2011年8月 archive


rayofhope.jpgRay Of Hope/山下達郎

 山下達郎が新譜を出すと朝のニュースになる。およそ6年振りの新作ということもあるのだろうが、そもそもアルバムを出してニュース番組に取り上げられる歌手なんて、あとは小田和正ぐらいじゃないだろうか。それだけプロモーションに力を入れてるのか、それとも達郎さんはメディアと良好な関係を持っているのかわからないけど(功労を讃えているのかもしれない)、前回のSONORITEといい、この人がアルバム出すとニュースになるなあと思った次第です。

 初回限定版は嬉しいJOY1.5付き。JOYというのはライブアルバムで、過去のベストテイクを集めたということもあり、ポップスでここまでの完成度を誇るライブアルバムを僕は他に知らない。これまで過去シングルのカップリングにちょくちょくライブ音源を付けていて、このJOY1.5ではそれらを(おそらく)リマスタリングして収録。

 まずは本編から。全14曲中9曲がタイアップ曲、うち2曲はPreludeとPostludeという位置づけなので、実質3/4がどこかで耳にしたことのある曲。最初からフルに作られた楽曲もあれば、CM用にサビを中心とした一部が作られ、それにメロディを加えていった曲もあるはず(違ってたらすみません)。なので、なんとなく小田和正の『どーも』と同じく、寄せ集め的な印象は拭えない。

 本作はもともと1年ぐらい前に『Woo Hoo』として発売予定だったのだけど、収録が遅れていくうちに自身のライブが始まってしまったり、奥さんの竹内まりやの収録が入ったりして延期された。そこにきて東日本大震災があり、タイトルを変え、楽曲も少し手直しをしたところがあるとのこと。歌で世界を救えないというスタンスを持つ(と勝手に解釈している)角松敏生とは対照的に、タイトルのとおり、達郎さんは本作が少しでも希望の光となってくれればという願いを込めているのだろう。

 第一印象は全然良くなかった。何せ、近年は2年連続でツアーを実施するほどバンド活動に精力的で(そして今年も!)、てっきりかっちりと固まった新山下達郎バンドでの収録なのだろうと思ってた。が、フルバンドの楽曲は一曲もなし(佐橋さんがいないよ)。ドラムの小笠原拓海やストリングスなど、コンピュータでは表現しきれないところを要所要所で起用するのは流石だと思うが、それにしても打ち込みが多すぎる。僕は、プロのミュージシャンというのは、CDと同じクオリティをライブでも見せられるものだという角松の音楽で育ってきたし、達郎さんだって90年代の『COZY』まではそのスタンスだったはず。ライブでの圧倒的なパフォーマンスを知ってしまったら、このアルバムでは到底満足できない。やっぱり、音楽は生、人間が演ってなんぼだと思うんですよ。

 もちろん曲のクオリティは高く、中でも<希望という名の光>や<街物語>、<MY MORNING PRAYER>は一つ抜けてる。それでも、得体のしれない残念感が漂う。ライブはライブ、CDは曲作りの場と割り切ったのかもしれない。あるいは単純にコスト的な問題なのか。ポップスに精巧さと完璧さを追求するドナルド・フェイゲン(スティーリー・ダン)だって打ち込みはないからなあ。そこいくと、金銭面では圧倒的に不利な状態にある角松が、それでも人の奏でる音楽にこだわり続けてるっていうのは本当に凄いことだと思う。

 あとは細かいことだけど、たぶんこのジャケットは幻に終わった「Woo Hoo」からそう変わってないのではないだろうか。「希望の光」と荘厳なタイトルからはかけ離れている。『僕の中の少年』とかね、ああいったイメージだった。CDというパッケージを買うのだから、ジャケットや歌詞カード、そういうところまで考えて欲しい。また、収録時間に余裕があるので、シングルのカップリングだった<ANGEL OF THE LIGHT>や<ミューズ>が収録されてもよかったのではと思う。詞のイメージからもアルバムからそう離れてはないはずだし(『RARITIES2』行きかなあ)。

 打って変わって、JOY1.5はやや物足りなさがかなりあるが、やっぱり凄い。<二人の夏>や<砂の女>、<こぬか雨>と自身の楽曲ではないのを7曲中3曲もいれるところが達郎さんっぽいし、BIG WAVEからの2曲も嬉しい。当時ライブの始まりに歌われた<アトムの子>が最後の曲というのは、JOY2.0を否が応でも期待してしまう。こんな世界がね、ライブで3時間以上も繰り広げられているんですよ。本当に。7曲という曲数がちょっと中途半端だけど、間違いなく本編よりこっちの方が聴く頻度は高いと思う。

 次はJOY2.0を期待したい。そしてまた、80年代のような傑作アルバムをもう一度。


毎日暑いですね。最近はセブンイレブンで手に入るこればかり飲んでます。ほんのりレモン味で余計な甘さが一切ない(近頃の炭酸飲料は辺に甘い)。原材料は水、二酸化炭素、香料のみという潔さが素敵です。


地元神奈川産(三浦?)のスイカが一玉680円という驚愕プライスだったので、念願の初スイカ。ちゃんと甘くて美味しかった。

ちなみに最近少数派みたいだけど、塩を付けて食べる派です。


 この話は自分が書く資格はないと思っていたのだけど、それでも、書かずにいられない出来事に遭遇してしまったので書かせて下さい。

 今日みなとみらいから横浜に向かう途中、数多くのマリノスのユニフォームを着た人とすれ違った。手には花を持っている。日産本社の中、そごうに向かう遊歩道の途中、そして横浜駅東口。大きな花束、一輪の花、ひまわり、みんな花を手にしている。様々な表情をしながら。

 そう、マリノスタウンに故松田直樹選手へ献花をしに行くために。最後の本当のお別れを言いに行くために。戦力外通告を受け今年JFLに移籍したとは言え、95年から昨年までずっとマリノス一筋でプレーし続けた、まさにミスターマリノス。僕を含め多くの日本人にとっては、トルシエジャパンのフラット3不動のDFというイメージだが、それ以上にマリノスサポーターにとっては思い入れのある選手。

 誰も献花なんかに行きたくなかったはずだし、認めたくもないはずだけど、それでも行くんだね。お別れを言わずにはいられない、ありがとうと一言お礼を言わずにはいられないんだね。そういう気持ちをすれ違う人々からひしひしと感じ、僕はただただ圧倒され、なんだか泣きたい気持ちになりながら、彼らとは逆の方向を目指し歩き続けた。

 もしマリノスが解雇しなければ、今年もマリノスでプレーし続けていれば、移籍するにしても、きちんとした設備の整ったクラブだったら、あるいはこれは一番あり得ないだろうがマリノスを離れる時点で引退を決意していたら。「たられば」は尽きない。色々な人が複雑な想いを胸に抱えているだろうなと思う。運命はあまりにも残酷で、どれだけ嘆いたって何も解決されることなく、そして幾度と無く過ちは繰り返される。それでもこの運命を受け入れなければいけない。C'est la vie. The show must go on.

 トルシエジャパンの幾多の感動をありがとう(僕はマリノスサポーターではないので)。これからは天空から日本のサッカーを見守っていて下さい。

松田直樹(Wikipedia)


 その昔、銀座をブラブラ歩くことを銀ブラと言ったらしい。今年の夏休みは予定が全くなく、妻にせがまれ、自分もアップルストアに行きたかったこともあって、夏休み初日に「銀ブラ」をしてきました。

 どうも銀座というと有楽町の近くというイメージが近かったので、新橋から適当に行けばそのうち着くだろうと思い、銀座線に乗るという手もあったが、乱立するすしざんまいを横目に街歩き。目当てのapple storeは、場所を調べていかなかったもののすぐにわかりました。気になってたMac Book Airを触るも、キーボードが浅すぎてちょっと気持ちが冷めてしまった。最近アイソレーションキーボードが流行ってますね。ThinkPadから乗り換えられるキーボードを持つノートは、ほとんどないのかもしれない。

 その後はウィンドウショッピングの付き合い。フォーエバー21とかH&MとかZARAとか、なるほどワイドショーなどでファストファッションと呼ばれる店が並んでて、年齢層や賃料を考えるとやっていけるのだろうかと思ってしまったけれど、まあ何とかなっているのだろう。アバクロンビー&フィッチは、大音量と香水の匂いで目眩がした。あれは服を買う場所じゃない気がするけど、最近の若い人たちはああいうのが好きなのかもしれない。外人率高し。

 銀座というと大通りの歩行者天国というイメージしかなかったのだけど、あれは休日限定なんですね。全然知らなくて、前に来たことのある銀座は一体どこのあたりだろうと随分迷ってたら、実は既に自分がいるところがそうだった。

 お昼は銀座プライスが怖かったので、新橋に戻る途中の路地で見つけた居酒屋のランチ。マグロが美味しかったです。

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 その後、カレッタ汐留に行き、祇園辻利で抹茶ソーダなる斬新な飲み物を飲み(結構おいしかった)、帰路に。特に何も買わなかったけれど、横浜より人が少なく、落ち着いてて、それなりに良かったです。

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 関係ないけど、汐留で全日空の広告を発見。ボーイング787乗ってみたいなあ。A320なんかより断然乗りたい。

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反省点:テレビの街頭インタビューなんか受けるもんじゃない(フジテレビの特ダネで、「原発について議論をしたことありますか?」という内容だった)。

Profile

take(take@blue-jam.com)
1981年12月23日生まれ
横浜市の端に在住
音楽と夏と海をこよなく愛してます。
強く、やさしく、フェアに

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