのがアップルであり、敵ながら(?)拍手を贈りたい。ソニーの中途半端なウォークマン携帯とはわけが違う。現トレンドマイクロ代表取締役会長のスティーブ・チャンの言葉、「iPodはソニーが出さなければいけなかった」という言葉の意味するところは非常に大きい。凄く大きい。やっぱりソニーから出して欲しかったな(基本的にソニー好き)。

 それにしても情けないのが、日本の携帯キャリア。どことは言わないが、言うまでもなくドコモ。黙ってたって何したって売れていく状態にご満悦、殿様状態でメーカーを奴隷みたいにこき使ってたら(メーカーもおこぼれで満足してたのが悪いのだけど)、あっという間に世界に置いていかれた裸の王様。2.0だとか新しいドコモだとか色々やってるけど、もう彼らが浮上してくることはないだろう。一度衰退した王国の復活は絶対にない。でもこれだけのシェアを築き上げたっていうのは1つの実績であり、何て言うか海外販売をしないトヨタみたいなもので、あとは緩やかにフェードアウトしていくことでしょう。iモードとNのフリップ全盛期、2000年なんて時価総額30兆円超えてたらしいからね(今はその1/4以下)。対するソフトバンクは、やり方が好きかどうかは別として、さすがベンチャー精神を忘れない企業なだけはある。孫さんは深夜に原宿のソフトバンクショップに並んでた人たち1人1人と握手をしたとか。もう見事としか言いようがない。よくもまあ沈みかけていたボーダフォンをここまで立て直したものです。

 やっぱり欲しいなiPhone。1週間だけ。


 なんかネタないかなとブログを漁ってたら、去年の夏に書いたものを発見。なぜ未公開にしたのかは覚えてないけど、きっと公開すべきではないと思ったのでしょう。でも1年経ったので公開。あとのことは知らない。

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 僕は小さいときから数学や科学が好きで、高校では理系コースを選択、大学は理工学部に進学し、大学院も理工学研究科、挙げ句の果てにはメーカーの研究者になるという、理系一筋の人生を送ってきました。なので数式や理屈で証明できないことについてはあまり信じないというか、オカルト的な類は全部うさんくさいと思ってます。包み隠さずに言うと、前世がどうとか、そんなんでお金を取ってる連中は詐欺師以外のなにものでもないと思ってます。そんな僕が、先日体験した話。

 横浜にある、居酒屋などがワンフロアに何店舗か入っている何の変哲もない雑居ビル。ここでご飯を食べる機会があったのだけど、どうも入った瞬間から異様な雰囲気みたいなものが・・・。言葉で説明するのが難しいのだけど、そこには膨大な闇が広がっている、あるいは強大な力に支配されている、そういう負のエネルギーみたいなのを感じ続けてました。

 お店に入った後はそんなこと気にならなくなり、しばし落ち着いていたものの、お店を出た後がやばかった。トイレに行こうとエレベーターホールに向かったのだけど、明らかに何かが、決定的に、まずい。何店舗も入っているフロアなのに、ほとんど音がせず、「このエレベーターは表示されている階数?」なんていう無機質な音声案内のみが鳴り響く。土曜の夜、横浜という場所なのに、人が全然いない。変に明るい照明が不自然で、僕の不安はさらに大きくなり、すぐにこのビルから抜け出したいと思った。階段を探し地上の出口に向かおうとすると、階段が全部閉鎖されていて、エレベーターで出ろとのこと。このエレベーターは本当に乗りたくなかった。1Fで降り、出口目指して歩くと、横にこのビルの守衛室みたいな部屋が見えたのだけど、その光景は僕を安心させるどころか、余計恐怖に拍車をかけた。

 地元の駅からは背筋がゾクゾクするような思いで、涼しい初夏の夜道を帰りました。本当に怖かった。


 ガソリンが高い!1リットル180円(レギュラー)とバカみたいに高い。揮発油税と地方道路税、併せてリットルあたり53.8円!一時期暫定税率がなくなって20円ぐらい安くなったけど、もはや暫定税率がなくても160円。高い!しかも消費税との二重課税!ちなみに株式の配当金も法人税と所得税の二重課税!ふざけんな日本!

 と、エクスクラメーションマーク連発ですが、まあ騒いだところでどうしようもない。石油が先物として取り扱われている以上、景気・情勢の影響をもろに受けて市場価格が決まるわけだし、まだまだ掘ればたくさん出てきそうな気もする石油だけど、貴重な資源であることに違いはないから、掘ってもオイルが出てこない日本は何も言えない。潤うのはオイル産出国のみ。

 それにしても1リットル180円というのは受け入れられないものがあり、我が家のホンダ・アコードは平均リッター10km強走るけれど、1km走るのに18円。もはや小銭をばらまきながら走っているようなもの。昔は1リットル100円を切っていた時代もあって、その時に愛知の方に旅行に行ったのだけど、確か90円もしなかったと思う(愛知はガソリンが安い)。その時の倍以上・・・。

 こうなったらもう、庶民の僕らにできることは、できる限り車に乗らないこと。歩く。歩く。歩く。そんなわけで、最近職場でプチブームになっていることもあって、歩数計を買いました(万歩計は商標登録らしい)。

omronhosuu.jpg
オムロン ヘルスカウンタ Walking style HJ-710IT

 ちょっと値段は高いが、USB接続でPCに繋ぎ、データを管理できるという優れもの。家計簿ソフトも入社以来ずっと続いているし、PCを使った更新作業は続けられそうかなと思って、通信機能があるものを選択(PC接続がいらなければ半額ぐらい)。最近の歩数計は加速度センサーを積んでいるというハイテクぶりで、ポケットに入れていようがカバンに入れていようが問題なし。本体だけでもログが見られるし、カロリー計算、距離計算、おまけにウォーキングが趣味の人のために「しっかり歩行」(10分以上歩くと記録される)なんていうモードもある。歩くのが楽しくなるのかどうかはわからないけど、とりあえず僕は歩くことに決めた。ノーガソリン、ノーCO2、ノー税金。

 あとは自動車会社さんを始めとする諸メーカーに、電気自動車・水素自動車・ハイブリッド自動車等を頑張ってもらうしかないですかね。いつか「石油なんていう低効率で価格も高い資源なんていらないよ」と、オイル国をぎゃふんと言わせて欲しい。


 この前バスに乗ってると、女子高生が「先輩、ここのhoweverが"しかし"になってますよ。howeverは"しかしながら"ですよ」なんてことを言ってた。それを聞いた僕は、そんなことどうでもいいじゃないかと心から思った。日本語でも「しかし」と「しかしながら」の違いはよくわからないし、大体、英語を訳すときは文全体を見て訳すのであって、英単語と日本語が一体一応しているわけじゃないし。

 その昔、高校受験で通っていた塾で、"on time"という語句を僕は「時間通りに」と訳したら、どうしても「定刻に」という言葉を言わせたい先生がいて苦戦した。僕が頭に?マークを3つぐらい並べたような顔をしていると、「ほら、大日本ほにゃらら憲法」とか言ってくる始末。なんじゃそりゃ。

 あと、生まれて初めて論文を英語で書き(と言ってもアブストラクトのみ)、あまりのくどさに辟易としました。"furthermore"なんて普通使わないだろ。詳しくは知らないが、論文では"so"を使ってはいけないらしい。クイーンズイングリッシュ、あるいはもうシェイクスピアの世界。

What custom wills, in all things should we do't. (William Shakespeare)

 なんだよdo'tって(do it)。

Profile

take(take@blue-jam.com)
1981年12月23日生まれ
横浜市の端に在住
音楽と夏と海をこよなく愛してます。
強く、やさしく、フェアに

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