2010年3月 archive


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(blue moon, Nikon D90 + AF-S DX NIKKOR 18-105mm f/3.5-5.6G, 2010.3.31)

 昨日のお風呂上り、満月が綺麗だったので、もしやと思ってD90に初めてズームレンズを付けて撮ってみたら、思惑通り写ってました。畳に寝そべりながら手持ちで、ベランダ越しに。とは言え105mmのズームレンズなので、さすがに等倍トリミングです…。

 今まで月なんて単なる点(光源)だったから、表面がこんな風に写ってること自体に感動。ビビってISOをかなり高めに設定してしまったけれど、シャッター速度を考えたらもう少し落としても良かったのかもしれない。色々と楽しいですね。

 ちなみに、1ヶ月に2度満月が出ることをブルームーンと言うのだとか。せっかくなので、タイトルを修正しました(オリジナルはFull Moon)。


早く帰れたので鍋です。
鰹節と鶏肉と鱈で出汁をとり、醤油、塩、酒で味付け。白菜が随分高くなってしまったけれど、普通に2日食べ、最後は雑炊と、それなりのパフォーマンス。早く暖かくならないかなあ。


inthepool.jpgイン・ザ・プール/奥田英朗

 直木賞受賞作シリーズの1作目。伊良部一郎というな精神科医の元に、様々な症状を抱えた患者がやってくる。ただこの精神科医自体が風変わりで、患者たちは皆半信半疑なのだけど、結局、なんだかんだで症状が解決してしまう(あるいは快方に向かう)。正直、1,2話読んだだけでは、その面白さはわからなかった。

 面白いと感じてきたのは、多分5話目ぐらい。医師と患者の滑稽な、ワンパターンのやり取りが爽快になり、1話目から一貫しているものをおぼろげに掴むことができた。世界も人も様々な要素から成り立っており、一見カオスのように見えるけれど、その根本には、なんのことはない、非常にシンプルなものが転がっているだけ。
その辺りを割り切って考えられる人には、すごく面白い話だと思います。

 直木賞受賞作の第2作目、『空中ブランコ』も読み終え、3作目の『町長選挙』はもったいなくてまだ手をつけてません。


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(七里ヶ浜バス停, Nikon D90 + AF-S DX NIKKOR 35mm F1.8G, 2010.3.22)

 三連休で唯一休めた1日は、先週に引き続き、カメラを持って江ノ島から鎌倉の散策。この辺りは学生時代から何度も来ているが、さすがにこれだけ歩いたのは初めて。直線距離でも6キロ以上、3時間ほど歩き続けました。


 この1ヵ月半、フラストレーションが溜まり続ける一方だった。その理由はただ一つ。Nikon D90を持って外に出られないから。もう室内撮影は飽きた。適当なオブジェを撮るのも飽きた。仕事で忙殺されている時期に購入した自分も悪いが、ようやく終わったと思った先週末は天気が悪くて寒くてそれどころじゃなかった。

 そういうわけで、仕事がほぼ全部終わって、天気も良く、さらに月曜日はリフレッシュ休暇という最高の環境で街に。今までずっとやってみたかった、小田急線沿線ぶらり旅(別に小田急線でなくてもいいのだけど)。まずは小田急のHPに偶然あった、梅ヶ丘から経堂までの散策!

 まずは梅ヶ丘駅で下車、羽根木公園へ。が、梅なんてどこにも咲いてない・・・。まだ咲いてないのかなあと思って木を注意深く見てみると、明らかに枯れた後が。遅すぎでした。中にはほんの少し、気休め程度に咲いていたのもあったけれど、全体的に、冬の寂しい枯れ木。カメラで撮るべき被写体なんてどこにもない。挙句の果てには、今までの設定が吹っ飛んでしまい、撮影デビューとしてはまさにほろにがスタートに。

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(梅ヶ丘, Nikon D90 + AF-S DX NIKKOR 35mm F1.8G, 2010.3.14)

 開放絞りで撮ろうとしたら、カメラが明るすぎですと警告が出てるにも関わらず、しかもISOは驚きの1000に…(使い方をちゃんと覚えよう)。なんだよこの白とびを通り越した真っ白な写真は。ま、こんなもんですかね。でも、楽しい。すごく楽しい。じゃじゃ馬のMTスポーツカーを乗りこなすような感じ。コンデジでは絶対にできなかった表現力。細かいところはとことん繊細に写るし、やれば思いっきりボケるし、たくさ撮って、色々勉強して、説明書も読んで、"乗りこなして行きたい"と思う。

1003140016.jpg 結局、梅が残念な結果に終わり、羽根木公園は早々と後にし、駅前でマカロンがとんでもなく美味しいお店「Les Traces de MA」を偶然見つけ、妻はご満悦。ホワイトデーだからね。ピスタチオのマカロンがとにかくおいしい。オススメです。

 そこから本来の散策マップからは外れ、お隣豪徳寺まで住宅街を歩き、さらに経堂まで歩き、商店街であんころ餅を買って食べ、東京農大側の商店街を探索し、駅前で銀だこを食べるという、なんとも行き当たりばったりな散歩を楽しみました。今の会社に勤めている限り、立地的にも経済的にも縁がないけれど、世田谷区のこの辺りの雰囲気が大好きです。

 さて、次はどこに行こうかな。


 待ちに待ったこの季節。去年のF1は色々とひどくて、全然見る気になれなかった。気づいたら始まってて、気づいたらバトンが優勝し、シーズンが終わっていた。でも今年は違う。僕がF1を見始めるきっかけとなったヒーローが戻ってくる。前人未到の7度のタイトルを獲得し、皇帝という称号を得たミハエル・シューマッハの復帰。

 ミハエルの復帰には正直複雑な思いがある。フェルナンド・アロンソがタイトルを獲ったとき、彼は潔く身を引いた。その引退が象徴するかのように、それからF1では世代交代が進み、若き才能が台頭した。ただし、あらぬ方向に進み始めたのも事実。世界最速のモータースポーツの伝統とプライド、そして存在意義。それらが失われつつあることを、もちろん僕らF1ファン達はただただ傍から事態を見守る(見ないフリをする)しかなかったわけだけど、この危機に、僕らのヒーローは立ち上がってくれたのかな、と勝手ながらに思う。生涯フェラーリだと思われていたところ、まさかのメルセデスからの復帰。祖国ドイツのため、そしてF1のため、3年の時を経てついに。

 開幕戦バーレーンGPの予選。バトン、ハミルトン、アロンソ、ミハエルというチャンピオン4人が揃う中、彼らを「過去の人」と嘲笑うかのようなレッドブルのヴェッテルの速さが光る。去年も相当の力を見せてくれたけど、今年タイトルに最も近いはず。ウィリアムズ、マクラーレンと最速マシンを作ってきたエイドリアン・ニューウィーの力なのだろう。あとは去年を捨てたフェラーリの2人がどこまで仲良くできるか。マクラーレンも同様の問題を抱えてるかな。ただしバトンはハミルトンよりもいろんな意味で遅い。

 メルセデスGPは、ミハエルがロズベルクの糧となってくれたらいいなと思う。たしかにミハエルの活躍を見たいという気持ちはあるものの、2007年からひそかに応援してたニコ・ロズベルグこそが、次世代のF1を担うだろうと確信している。彼とヴェッテルが、ミハエルとハッキネンのようなライバル関係になってくれたら、これは本当に面白い。気づいたら、またもやミハエル、ロス・ブラウンのゴールデンコンビ。ホンダを失った去年にタイトルを獲ったロス・ブラウンの力は間違いなく本物。今年はさらにノルベルト・ハウグも加わる。チームをぜひ強くして、F1を盛り上げて欲しい。

 あとは去年驚きの一瞬の速さを見せたフォース・インディアのスーティルが10位に入ったりと、やっぱりこれだからF1は面白い。ちょっとチーム数が多すぎだし、予選タイムを見ても差がつきすぎと、色々と思うところはあるけれど。マシンも去年よりはずっと格好良くなった。

 今年は楽しみが1つ増えました。


manatsuhana.jpg真夏の島に咲く花は/垣根涼介

 本屋で何となく表紙とタイトルに惹かれて購入。舞台は日付変更線が通る国、フィジー。元イギリスの植民地で、労働力として連れてこられたインド人が人口の半分近くを占める。ビジネスに長けたインド系フィジー人、対して元々島に住んでいた"フィジー系フィジー人"。文明が発達する(持ち込まれる)につれ、両者の間に軋轢が生じるのは当然の流れであり、事実20年間で3回もクーデターが起きている。そんなフィジーの事情の話を、限りなくノンフィクションに近い形で噛み砕いたのが本作。

 話は、日本食レストランを経営するヨシ(フィジー人)、生粋のフィジー系フィジー人、インド系フィジー人、そしてワーキングビザで日本から観光業者に働きに来ている日本人の4人の視点から語られる。フィジー系フィジー人は、どこまでも大らかで、のんびりしていて、素直に生きている。島の土地(村)は皆のものであり、困っている人がいれば助けるし、逆に誰かのものは皆のもの。食料は豊富に採取できるため飢えることがない(生きることに困らない)から、向上心もない。彼らにしてみれば、いつの間にか自分達の島に乗り込んできて(実際には強制連行されて)、商売を始め、自分達よりも富を築いているインド系フィジー人や、その他の移民が許せない。俺たちの島で得たものなんだから、利益を皆で共有するのが当たり前なんじゃないか。そういうのが当たり前だと、誰もが考えている。

 僕たちは自然と近代文明=資本主義みたいな考えをしているけれど、もっと原理的な考え方をすれば、それで失われるものが数多くあるのも事実(社会主義や協賛主義、ましてや軍国主義が良いとは思わないけど)。我々が富の象徴?おそらくそれは貨幣と交換して得られるものを指すことが多い?として得られるものは、果たして人をどこまで幸せにするのだろうか。本当に必要なものって実はそんなになくて、色々と手に入れるから、もっと欲が出てくるし、逆に失うのは絶対嫌になる。資本主義国に生きる僕らは、知らないうちにあまりにも多くのものを抱えてしまっていたのかもしれない。だから何だと言うわけではないけれど、漠然とそんなことを考えさせられた。

 この本を読むまで、フィジーは南の島の観光国の1つであり、正直パプアニューギニアやニューカレドニアなんかとたいして変わらないだろうと思っていたけど、実は軍事政権だし、クーデター起きまくりで、民主化の遅れから諸外国とも対立している。でもきっと、ほとんどのフィジー人達は我関せずという形で飄々と生きているんだろうな。ストーリーとしてはごく普通のものだけれど、フィジーの情勢をここまで読みやすく綴ってくれたことに僕は感謝したい。


hagetaka.jpgハゲタカ(上)/真山仁
ハゲタカ(下)/真山仁
ハゲタカ II(上)/真山仁
ハゲタカ II(下)/真山仁

 ちょっと前に話題になった時は例によって冷めた見方をしていたのだけど、意を決して読んでみたら、あまりの面白さに1ヶ月弱で続編のII下巻まで読みきった。幸か不幸か、資本主義の世界において、お金の話があるところに、社会のあらゆる要素がつまっている。

 話は主に3者の視点から描かれる。一人は外資キャピタルファンドに勤める鷲津、その名前からgolden eagle(イヌワシ)の異名を持つ。最初は彼がなぜファンドの仕事に就くのかから始まり、日本で企業買収を手がけ、続編ではさらにその後まで発展する。もう一人が銀行員の芝野、彼もまたファンドとは異なる形で、企業再生に携わり、続編でも話の鍵を握る。最後に名門ホテルのオーナー、松平。彼女は自分が継ぐホテルの存続を守ろうと、戦い続ける。

 基本的には三者三様の話が展開されるのだけど、この3人がだんだんと絡み始めるところから、随時物語が始まる。1つの話がずっと続くわけではなく、中にはこれで終わり?という感じで幕が引いてしまう話もあるが、それぞれの成長というか変遷が丁寧に描かれているのがとにかく面白い。うまくいきそうな話が突如ぶつ切れになったり、展開があるだろうと思ってた伏線が何もなかったり。これはこれでアリだなと思った。主人公の鷲津なんて、最初とIIの最後では全然別の人間になってる気がしなくもない。

 内容は一言で言ってしまうと企業買収の話なので、どうしても経済の知識が求められるけれど、その解説もきちんとしてくれているので、ちゃんと話に追いつけます(自分も経済は素人)。実際に起こった事件がモチーフにされているところもあるので、そのあたりをどこまで割り切るかだけれど、フィクションとノンフィクションのギリギリの狭間で、これほどまでに楽しめる作品もそうそうないだろうと思う。

 さらなる続編も出ているので、文庫になったら読もうと思います。


liveatlast.jpgLive at Last/Stevie Wonder

 2008年、イギリスのO2アリーナで行われたスティービー・ワンダーのライブDVD。彼のライブ映像が公式DVDとして出るのはこれが初めてとのこと。価格も輸入版なら安かったので(リージョンフリー、ちなみに国内版は倍以上する)、ついつい購入。とびっきりの音楽がつまってて、先週届いてから1週間、ほぼ毎日ちょこちょこ見てます。

 もちろん捉え方は人それぞれだろうが、ライブ内容はスティービー・ワンダーの歴代ヒット曲がほぼ全て網羅されている。日本でも色々な場面で彼の楽曲を耳にすることは多いけど、そのいずれの曲も入ってる。バンドは14人と豪華な編成で、娘のアイシャもバックボーカルとして参加。当然<Isn't She Lovely>も聴けます。演奏は基本的にはオーソドックスだけど、細かいアレンジやホーンが何とも良い味を出してるし、何よりスティービー・ワンダー本人のパフォーマンスが凄すぎる。音楽、そして生きることに対する愛で溢れている、ものすごく楽しそうなステージ。

 それにしても客席のイギリス人達のノリの良いこと。促されての大合唱はもちろん、出だしの演奏から一緒になって歌うし、サビも合唱。お行儀の良い日本人の一人である自分にとっては、これだけ自由な気持ちでライブに臨めたら最高だろうなと思ってしまう。もちろんこれは自分の心がけ次第ではあるのだけどね。

 つい2,3年前までスティービー・ワンダーの作品は何となく敬遠してきたけれど、純粋に音楽という視点からすれば、今の時代で頂点に立つのはこの人だろう。同じ時代に生きられていることを音楽の神様に感謝したい。というよりも、彼こそが音楽の生ける神様と言っても過言ではないかもしれない。神様が音楽と戯れる、というのはいささかオーバーな表現だが、

 不謹慎で申し訳ないが、二十歳のときに偶然見かけた言葉がある。「この人が亡くなったとき、そのときの世間の悲しみはジョン・レノンの比ではないだろう」。僕はこの言葉がいつまで経っても忘れられない。


愛用してたThink Pad X61の液晶が割れてから約1週間。結局、同じものを「買い増し」しました。英語キーボード、メモリ、HDDを古いのから付け換え、無線LANのドライバをインストール(SDカード大活躍)。とりあえず、これまでの環境は復元できました。
一応新しいPCなのに全然嬉しくない…。CPUのクロックは若干下がったし(CPUの交換はちょっと難しそう)。次壊れたら、さすがに何か別の機種を探そうと思います。

Profile

take(take@blue-jam.com)
1981年12月23日生まれ
横浜市の端に在住
音楽と夏と海をこよなく愛してます。
強く、やさしく、フェアに

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