2011年6月 archive


20110625579-001.jpgおめでとう、角松!
あと3時間を切った!


 この前仕事でメールを書いてたら、偶然"wouldn't it be"というフレーズが出てきて、もうそっからずっとビーチボーイズモード。嫌な仕事を一瞬忘れて楽しい気分になったのだけど、良く考えてみたらそう単純な話でもなかった。

 『Pet Sounds』収録のこの名曲は、歌詞が小っ恥ずかしいほどストレートだけど、それでもビーチボーイズが歌えば不思議と哀愁が感じられる。恋人との幸せな未来を想って"wouldn't it be nice"とするのではなく、よくよく考えてみると、例えば、それは決して叶わぬ境遇を歌ったものであったり、死期が近い老夫婦を連想させたりと、言葉通りに響くことはない。

 Maybe if we think and wish and hope and pray it might come true
 Baby then there wouldn't be a single thing we couldn't do
 We could be married
 And then we'd be happy

 突如転調して上記の歌詞が続くが、このthink, wish, hope, pray(想って、望んで、期待して、祈って)とandが3回も続き、しかもmaybeだしmight。そして一気にスローダウンするところが、なんとなく終わりを告げるようで物哀しい。それがwouldn't it beの意味するところで、?だったら素敵なのにね、でもそうはいかないと繋がってしまいそう。

 とか何とか色々考え、仕事どころではなくなり、手帳に殴り書きで"Wouldn't it be nice"とあったので、こうして文章にしてみた次第です。一人でああだこうだと考えてるときはかなり盛り上がってました。きっと変なテンションだったのだろうな。

 全然関係ないけど、『Pet Sounds』一体何バージョン出てるんだよ…っていうぐらい色々とあって、AmazonやHMVで検索してみると笑えます。


 本日は仕事が休み。有給休暇をとったわけではなく、何かの記念日でもないのだけど、どういうわけか休みだった。年に1、2日はこういう日があります。日々の仕事量を考えれば、休日出社して少しでも仕事を進めておきたいけれど、最近わかったことは会社にいるとろくなことがないということ。いるだけで余計な仕事がふってきたりするので、できるだけ会社にいないに越したことはない。

 そんなわけで自由な一日。と言っても、平日に休みができてもすることがないので、とりあえず髪を切ってもらいに。よく伸びるのが早いと言われ、自分でもそう思うのだけど、おそらく髪質がかなり硬いせいだろう(それは手にささるほど!)。で、切り終わった後店をでたら、おそらくプライベートなのだろうけど、ホンジャマカの石塚さんがおばちゃんに囲まれてた。「写真撮ってもらってもいいですか?」と腕をがっちり組んでるおばちゃんに、「全然いいですよー」と気さくに応えてた彼はきっといい人。

 地元に帰って昼食。飲食店は結構ある方なので食べるには困らない。今日は、今まで行きそびれていた大阪王将に行ってみた。餃子に炒飯のセット(に唐揚げ付き)。一時期王将ブームがあって、その最中でのオープンだったので(王将違いだけど)割と期待していたものの、味は至って普通でした。餃子も言うほどじゃないな。そして唐揚げは唐揚げじゃないのが許せない。これだったらバーミヤンの方が良いかと思います。

 家に帰ってフラッシュフォワードを2話見て、家の掃除。最近掃除機は2回かけます。昔、名前は忘れてしまったけど女優さんが掃除機で取れたゴミを見るのが好きとテレビで語っていたけど、その気持ちよくわかる。我が家の掃除機は紙パックではなくてティッシュをフィルタがわりに使うタイプなので、毎回ティッシュを交換するため、吸い取ったゴミを否が応でも見ることになるのです。生活してるだけで、ここまでのほこりが出るというのが驚き。

 さて、今週末は多分仕事でなくて、来週末の角松30周年まで犬のように働こうと思います。HARD WORK FOR QUARTER OF WATER.(ハワイの道端に書かれていた名言)


 実家を出て3年が経とうとしている。今住んでいるところからは、「帰省」なんて言葉は決して使えないほどの距離にあるので、たまに寄ったりすることもある一方、長くても半日滞在することはない。そんな実家なのだけど、今日、正直の事実を知った。部屋を弟に取られた。

 理由は、まだ実家にいる弟の部屋のエアコンが壊れたため、新たに買い直すのだったら、全然使われていない僕の部屋を使えば良いという親の思慮に欠ける考えから。収納庫に置きっぱなしにしてた荷物はすべて取り出され、今は弟の使っていた部屋に置かれているらしい。母の誕生日が近いので食事でもどうかと電話したら以上の事後報告をされ、呆然自失となり、結局食事どころではなくなったのは言うまでもない。

 家を出るときは別に感慨深いものもなかったし、自分の部屋がどうとか、そんなことを考えたことすらなかった。でも不思議と今、実家に帰っても、もう自分の部屋はないんだと思うと、何だか悲しくてやるせなくてたまらない。中学に入るタイミングで引越し、初めて自分の部屋というものが与えられ(それまでは弟と同じ子供部屋だった)、それから15年近く使ってきた部屋。特に暇な学生時代は多くの時間を自分の部屋で過ごした、思い出のたっぷりつまった部屋。

 その部屋がもう自分のものではない。この事実は、仕方ないんだと思う一方で(そもそも実家は両親のものだし)、やはり簡単に割り切れるものでもない。もし実家に泊まるようなことがあったらどうするんだと抗議したら、使ってない和室で寝ればいいじゃないと一言。全然わかっていない。家を出る時に全然寂しくなかったのは、実家が手の届く範囲にあって、僕の部屋もそこにあって、そこは変わらないままだと知っていたからだ。

 これは完全なる僕のわがままだけど、その変わらないはずの実家が変わってしまうというのは、非常に大きなこと。いっそのこと実家が売却されるのであれば諦めもつくが、エアコンが壊れたという理由なだけで、安易に思い出の部屋を取られたことに納得ができない。和室で寝ろと言われたって、自分が15年住んでいた家に帰って客人みたいな扱いされたくないですよ。僕の部屋のエアコンだって、もうすぐ10年経つ(一度買い換えた)。これが壊れたら一体どうするつもりなんだ。

 ひとつ交渉したのは、もし弟が家を出て行くときは、部屋を元に戻して欲しいということ。親の性格からして実現されなさそうだけど(どうせもう使わないのだから、今更そんなことする必要ないだろうと言うだろう)、自分の部屋が元にもどらないうちは実家に帰りたくないとすら考えている。きっと帰るたびに、ああ自分の部屋はもうないんだと思うだろうから。それほどまでに大切な場所。これは実家を出て初めて気づいたこと。


tokyoenlab.jpgBreath from the Season/Tokyo Ensemble Lab

 とびっきり夏の1枚を。数原晋率いるビッグバンドにシンセサウンドの融合。こんなことする人は角松ぐらいしかいない。ってことで1988年の角松敏生プロデュース作品であり、一歩間違えると非常に危険なこの組み合わせを、夏をテーマに絞り込むことで、見事に成し遂げた傑作。このゴージャスなフルバンドはきっと二度とない、忘れかけられた80年代の煌きそのもの。

 ポンタさん参加のナンバーは忠実なビッグバンドっぽい一面もあるが、本作はあくまでもフュージョンというカテゴリーの中で、ビッグバンドを活用したものと言ってしまっていいだろう。なので決してジャズとしてのそれではないのだけど、これはこれで良いという音楽もある。梶原順、難波弘之、山木秀夫、佐藤博、島健、ジェリー・ヘイ(!)といった豪華メンバーも参加してます。この辺の変わらなさがいい。

 頭から最後まであっという間に駆け抜けてしまうけど、やはり出だしの<Lady Ocean>と最後のボーカル曲<Morning After Lady>が秀逸。夏独特の焦燥感と切なさが見事に曲に表れている。角松自身の『SEA IS A LADY』や『Legacy of You』にも繋がる本作、もうほとんど市場に残っていないので、もし少しでも曲を気に入ったのであれば即買をお勧めします。

Profile

take(take@blue-jam.com)
1981年12月23日生まれ
横浜市の端に在住
音楽と夏と海をこよなく愛してます。
強く、やさしく、フェアに

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