2006年10月29日
for you
たとえ世界が崩壊しようと、全てを無にする温かな光に包まれようと、これから先、この日を忘れることはないのかなと思う。君がこの世に生を受けた日。
僕が君に伝えたいのは、「誕生日おめでとう」という言葉ではなくて、1年間無事に生きてくれてありがとうという感謝の気持ち。そしてどうか、これからも生き続けて下さい。
世界は君に平等でしたか?
誰かを心から愛し、そして愛されてきましたか?
大切なものはしっかりと胸にかかえてますか?
生まれるべくして生まれてきた君は、出会うべき人に出会って、そして遭遇すべき1つ1つのことに遭遇していったのだと思う。
光は見える?
大丈夫、きっとうまくいくよ。
2006.10.29 Keishi Takeda
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2006年04月01日
小さな力
僕が目で合図をすると
やさしく微笑み返してくれたから
今度公開される映画を教えたら
一緒に行こうって誘ってくれたから
冷たくなった僕の右手を
そっと左手で握ってくれたから
立ち去ろうとする僕のコートを引っ張り
頬に口づけをしてくれたから
だから僕は頑張れた気がするんだ
小さな力をくれた君に
もう二度と会うことのない君に
心からのありがとうを伝えたい
2005年10月29日
For You
僕が君に見せたかった世界は最初からどこにも存在しなかったし、そして伝えたかった言葉は風の中に消えた。
それでも君がこの世界にいてくれたから
僕はそのことをすごく嬉しく思うから
もしも僕の声がまだ君に届くのなら。
どうか自分を大事にして欲しい。心の声に耳を傾け、自分にとって本当に大切なものを心から愛して欲しい。それはひどく困難なことのように思えるかもしれないけど、君ならできると思う。
そして、君が世界を救えるんだ
また新たな一年が幸せに包まれますように。そしてつかんだ幸せがこぼれませんように。
誕生日おめでとう。Keep smiling.
2005.10.29 Keishi Takeda
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2005年08月11日
君の街へ
大切な人がいる。忘れられない人がいる。出せなかったメールがあって、消えない気持ちがあって。言えなかった言葉があって、伝えられなかった想いがあって。ずっとずっと。もうどれぐらい経つのだろうな。きっと、これからもずっと。
そんなことを全部抱えて、僕は君の街へ行こうと思う。
君の街が見えてくる
終わりのない旅を導く
愛しい人にまた会える
目を覚ませもう一度
走り出せあの日のままに生きて
(もう一度・・・and then/角松敏生)
2005年08月04日
君の声を聴かせて

携帯の留守電にメッセージが入っていたのでセンターに繋いでみたら、2年半以上前に録音されたメッセージがまだ残っていた。たしか授業中にかかってきた電話で、たいした用件ではなかったのだけど、彼女はメッセージを残しておいてくれた。
それで久しぶりにその人のことを思いだしてしまった。戻れるならあの頃に戻りたい。君が横で微笑み、僕は海に潜る。そんな夏だった。
彼女と出会ってなかったら、今の僕はここにいない。精神的にも、おそらく物理的にも。そう断言できるほど僕にとって大切な人。君が僕のためにしてくれたことは一生忘れないよ。僕に見せてくれたやさしさを忘れられるわけがない。絶対に。
どこかの海で、またいつか。またいつかの夏に君に会えるかな。
2005年05月16日
六月の花嫁
今日は空や生い茂る木々がやたら色鮮やかに感じた。もう五月だもんな。そういう季節だ。
その一方で、僕の周りでは色々なことが立て続けに起こっている。好むと好まざるとに関わらず。僕は川底に落ちている石のように、ただ流れによってコロコロと転がり続け、いつしか角が取れた丸い石になっていくのだろうか。
昨日の夜、僕が最後につきあった人から来月結婚するという電話があった。
彼女とは、別れてもう3年以上が経つ。全く連絡をとっていなかったから、電話に出たときは凄くびっくりした。携帯のディスプレイには見知らぬ番号が出ていたが、声を聴いて一瞬で彼女だとわかった。「わかる?」「うん、わかるよ」みたいな感じで。3年という時間が長いのか短いのかはわからないけど、僕は彼女の声を忘れていなかった。
今年26歳になる彼女。たしかに結婚してもおかしくない年齢だと思う。100%心から祝福できたと言えばきっと嘘になるんだけど、それでも「よかったね」というような気持ちはあったし、幸せな結婚生活を送って欲しいと思った。
少しだけ彼女のことについて書こうと思う。
ふとした瞬間に見せる、ちょっとはにかんだ顔が素敵だった。僕の目をのぞき込むような真剣な眼差しがたまらなく愛くるしかった。一度も褒めてあげることができなかったけど、僕が何となく口にした好みの髪型にしてくれた君。凄く似合ってた。とてもしっかりした人だったが、時々不安定なところを見せることもあって、僕はきっとそういうところも含めて全て、僕なりに彼女を愛していたのだと思う。
彼女には、自分の気持ちを言葉で伝えることの大切さを、僕の思うやさしさと君の望むやさしさが必ずしも一致しないということを教わった。不安や恐怖に立ち向かっていく勇気と、苦しいことから逃げない強さをもらった。そして何より、彼女に出会って人を愛することの素晴らしさを知った。
連絡もできず待ち合わせ時間に1時間以上も遅れてしまった僕をひたすら信じて待ち続けてくれたこと、雨の中傘もささずに抱き合っていたこと、深夜にいきなり会いたいだなんて言われて車を飛ばして会いに行ったこと。ほとんど涙を見せなかったけど、一度だけ夏の終わりに僕の胸で静かに泣いたこと。色々なことを覚えているが、君の顔はおぼろげにしか思い出せない。でもきっと、二人で過ごした時間は僕の中から一生消えない。
別れたのは、こんなところに書けないぐらいほんの些細なことが原因だった。でもそのほんのわずかなほつれが、決定的なものへと繋がった。きっとそういう運命だったのだろう。そしてそれは僕ら二人にとって良かったことなのかなとも思う。離れてから初めて気づくこともたくさんあったし、二度と元には戻れないという状態になったからこそ生まれた想いというのもあった。
最後、お互い涙をこらえきれず泣いてしまったが、きちんと「さよなら」を言って別れることができた。人との別れというのは多分突然やってくるものだけど、そうやって別れの言葉で別れられるというのは素敵なことなのだと今は思う。
水無月に花嫁になる君へ。
一緒にいたのは2年弱という時間に過ぎなかったけど、僕は君の恋人であったことを嬉しく思うし、誇りに思う。3年以上という月日が経って、ほとんど君のことなんて考えることもなくなった僕に結婚の報告をしてくれた君を。やたら重くて不器用だった僕の愛を、全て包み込むように受け止めてくれたその君のやさしさを。
どうか幸せになって欲しいし、そして相手を幸せにしてあげて欲しい。僕はもう少し、僕のしなくちゃいけないことを頑張るからね。
いつか、きっといつか、何か変わらないものを見つけることができたなら。僕がずっと求め続けているものを手に入れることができたなら。その時僕は、僕の愛すべき人を、君のことを愛した以上に愛そうと思うんだ。
2005.5.16 K.Takeda
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2005年04月11日
幸せな時間
written on Feb. 9th, 2005
幸せな時間というのは
意外なほど当たり前のように過ぎていって
そして過ぎ去った後に改めて
自分が幸せだったということに気付いて
あとは過去の記憶と未来への想いがごちゃごちゃになり
自分の立ち位置を見失うだけ
僕は割と不器用だからね
そんな繰り返しでしか生きていけないのかもしれない
2005年02月13日
promise you

僕の願いなんて何一つ叶わなくていいから
君の無事を西の空に願うよ
僕の想いなんて何一つ伝わらなくてもいいから
君の幸せをずっと東の空に願うよ
そして僕は僕の全てをかけて
君の永遠をいつまでもこの大空に願い続けるよ
2004年11月13日
Happy End
心が満たされている。自分の余計な部分がどんどんとそぎ落とされているのがわかる。単純に、シンプルに。素敵な言葉と、素敵な時間と、素敵な笑顔。周りの景色一つ一つが違って見える。これ以上何を求める?
ビル・エヴァンスの"MY FOOLISH HEART"。こんなにも綺麗な音楽がこの世に存在しているなんて。
もっともっと美味しいものを食べに行きたかったな。いい音楽に触れたかったな。僕は一度でも人をきちんと愛することができたのかな。愛されたことはあったのかな。もう一度ぐらい、誰かを強く抱きしめたかったな。
もし許されるのなら、今が人生に終わりを告げる時の一つかもしれない。
2004年10月29日
for you
これは僕の感じていることを、できる限り率直に言葉にしたものである。決して冗談でも、軽い気持ちでもなく、心の底から思っていることだ。確信はもてないけれど、こうやって言葉にすることできっと新しい命が生まれる。これを滑稽だと思う人がいれば、そう思えばいい。君にとっての輝かしいスタートだ、誰が何と言おうが構わない。
もう1つ、これはフィルタを通すことなくそのまま、そして極めて一方的に書いたものでもある。僕“なんか”なんて言わないでくれと君は言う。でも、僕は自分のことを割とどうしようもない人間だと思っている。少しぐらい救いはあるのかもしれないけど、僕はかなりの場合において後先考えず行動するし、言ってしまった後で後悔することばかり口にしている。誰かに何かを与えることができたという覚えはほとんどない。その代わり誰かを傷つけてきたことは数え切れないほどある。もしかしたら、この文章もそうなってしまうかもしれない。その時は申し訳ないけれど、僕“なんか”の言うことは気にしないで欲しい。でも、それでも、うまく伝えられるかどうかわからないけど、僕は君に伝えたいと思う。そしてもし、ほんの少しでも受け止めてもらえることがあれば、それは僕にとって何よりの喜びだ。
一つの転機を迎えようとしている君に、いくつか伝えたいことがある。
これまで君が一体どのような道を歩いてきたのか、どんな風景を見てきたのか、実際のところはわからない。でも偶然僕の道と交差したとき、君が心に描いているものを少しだけ見ることができたと感じている。どこからやってきて、そしてどこに行こうとしているのかを。不思議と、何となくだけれど、そういうことを感じている。こんなのは生まれて初めてのことだ。
君は、全てが終わってしまったと失望の淵にいた僕に、かすかな光をくれた。その光は、ろうそくの灯りのように温かく、そして暗闇を照らすには十分すぎるぐらいの明るさを持っていた。風が吹くと不安定になるけれど、しかし確かな光だ。僕はそのことにとても感謝している。君に出会えたことを本当に嬉しく思っている。
世の中は理不尽なことばかりだけれど、人と違うことを恐れないで欲しい。自分が自分であることに自信を、誇りを持って欲しい。不安なら僕を使ってもらっても構わない。何かを与えることはできないかもしれないけど、それぐらいなら僕にも役に立てることがあるかもしれない。とにかく、君は幸せになるに値する。そのことは僕が命をかけて保証する。
君が幸せをかみしめるとき、君の周りの世界が微笑みに包まれる。世界を回しているのは君だし、世界を救うのも君だ。まだそのことに気づいていないかもしれないけど、きっとそのうちわかる。僕にはそのことがわかる。
君は自分が思っているよりもずっと素敵な人だ。そして今でも十分すぎるぐらい素敵だけど、この先もっともっと、自分を信じて感性を磨いていって欲しい。周りを引き込んで、道連れにしても構わない。最短ルートを選ぶ必要はない。最適解を求める必要もない。回り道をして、ときには引き返して、そんな風にして進んで欲しい。損なわれたものなんて気にしなくていい。君には輝かしい未来が待っている。未来はそのために存在している。
そしていつか、自分が得てきたものを誰かにも与えて欲しい。そのとき、きっと世界が君に微笑むはずだから。
So, anyway, happy birthday.
May your twenties be bright and peaceful.
2004.10.29 Keishi Takeda
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2004年10月20日
for all my loves
村上春樹の『1973年のピンボール』に、こんな一節がある。
「僕は不思議な星の下に生まれたんだ。つまりね、欲しいと思ったものは何でも必ず手に入れてきた。でも、何かを手に入れるたびに別の何かを踏みつけてきた。」
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「・・・そしてこう思ったんだ。もう何も欲しがるまいってね。」
僕自身が不思議な星の下に生まれたのかどうかはわからない。でも、これまでに程度の差こそあれ、僕も欲しいと思ったものはほとんど全てを手に入れてきた。どういう形であろうとも、最終的には思い通りの点に到着した。そしてここにあるように、その度に別の何かを踏みつけてきた。すぐにそのことを認識できるものもあれば、そうでないものもあった。いずれにしろ、それらは僕をうんざりとさせた。何も求めたくないと思ったことがこれまでに一体何度あったことだろう。
しかし僕の中では、人はどこまで行っても一人なんだという思いと、誰かを愛して誰かに愛されたいと思う気持ちとが、まるでカバンに入れっぱなしにしておいたイヤフォンのコードみたいに複雑に絡み合っている。これまで、それをほどく作業を一生懸命してきたつもりだった。ある時はそれを自らの手で意図的に絡めたりもしたし、ほどこうとして余計に絡まったこともある。何度も繰り返しほどいているうちに、その作業に少しずつ慣れてきているような気もする。でもそれはたいしたことではない。結局、またカバンにいれたら絡まるのだ。
人はどんなことからでも何かを学べるとしよう。前に進んでいるかどうか、それが生産的かどうかは別として、少なくとも何かしらのことは学べる。僕はそう信じたい。そしてこれまでにわかったのは、僕はどこまでいってもこの作業から逃げられないということだ。広大な世界からすれば、自分が何をしようとも、それは不確かな動きをするほんの一つの原子でしかない。僕が今この場で何をして、どういうことを思っていようとも、星が一つ潰れようとも、君の生活は何一つ変わらない。例えばそういうことだ。君のために一体僕は何ができるだろう。
これまで僕が踏みつけてきたもののために、傷つけてきた人たちに対する償いのために。君が流してきた涙のために、溢れんばかりのその笑顔のために。きっと、僕にだってできることがあるはずだ。もしもかすかな救いというものが存在しているのなら。