2008年03月16日

F1 Grand Prix 2008開幕!

 今年も始まりました、モータースポーツの最高峰フォーミュラワン。昨日今日とテレビで観ていたのだけど、もう完全に新時代ですね。以前は仕事と関係していたからほぼ全ての情報をフォローしてきたのだけど、今年に限っては何も知らない。ドライバーの移籍情報ぐらいは気にかけていたものの、標準ECUやトラコンの禁止なんていうのは全然知らなかった。

 しかし開幕戦のオーストラリアGP、これ近い将来なくなるんじゃないですかね…。22台走ってチェッカーを受けたのが7台(完走扱いは8台)、バリチェロが失格になったから、実質6台ですよ…。開幕戦ということで各チーム手探り状態なところがあるのはわかるし、気温も尋常じゃなかったし、トラクションコントロールがないから滑りまくったし、ほとんど使われないサーキットだから路面状態は最悪だったのかもしれない。それでも1/3しか残らないサバイバルレースはちょっとひどすぎる。かつてミシュランタイヤを履くチーム全てがリタイア(ボイコット)するという前代未聞のアメリカGPで完走6台ということがあったけど、それとほとんど変わらないじゃないですか。セーフティーカーも3回ぐらい入ったし。そのうちなくなる気がします。

 そして今年の勢力図。この波乱のグランプリで、一人堂々の走りを続けたハミルトンは間違いなく優勝候補でしょう。フェラーリ勢のきちんとした走りを見るチャンスがなかったからまだわからないけど、ひょっとしたらマクラーレン独走状態かもしれない。あとはBMWが調子いいですね。トヨタも少しは速いかもしれなくて、あとトロ・ロッソが何だかんだで速い(まだV10エンジン使っているのだろうか?)。もはや元ミナルディなんて誰も覚えてないだろう。

 僕は元々フェラーリ好きだったのだけど、もはや僕の好きなフェラーリは遠い過去になってしまった。ミハエル・シューマッハとエディー・アーバインのコンビが好きだった。ポディウムでブラジル国旗片手に泣きじゃくるルーベンス・バリチェロが好きだった。

 今年は、去年の開幕戦から目を付けていたニコ・ロズベルグを引き続き応援していこうと思います。予選での速さはピカイチだし、度胸もある。本当にいいドライバーだと思う。ぜひ(フジテレビが)バカみたいに騒いでいる中嶋Jr.に実力の違いを見せつけて欲しい。

 あとは株主なのでホンダ。フェラーリの黄金時代を支えた新監督ロス・ブラウンは、チームを3年で世界一にするらしい。それにしては今日の給油、ピットトラブル、さらに信号無視はあまりにお粗末だった。こんなことしてるようじゃ、世界チャンピオンなんて夢のまた夢。しっかりしないと。F1というのは現在自動車メーカーの宣伝場所になってしまっているというのが現実。それでも、自社のロゴの代わりに、「earthdreams」と環境を意識したロゴのみのカラーリングをするホンダが、誰が何と言おうと僕は大好きなのです(だったらF1なんてやめろよとは言わない)。だから頑張れ!そしてまた表彰式で日の丸を見せて欲しい。

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2007年11月30日

アロンソがホンダに行ったら面白いと思う

 恒例の(?)、気まぐれでお届けするF1ニュース。なんでも未だシートが決まらないアロンソが、ホンダに移籍するとかしないとか。

 昨年、一昨年と、ルノーで2年連続でワールドチャンピオンに輝いたフェルナンド・アロンソ。皇帝ミハエル・シューマッハを引退に追いやったのも実質このドライバーだろう。そして、今年は戦力を付けてきた名門マクラーレンに満を持して移籍。マシンは下馬評通りの実力で、誰もがアロンソの3年連続タイトルを予想した。

 だが伏兵となったのが、誰もがここまでの活躍を考えてなかったルーキーのルイス・ハミルトン。チーム監督ロン・デニスの秘蔵っ子と呼ばれるだけあって、とにかく安定した走りを見せる。いつしか王者の余裕は消え去り、チーム内は両ドライバーで真っ二つに割れ、そしてついに、アロンソはチームに不信感まで持ってしまう。余談になるけど、こういう時につけこめる強さを持つフェラーリというのは本当に強いのだと思う。キミ・ライコネンもやらなければ行けないときに全力を出せたからこそタイトルを獲得できた。

 そういうわけでアロンソとマクラーレンの仲はズタボロ。昔ウィリアムズとエンジンパートナーのBMWが喧嘩をしてその仲が二度と修復されることはなかったけれど、アロンソも同じで、マクラーレンを出るしかなかった。そうなると困ったのが移籍先。というのも、マクラーレンより競争力のあるチームなんてフェラーリぐらいしかないけれど、フェラーリはライコネンとフェリペ・マッサというラインアップを確定させてしまっている。いくらアロンソが2度の世界チャンピオンとは言え、このラインアップを覆せるほどの力も魅力も、フェラーリはないと考えている。もし仮に、絶対ないけれど、唯一覆る可能性があるとしたら、ミハエル・シューマッハが突如1年だけ走らせてくれと言ってきた場合だろう。

 フェラーリがダメなら、古巣ルノーに復帰という道もあった。ルノーの監督フラビオ・ブリアトーレはアロンソの元マネージャーでもあり、彼の才能を見出した人物でもある。ただしアロンソ側はあくまでも来年フェラーリに移籍するまでの足かせ程度にしか考えておらず、希望は単年契約。ここがルノー兼日産CEOカルロス・ゴーンの逆鱗に触れた。複数年を希望しない限りルノーの道はなく、おそらく選択肢から消えた。

 あとはレッドブルという噂もあったけれど、これがパタリと消えてしまった。このチームには空力のスペシャリスト、優勝マシン請負人のエイドリアン・ニューウィーがいるので、長い目で見れば上昇傾向にもっていけるかもしれない。ただやっぱり1年走るだけじゃ、パッとしないで終わるだけなのは目に見えている。トヨタが・・・という話も出たけれど、身分不相応なのは言うまでもないので省略。

 ようやく本題です。ここにきて、移籍先の候補にホンダの名前が。チームは否定しているけど、なんでもシートフィッティングをやったとのこと。これまた優勝請負人の参謀ロス・ブラウンが今年チームに加わっており、今年は無惨な結果に終わったけれど、その前は年間3位、優勝もしているので、回るべきものが回れば結果の出るチームなのは間違いない。本田宗一郎の逸話は言うまでもなく、マクラーレン・ホンダ、ホンダミュージック、鈴鹿サーキット。F1というジャンルにおいて、フェラーリ、ウィリアムズ、マクラーレンと同グループに入ることの許されるチームだと思う。

 ただしホンダは、来年はドライバーを変えずに、ジェンソン・バトンとルーベンス・バリチェロで行くと既に発表済み。というわけで、アロンソがホンダに移籍した場合、バリチェロがスーパーアグリに行くかもしれないとのこと。

 本当にアロンソがホンダに行ったら面白いだろうね。今年中堅だったBMWやウィリアムズあたりと良い勝負ができるかもしれない。それで1つ気になっているのが、本当に来年アロンソはフェラーリに行けるのかということ。なんとなく合わない気がするんだよな・・・。ライコネンが抜けると言えば、ないことでもないのかな(マッサは抜けないだろう)。結果的にアロンソがホンダに長く乗り、チームをワールドチャンピオンに導いてしまったらそれはそれで面白い。

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2007年11月17日

そして2007年チャンピオンシップが決定

 最終戦ブラジルGPで、BMWとウィリアムズ計4台のマシンに燃料温度の違反があったものの、スチュワードはこの違反を罪に問わないと決定したため、マクラーレンがこれを不服として控訴していた。で、その審議が先日行われたのだけど、予想通り、この違反によって4台のマシンにペナルティが科されることはなく、ブラジルGPの結果が覆ることはなかった。つまり、選手権もフェラーリのキミ・ライコネンが優勝。

 プレスリリース(英語)は、専門用語がかなり出てきているので、適当な言葉に置き換えて要約すると次のようになる。

 2007年ブラジルGPにおけるスチュワードの決定、及び2007年FIAフォーミュラワン選手権の順位について、ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスより不服の申し立てがあったため、2007年11月15日、ロンドンにて、FIA国際控訴裁判が開催された。

 ニック・ハイドフェルド、ロバート・クビサ、ニコ・ロズベルグ、中島一貴のマシンに注入された燃料が、外気温よりも10℃以上温度が低いという技術委員の報告を受け、スチュワードはペナルティを科すかどうか審議を行った。

 スチュワードが各方面から集めた証拠によれば、マシン内の燃料温度と外気温、ともにはっきりとした証拠がないため、ペナルティは科さないことを決定した。

 両チームからの説明を聞き、各種資料および証拠を調べた結果、ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスの訴えは認められないことを決定した。

 マクラーレンのやり方がスマートじゃないというのは各方面から言われてきたことで、もし仮にこれで選手権が覆るようなことがあってハミルトンがタイトルを獲得できたとしても、それで良いのだろうかという意見はある。F1はサーキットで行われるものであり、レースの結果だけが絶対であって欲しい。そうでないと、命をかけて走り続けている世界最高のドライバーたちがあまりに不憫だし、我々F1ファンも、レースに対する興味を失ってしまう。

 一方で、ルール違反はルール違反、違反しているのに実質ペナルティがないのであれば、そんなペナルティに何の意味があるんだという気もする。結果がだけがモノを言う世界。ハミルトンの活躍はしばらく人々の心にとどまるだろうけど、例えば10年が過ぎたら、ライコネンが初タイトルを獲ったという事実だけが残る。マクラーレンは今年スパイ行為によってダーティなイメージがついてしまったけれど、もしそれがなかったら、もう少し考慮されても良いのではないかと思う。

 今回はタイトルがかかってるということで多少のバイアスがあったけれど、重要なのは来年以降、もし同様の違反があった場合、どう対処するのかをはっきりさせておくということ。ケースバイケースだろうけど、仮にこのレギュレーションを来年も継続するのであれば、失格とまではいかないまでも、次戦のグリッド後退等、きちんと対応をすべきだろう。少なくとも今回のように、「はっきりとした証拠がない」なんていう理由で、違反っぽいけれどペナルティはなしなんていう裁定はやめて欲しい。

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2007年11月14日

オフシーズンだけどF1が熱い

 今年のF1は面白かった。新時代の幕開けを認識させてくれたし、久々にワクワクするレースも見られた。こうなると、当然、来年のF1に否が応でも期待してしまう。そして目が離せないオフシーズンの動向。少しだけ紹介します。


−ロス・ブラウンがホンダ加入

 ミハエル・シューマッハの背後にはいつもこの人がいた。通称"参謀"ロス・ブラウン。ベネトン時代に2年連続ワールドタイトルを獲ったのも、フェラーリで5年連続獲ったのも、全てこの人がバックについていた。そのロス・ブラウンがホンダに加わるというのだから、興奮を抑えられない。ホンダの情熱とリソースを、良い方向に導いてくれることを期待したい。レッドブルに移ったエイドリアン・ニューウィー(ウィリアムズ、マクラーレンと優勝マシンを作り続けてきた。空力のエキスパートという声も)といい、成功よりも、やりがいを求める姿は、本当に格好良いと思う。


−実は明日世界タイトルが決まる

 ブラジルGP、劇的な展開により、今年のタイトルはフェラーリのキミ・ライコネンが見事獲得したけれど、実はまだ決まりではない。タイトル最有力だったマクラーレンのルイス・ハミルトンよりも上位で入賞したBMW、ウィリアムズのマシン計3台が、レギュレーション違反を犯していて、レース後ペナルティはなしと判断されたものの、マクラーレンは当然これを不服として控訴。その控訴審(?)が11月15日に開催。ちなみに元々パリで行われる予定だったのだけど、フランスは交通ストをやっているため、急きょロンドンに変更になったとか。

 もしBMWとウィリアムズの3台がレギュレーション違反でブラジルGP失格にでもなれば、ハミルトンが大逆転の世界チャンピオンになるのだけど、世界チャンピオンが覆ることはないという見方が大多数。しかも各方面からは、見苦しいとの声が続々聞こえている。これで世界チャンピオンになりでもしたら、マクラーレンはスパイ行為と併せて非難囂々は間違いない。多分、覆らないでしょう。


−依然強いミハエル・シューマッハ、ハッキネンは引退

 テスト禁止が解禁となり、各チームは来年のマシン開発に向けてテストを行っている。そんな中、元フェラーリドライバーのミハエル・シューマッハがテスト走行に参加するというサプライズ。テストだから純粋なタイム比較はできないけれど、テストドライバーよりも速いタイムを残してる。一部からはF1復帰?なんていう噂も出たけれど、本人は引退を強調し、復帰はないとのこと。

 ちなみにタイトルを獲得して、とっとと引退した、ある意味格好良いミカ・ハッキネン。その後DTM選手権に参加してたのだけど、今年でレースからは完全に引退するとのこと。マクラーレンが異常な強さを誇っていたときはあまり好きではなかったけれど、人間くささ全開だったし、間違いなく彼がミハエル・シューマッハ最後のライバルだと言える。レース引退は残念だけれど、これが新時代の幕開けということなのだろう。光があれば影がある。

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2007年11月09日

ドライバーマーケット

 中島一貴が、2008年のウィリアムズのレギュラーシートを獲得しました。トヨタエンジンのおかげかもしれないけど、これはめでたい!なんであのブラジルGPの走りでシートを獲得できたのかさっぱりわからないのだけど、もし今年と勢力図が大きく変わらないのであれば、これまでの歴代日本人F1ドライバーの中で、最も競争力のあるマシンを手にすることになる。パートナーは今年抜群の結果を残したニコ・ロズベルグ。マクラーレン移籍の噂が絶えなかったけど、ウィリアムズが手放さなかった。気づけばウィリアムズは両者とも2世ドライバー。新世代という言葉がぴったり。

 あとは、マクラーレンと喧嘩別れしたフェルナンド・アロンソを中心に動くのかな。今のところ古巣ルノーが第一候補と言われているけど、アロンソ側は1年契約を望んでいるみたいで(その後フェラーリに行く計画とか)、ルノーがこれを拒むかもとのこと。もしルノーがダメだった場合レッドブルらしいけど、アロンソの堕ちた姿は見たくないなあ・・・。

以下、僕が知っている情報

・フェラーリ
 変わらず。キミ・ライコネン、フェリペ・マッサ。

・マクラーレン
 ルイス・ハミルトン、パートナーはヘイキ・コヴァライネンという噂も。テストドライバーのデ・ラ・ロサもシートを狙っているらしいが、さすがに無理だろう。大穴というか願望でフィジケラというのはないだろうなあ・・・。クルサードの復帰はもっとないか。

・BMW
 変わらず。ニック・ハイドフェルドにロバート・クビサ。文句なし。

・ルノー
 ヘイキ・コヴァライネンが決まりっぽいが、マクラーレンとうい話も。アロンソが来たら、フィジケラの行き場がなくなります。あと、ピケJrなんていう選択肢もあるらしい。

・ウィリアムズ
 ニコ・ロズベルグに中島一貴。決定。ロズベルグは今年が正念場。活躍できれば絶対スター街道まっしぐら。

・レッドブル
 今のところ、クルサードとマーク・ウェバー。アロンソが来るか来ないかで、状況は一変するでしょう。

・トヨタ
 ラルフが抜けたため、最後の中堅チームに空きシートが。チーム状態は決して良くないが、資金だけは潤沢にある。ティモ・グロックと契約をしたものの、まだレースドライバーになるかどうかはわからない。ちなみにアロンソへのオファーを考えたらしいが、時期尚早と判断したようだ。そりゃそうだ。

・トロロッソ
 セバスチャン・ヴェッテルは決まりでしょう。素晴らしいパフォーマンスだった。あと1人が決まらず。もしアロンソがレッドブルに来た場合、クルサードがトロロッソに移るという話も。

・ホンダ
 ここは情報一切なし。今年と同じくバトンとバリチェロかも。

・スーパーアグリ
 佐藤琢磨は決まりでしょう。あとはアンソニー・デビッドソンかな。

・フォースインディア
 またチーム名が変わりました。スパイカーの前は何だっけ?エイドリアン・スーティルが残留。

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2007年10月22日

Formula One Grand Prix 2007 Rnd.17 Brazil

 誰がこんな結末を予想しただろうか。そして誰が、こんなに素晴らしいレースになることを期待しただろうか。

 ルーキーながら抜群の安定感で年間タイトル獲得まであと一歩と迫った、マクラーレンのルイス・ハミルトン。ここまで107ポイント獲得。それに4ポイント差で次ぐのが、2年連続王者、同じくマクラーレンのフェルナンド・アロンソ。そしてやや離されての100ポイント、フェラーリのキミ・ライコネン。誰もがハミルトンの史上初となる、ルーキー王者誕生を予測していただろう。しかしながら前節中国GPで、今年初となるまさかのリタイア。ここで3人のタイトル獲得条件を、ハミルトンのタイトル獲得を基準に振り返ってみたい。

(ブラジルGPハミルトンの成績)
優勝:タイトル獲得
2位:タイトル獲得
3位:アロンソが優勝しなければタイトル獲得
4位:アロンソが優勝しなければタイトル獲得
5位:アロンソが優勝しなければタイトル獲得
6位:アロンソが2位以上に入らず、ライコネンが優勝しなければタイトル獲得
7位:アロンソが2位以上に入らず、ライコネンが優勝しなければタイトル獲得
8位:アロンソが3位以上に入らず、ライコネンが2位以上でなければタイトル獲得
ノーポイント:アロンソが4位以上に入らず、ライコネンが2位以上でなければタイトル獲得

 とまあ、簡単に言うと、ハミルトンがタイトルを獲得する可能性は非常に高かった。彼は今年それだけの走りをしたし、事実、最終戦の予選も2位。そのまま順当にフィニッシュすればタイトルは間違いなかった。だがしかし・・・

 スタートでライコネンに抜かれたハミルトンは、アロンソとのオーバーテイク勝負で膨らみ、8位まで順位を落としてしまう。そこから必死の挽回を見せるも、神様のいたずらとしか言いようのない8周目、ギアが入らず、再度大きくポジションを落としてしまう。この時点で勝負はあったと言ってもいいだろう。その後果敢なオーバーテイクショーを見せるも、ウィリアムズとBMWが力をつけたのが痛かった。

 トップ争いはフェラーリの2台。ブラジルGPは昔からブラジル人ドライバーが勝てないことで有名で、バリチェロがもう少しのところで悔しい想いをしていたのを覚えているけど、今年はそのブラジル人ドライバーのフェリペ・マッサがトップ。誰しもが、特に地元GPで良い結果を残したいと思うだろう。そのままいけばマッサが優勝だが、しかし、フェラーリとしてはライコネンを前に行かせたい。というのも、ハミルトンが脱落したため、アロンソが3位でフィニッシュした場合、ライコネンは優勝しなければタイトルを獲得できない。ワールドチャンピオンと2位とでは、雲泥の差。昔のフェラーリであれば堂々とチームーオーダーを使ってミハエルを前に行かせたのだけど、今はレギュレーションで禁止されているので、最後まで(少なくとも見かけ上は)フェアな戦いだった。マッサが第2スティントでミスをし、ライコネンとの一気に差がつまる。そしてマッサがピットインしている間にライコネンがここぞとばかりにペースを上げ、ライコネンがピットアウトした時には、見事トップで復帰。もしマッサがトップのまま給油を終え最終スティントを迎えたとき、フェラーリが一体どう出るのかも気になったのだけど、そんなことを気にするまでもなく、ライコネンは、堂々と自力でトップを奪った。

 あとはハミルトンが5位にならなければ、ライコネンの優勝。今回マクラーレンが思いの外ペースに苦しんだのと、そして何より、4位でフィニッシュしたニコ・ロスベルグと5位のロバート・クビサという、新世代の勢力が、ライコネンにタイトルをもたらした。僕の記憶が正しければ、残り8周で6位のハイドフェルドまで16秒差。これは勝負あったなと、僕はここで初めてライコネンの優勝を確信した。ただし、その前のマシンがリタイアすれば、ライコネンの優勝に関わらずハミルトンがチャンピオンになるから、ファイナルラップまで一瞬たりとも気を抜けなかった。

 実はレース後、BMWとウィリアムズのマシンに違反があったとして審議が行われた。レギュレーションでは燃料の温度と外気温の差は10℃以上あってはいけないが、両チームはそれをオーバーしたとのこと。ただしスチュワードからこの件に関するペナルティを科されることはなく、順位に変動なしというのが今のところの状況。マクラーレンがこれに抗議し、結果が覆るようなことがあると、ハミルトンが一気に4位となり逆転タイトル獲得となる。でも、あくまでも僕の予想だけど、これはない気がする。というのも、今年マクラーレンはスパイ疑惑(フェラーリのマシンデータを不正に入手したらしい)によって、コンストラクターズポイント剥奪という処分をされている。だからFIAには強く出られないところがあるし、もし抗議をした場合、コンストラクターズだけではなくてドライバーズポイントも剥奪という結果にもなり得ない。多分抗議はしないと思うのだけど、どうかな。

 あと苦言を呈したいのが、山本左近と中島一貴。山本左近は間違いなくF1で走るだけの力はない。中島は2世ドライバーとして騒がれているが、同じく2世ドライバーのニコ・ロスベルグの足下にも及ばない。ロスベルグのデビューGPは凄かった。中島の今回のデビューも凄かったけど、別の意味で凄かった。まずコースアウトして復帰したフィジケラを避けれずにクラッシュ。そして初めてのピットインではピットクルーをひきあわや大惨事。最後もクルサードがコーナーで突っ込んできたところを、マシン1台分のスペースを開けることをせず、これまたクラッシュ。まあ佐藤琢磨もかつてアグレッシブすぎる走りが非難されていたから、こればっかりは経験を積むしかないのかな。でもF1ではそんなに多くのチャンスはもらえない。そして数少ないチャンスで結果を確実に残すドライバーのみが生き残っていける。中島は今回ウィリアムズで走るという、素晴らしいチャンスをもらえた。日本人ドライバーがこんなにいいマシンに乗れることは僕の知る限り初めてで、できればモノにしてもらいたかった。さて、もう一度チャンスをもらえるのかな。

 去年ミハエル・シューマッハが引退し、世代交代という言葉が至る所から聞こえてきた。たしかに2007年のF1はそれを象徴するような内容だったと思う。チャンピオンのライコネンに、実はまだ26歳のマッサにアロンソ。あと一歩だったスーパールーキーのルイス・ハミルトン。将来がとんでもなく楽しみな、22歳のニコ・ロスベルグ、23歳のロバート・クビサ、そして二十歳のセバスチャーノ・ヴェッテル。中島もまだ21だということを付け加えておきたい。2008年が一体どうなるのか、今から楽しみ。

 こんなにも面白いスポーツが、この世界にあるだなんて!!

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2007年10月03日

F1日本GP2007、僕はトヨタを許さない

 トヨタさん、猛省して下さい。マスコミは、莫大な広告費をくれる大のお得意様であるトヨタ批判なんて間違ってもしないと思うので、このF1史上に残る愚行を、ほんの微力ではあるけれど、後生に残すため、ここに記した次第です。

 レースそのものは、ドライバーの安全を考えたらレースを開催すべきじゃないだろう・・・と少し思ったこともあったけど、終わってみれば色んなことがあって見どころの多い、最後まで飽きさせない展開でした(TV観戦)。

 が、それ以外が全てダメ。フジのぐだぐだ感満載の生放送がダメなら、HEROの宣伝のためにしゃしゃり出てきたキムタクがあらゆる面でダメ。ろくなコメントできないんだから、アナウンサーもわざわざ振ることないだろと何度テレビの前で思ったことか。キャーキャー騒ぐだけの山田優よりひどかった。

 そして何より、鈴鹿から日本GPをぶんどっておきながら、フタを開けてみれば日本GPを史上最悪のものとした富士スピードウェイ(つまりはトヨタ)。やることなすこと全てが裏目に出て(当然の帰結ではあったが)、このまずさはとてもじゃないけど書ききれないのでまとめWikiからどうぞ。これがイギリスGPだったら、本国のF1をなめられたら困るとバーニー・エクレストンが大激怒したことだろう(サーキット周辺の渋滞が解消されない限りシルバーストーンの開催はない、とか言ってた気がする)。

 故本田宗一郎は、日本のモータースポーツ発展のために鈴鹿サーキットを建設した。今回、トヨタがホンダから日本GPを奪ったのは間違いなく自社のブランドイメージ向上、つまりは金儲けのため。だから根本的に違うんだよね。もうあまりにもひどすぎて言葉を失う。言いたいのは、さっさと日本GPを鈴鹿に返して下さいということ。2009年から隔年ということで鈴鹿と交代制になるけど、ずっと鈴鹿でいいよ・・・。

 僕は絶対にトヨタ車を購入することはないでしょう。どれだけ財務的に健全で、企業として優秀な経営をしたとしても、株主になることもないでしょう。1人のF1ファンとして、トヨタだけは絶対に許せない。

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2007年03月13日

2007 Formula One Grand Prix -Preview3-

 2007年開幕戦に向け、チーム&ドライバーを、僕の知識の範囲において(全て主観で)紹介しました。あとはルール。今年は幸いにも、大きく変わり続けた昨年までとは異なって、ほとんどが同じです。

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2007年03月12日

2007 Formula One Grand Prix -Preview2-

 引き続きチーム&ドライバー情報。だんだんわからなくなってくる・・・。

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2007年03月11日

2007 Formula One Grand Prix -Preview1-

 いよいよ来週、2007年フォーミュラワン・グランプリが開幕となりますね。どうやら地上波でも生放送でやってくれるみたいなので、他の予定をキャンセルしようかどうか迷い中です。

 F-1関係の仕事を辞めて以来、全くF-1からは疎くなってしまったのだけど、やはりモータースポーツの最高峰であるF-1が好き!というわけで、情報を色々調べて見ました。

 まずはチーム&ドライバー情報その1です。その2があるのかどうかはわからないけど。

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2006年10月08日

落日の皇帝

 時代の終焉とはこうも儚く、無惨で、そして寂しいものなのか。そんな日本GP。

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2006年09月11日

皇帝の最期

 イタリアGP終了後、ミハエル・シューマッハは今シーズン限りで引退することを表明した。分かりきってた結末。元々この日に進退を語ることになってた。彼は見事レースに優勝してみせ、そして優勝会見の場で引退を発表した。これ以上ない最高の場だった。

 1つの時代が、これで確実に終わる。これまで築き上げた数々の記録は、この先まず誰にも破られることはないだろう。記憶にも、記録にも残るドライバーとして、後世に語り継がれていくのは間違いない。僕らは皇帝の走りを見られたことを、同時代に生きられたことを、感謝しなければならない。

 今シーズン残りあと3戦。伝説が、幕を閉じようとしている。

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2006年05月06日

オールジャパンなんて・・・

Montagny to replace Ide at Aguri

Super Aguri have announced that Franck Montagny will race for the team in this weekend’s European Grand Prix. Montagny will replace Yuji Ide, who will now participate in test days only for the Japanese squad.

 スーパーアグリチームが、井出有治の代わりとして、今週末のヨーロッパGPにはフランク・モンタニーを出場させることを決めました。これにはFIAが関与しており、井出はこれからテストで経験を積んでまた仕切り直し、とのこと。ちなみにモンタニーは元ルノーのテストドライバー。

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2006年03月13日

期待の新星現る!2006年F1グランプリ開幕戦

 開幕戦バーレーンGP。見所の多い面白いレースでした。やはりF1はこうでないと。

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2006年03月12日

2006年F1グランプリ開幕

 ついに待ちに待ったF1グランプリの開幕です。今年はまたもや予選方式の変更、さらには使用エンジンの変更や決勝ルールでもいくつか変更点があって、今まで以上にF1ファン以外を困惑させてしまいそうだけど、まあ日本におけるモータースポーツの地位は低いので、そう大差はないのかもしれません。ヨーロッパなんかじゃ、オリンピック・W杯と並ぶ一大イベントらしいのですけどね。

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2005年10月09日

日本GP,2005年シーズン総括

 史上初の生放送ということで、久々にF1レースを最初から最後まで見ました。というか、自国開催なのに今まで生じゃなかった方がおかしい・・・。日本でいかにモータースポーツの人気がないかを如実に表していますね。ハンガリーでは、ブラジルGPでさえCMなしで生放送、さらにその1時間前から特番がやってました。
 来週末にまだあと1戦残っているわけだけど、このグランプリを含め、今シーズンのF1について思ったことを。

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2005年03月06日

開幕戦を見て

 2005年F1グランプリ開幕戦オーストラリアGP。ネタバレあります。

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2005年03月05日

腐敗していくフォーミュラワン

 ついに始まった2005年フォーミュラワン世界選手権。でも残念なことに、裏では初っ端から結構どろどろとしたことが起こっている。

 事の発端は万年最下位のミナルディチーム。このチームが資金不足を理由に、今年の新ルールに適合しない去年のマシンで開幕戦を戦おうとした。しかしレースを統括するFIAがそんなのは認めないとこれを拒否、ミナルディ側はオーストラリアの最高裁に差し止め命令を請求、そして裁判官はこの言い分を認めた。

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2005年02月26日

2005年F1選手権 Preview2

 今シーズンの予想。かなりの量を書いていたのにキーを押し間違えてしまい、全て消えてしまった…。一から再び書く気力も根性もありません。ということで簡潔に。

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2005年02月25日

2005年F1選手権 Preview1

 あと1週間でF1が開幕!ついこの前シーズンが終わったと思ったら、あっという間に冬のテストも終わってしまい、また膨大な量の訳との戦いが始まる…。F1ネタなんて誰も興味がない気もするのだけど、じゃあ僕の日常なんかさらに興味がないだろうという話で、適当に新シーズンに向けた話を少し書きたい。

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2004年12月27日

2004年F1総集編

 年末恒例のF1総集編が放送されてる。普段のフジのレース放送(地上波)はひどいけど、この総集編は凄く良くできている。番組を作っている人の、F1に対する思いが感じられる。僕はアルバイトで翻訳をやっているので、全てのレース結果・記者会見・コメントをフォローし、放送もできる限り見てきた。今年もやっぱり色々なことがあった。感動を与えてくれた。
 やはり何と言っても、今シーズンは佐藤琢磨の表彰台。誰よりもこの瞬間を待ち望んでいた。前にも書いた気がするけど、日本人なんてという思いがあった一方、それでもずっとかすかな期待を抱いていた。それを実際にやってくれた瞬間、僕は涙が止まらなかった。
 フェラーリの強さをまたもや再認識させられたけど、一方で時代は変わりつつある。
 BARの躍進が目立った。ルノーが着々と力をつけた。ウィリアムズとマクラーレンは過去の栄光を捨てざるを得なくなった。フォードがF1から撤退した。レッドブルがジャガーを買収した。
 ウェバーはウィリアムズへと大抜擢、フィジケラは最後の輝きを求めてルノーへ、モントーヤは何を思ってかマクラーレンへと移籍した。ヴィルヌーブはまだ終わってないことを見せたくてザウバーで復帰する。トヨタはラルフとトゥルーリという最強のラインアップ、結果を残さなくてはいけなくなった。
 来年は資金難のチームを救うためルールが変わる。史上最多となる年間19戦が行われる。再来年はさらなる大幅なルール変更、そして新チームが2つ参入する予定になっている。
 新時代の到来。変わっていかなくてはいけないというのはわかる。でもどこかで受け入れられないところもある。
 来シーズンを最後に僕は今の仕事を辞めるつもりだ。僕が学生の間はやってくれと言われてるけど、区切りよく辞めたい。来年は今まで以上に、1戦1戦を大事に見ていきたい。

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2004年09月17日

ジャガーがF1撤退

 やられた。これは全く話に上がってなかったことだけど、これまで来シーズンの話が全くでなかったことを考えると不思議でもないのかもしれない。エンジン供給を行っているコスワースは売却するらしいけど、現在供給を受けているジョーダン、ミナルディがどうなるかわからないが、いよいよ苦しくなってきた。
 どうする、クルサード??

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2004年09月15日

ヴィルヌーブがF1復帰

 ジャック・ヴィルヌーブがF1に戻ってくる。昨年佐藤琢磨にチームを追い出されるという屈辱的な形でBARを離れていったヴィルヌーブだが、ルノーのヤルノ・トゥルーリがチームとの関係をこじらせ、離脱を発表、代わりにヴィルヌーブが起用されることとなった。今週のテストでマシンに乗り、もしダメだったらテストドライバーが使われるとされてるけど、多分ジャックなら大丈夫だろう。
 トゥルーリは今年、ファイナルラップの最終コーナーでフェラーリのルーベンス・バリチェロに抜かれたことがある。これには当然チームが激怒、そのしばらく後に、トゥルーリはルノーを今年限りで離れることを発表した。移籍先はトヨタだと言われているけど、金に目がくらんだのでなければ、多分チーム残留が第一希望だったと思う。ここまで着実に力をつけてきたチームから、いきなりギリギリポイント圏内にギリギリ届くか届かないかのチームになんか行きたいわけがない。間違いなくこれが引き金となった。
 チームとの確執は相当なもので、その後結果を残せないことをチームのせいにし、不思議とそれまでの勢いもピタリとそこで止まった。当然チームはそんなことするわけがないとこれを一蹴しているが、これはどちらの主張が正しいかよくわからない。選手権2位争いをしているチームが、わざとトゥルーリをダメに見せたところであまり得するところがないので、僕はトゥルーリの気にしすぎではないかと思ってる。そういうメンタル面が、そのまま結果にも表れているのではないかと思う。
 もしかしたら今年中にトゥルーリがトヨタで走ることがあるかもしれないし、何よりヴィルヌーブが帰ってきたのが嬉しい。“No Villeneuve, No F1.”というメッセージは今でもしばしば見られる。あれだけ個性的なドライバーは貴重な存在である。

(22:00追加)

 ついさっき、ヴィルヌーブがザウバーと2年契約を結んだことを発表した。忙しいったらありゃしない。これでミカ・ハッキネンがくれば…それはないか。ザウバーのマシンじゃどこまでやれるかは微妙なところだけど、最近調子は上向きなので、来シーズンもいいマシンを作って欲しい。まだまだ若いもんには負けられんよ、とアロンソ、ライコネン、モントーヤあたりを蹴散らして頂きたい。

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2004年09月14日

ルノーのスタートの秘訣

 今年、ルノーチームのスタートが他チームと比べて圧倒的に良い。はっきりいって、これほどのアドバンテージはない。今のF-1はレース中に前のマシンを抜くのがかなり難しい。だから、例えポールポジションを獲れなかったとしても、スタートダッシュを決め3位から一気に1位まで順位を上げることができたのなら、それはポールポジションを獲ったのと同じことになる。つまり、ルノーとしては3位でもポールポジションと同じなのである。
 かつてはスタートに強いドライバーというのがいた。僕の記憶する限りでは、ジャック・ヴィルヌーブやヨス・フェルスタッペンなどがそういうドライバーだった。彼らのロケットスタートはハンパじゃない。予選でトップを獲ることはほとんどなかったけど、中盤、例えば10位以下だったとしても、5,6位スタートで順位を上げてくるのである。その後ローンチスタートと言って、ボタンを押せば勝手にマシンがスタートしてくれる電子制御システムが導入された。今はそれが禁止になってマニュアルスタートのはずなんだけど、かつてほどスタートを得意とするドライバーがどういうわけか表れず、一方でルノーだけが安定してずば抜けてるのである。
 で、ここからは噂の話。ニッサンの技術者、徳永さんという人が開発したクラッチシステムが、このルノーのスタートダッシュに大きく貢献していると言われているのである。ルノーとニッサンの提携はこんなところでも影響が出ている。ちなみにこの徳永さん、以前はフェラーリなどが引き抜こうとしているという噂が出ていたのだが、最近はほとんど話が出てこない。ルノーのスタートの良さは日本人技術者の力のおかげだと思うと、見方も少し変わってくるかもしれない。

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2004年08月31日

シューマッハ引退か

この後、彼の広報担当が引退を否定し、1日ミハエル自身もまだまだレースをやめないということを発表しました。ひとまず安心したけど、いつかその日は来るんだということを改めて認識しました。


 先日7度目のタイトルを獲得したミハエル・シューマッハが、9月1日に記者会見を開く予定となっている。タイトルを獲得した後わざわざ自らプレスを呼んで会見を行うとなると、認めたくはないことだけれど、引退の発表しか思い浮かばない。
 ミハエルはF-1で全てを手にした。これ以上彼が走り続ける理由はないのかもしれないし、あるいは家族のために時間を作りたいのかもしれない。ライバルもなく、どんどん規則やコストで縛られてきている今のF-1は面白くないのかもしれない。
 彼の代わりはどうするのだろうか。皇帝の後継者はいるのだろうか。まだ決まってないから何ともいえないし、できれば全然違う内容のことであって欲しい。僕は中3のとき、偶然TVで彼の走りを見て一気に引きずり込まれた。素人の僕にも一発で違いがわかるような、その圧倒的な才能と技術による走り。もしミハエルがやめるのなら、僕がF-1を見続ける理由はなくなる。4年近くF-1関連の翻訳をやってきたわけだけど、約束していたあと1シーズン、僕も続けられるかどうかは