2008年03月16日
F1 Grand Prix 2008開幕!
今年も始まりました、モータースポーツの最高峰フォーミュラワン。昨日今日とテレビで観ていたのだけど、もう完全に新時代ですね。以前は仕事と関係していたからほぼ全ての情報をフォローしてきたのだけど、今年に限っては何も知らない。ドライバーの移籍情報ぐらいは気にかけていたものの、標準ECUやトラコンの禁止なんていうのは全然知らなかった。
しかし開幕戦のオーストラリアGP、これ近い将来なくなるんじゃないですかね…。22台走ってチェッカーを受けたのが7台(完走扱いは8台)、バリチェロが失格になったから、実質6台ですよ…。開幕戦ということで各チーム手探り状態なところがあるのはわかるし、気温も尋常じゃなかったし、トラクションコントロールがないから滑りまくったし、ほとんど使われないサーキットだから路面状態は最悪だったのかもしれない。それでも1/3しか残らないサバイバルレースはちょっとひどすぎる。かつてミシュランタイヤを履くチーム全てがリタイア(ボイコット)するという前代未聞のアメリカGPで完走6台ということがあったけど、それとほとんど変わらないじゃないですか。セーフティーカーも3回ぐらい入ったし。そのうちなくなる気がします。
そして今年の勢力図。この波乱のグランプリで、一人堂々の走りを続けたハミルトンは間違いなく優勝候補でしょう。フェラーリ勢のきちんとした走りを見るチャンスがなかったからまだわからないけど、ひょっとしたらマクラーレン独走状態かもしれない。あとはBMWが調子いいですね。トヨタも少しは速いかもしれなくて、あとトロ・ロッソが何だかんだで速い(まだV10エンジン使っているのだろうか?)。もはや元ミナルディなんて誰も覚えてないだろう。
僕は元々フェラーリ好きだったのだけど、もはや僕の好きなフェラーリは遠い過去になってしまった。ミハエル・シューマッハとエディー・アーバインのコンビが好きだった。ポディウムでブラジル国旗片手に泣きじゃくるルーベンス・バリチェロが好きだった。
今年は、去年の開幕戦から目を付けていたニコ・ロズベルグを引き続き応援していこうと思います。予選での速さはピカイチだし、度胸もある。本当にいいドライバーだと思う。ぜひ(フジテレビが)バカみたいに騒いでいる中嶋Jr.に実力の違いを見せつけて欲しい。
あとは株主なのでホンダ。フェラーリの黄金時代を支えた新監督ロス・ブラウンは、チームを3年で世界一にするらしい。それにしては今日の給油、ピットトラブル、さらに信号無視はあまりにお粗末だった。こんなことしてるようじゃ、世界チャンピオンなんて夢のまた夢。しっかりしないと。F1というのは現在自動車メーカーの宣伝場所になってしまっているというのが現実。それでも、自社のロゴの代わりに、「earthdreams」と環境を意識したロゴのみのカラーリングをするホンダが、誰が何と言おうと僕は大好きなのです(だったらF1なんてやめろよとは言わない)。だから頑張れ!そしてまた表彰式で日の丸を見せて欲しい。
2007年11月30日
アロンソがホンダに行ったら面白いと思う
恒例の(?)、気まぐれでお届けするF1ニュース。なんでも未だシートが決まらないアロンソが、ホンダに移籍するとかしないとか。
昨年、一昨年と、ルノーで2年連続でワールドチャンピオンに輝いたフェルナンド・アロンソ。皇帝ミハエル・シューマッハを引退に追いやったのも実質このドライバーだろう。そして、今年は戦力を付けてきた名門マクラーレンに満を持して移籍。マシンは下馬評通りの実力で、誰もがアロンソの3年連続タイトルを予想した。
だが伏兵となったのが、誰もがここまでの活躍を考えてなかったルーキーのルイス・ハミルトン。チーム監督ロン・デニスの秘蔵っ子と呼ばれるだけあって、とにかく安定した走りを見せる。いつしか王者の余裕は消え去り、チーム内は両ドライバーで真っ二つに割れ、そしてついに、アロンソはチームに不信感まで持ってしまう。余談になるけど、こういう時につけこめる強さを持つフェラーリというのは本当に強いのだと思う。キミ・ライコネンもやらなければ行けないときに全力を出せたからこそタイトルを獲得できた。
そういうわけでアロンソとマクラーレンの仲はズタボロ。昔ウィリアムズとエンジンパートナーのBMWが喧嘩をしてその仲が二度と修復されることはなかったけれど、アロンソも同じで、マクラーレンを出るしかなかった。そうなると困ったのが移籍先。というのも、マクラーレンより競争力のあるチームなんてフェラーリぐらいしかないけれど、フェラーリはライコネンとフェリペ・マッサというラインアップを確定させてしまっている。いくらアロンソが2度の世界チャンピオンとは言え、このラインアップを覆せるほどの力も魅力も、フェラーリはないと考えている。もし仮に、絶対ないけれど、唯一覆る可能性があるとしたら、ミハエル・シューマッハが突如1年だけ走らせてくれと言ってきた場合だろう。
フェラーリがダメなら、古巣ルノーに復帰という道もあった。ルノーの監督フラビオ・ブリアトーレはアロンソの元マネージャーでもあり、彼の才能を見出した人物でもある。ただしアロンソ側はあくまでも来年フェラーリに移籍するまでの足かせ程度にしか考えておらず、希望は単年契約。ここがルノー兼日産CEOカルロス・ゴーンの逆鱗に触れた。複数年を希望しない限りルノーの道はなく、おそらく選択肢から消えた。
あとはレッドブルという噂もあったけれど、これがパタリと消えてしまった。このチームには空力のスペシャリスト、優勝マシン請負人のエイドリアン・ニューウィーがいるので、長い目で見れば上昇傾向にもっていけるかもしれない。ただやっぱり1年走るだけじゃ、パッとしないで終わるだけなのは目に見えている。トヨタが・・・という話も出たけれど、身分不相応なのは言うまでもないので省略。
ようやく本題です。ここにきて、移籍先の候補にホンダの名前が。チームは否定しているけど、なんでもシートフィッティングをやったとのこと。これまた優勝請負人の参謀ロス・ブラウンが今年チームに加わっており、今年は無惨な結果に終わったけれど、その前は年間3位、優勝もしているので、回るべきものが回れば結果の出るチームなのは間違いない。本田宗一郎の逸話は言うまでもなく、マクラーレン・ホンダ、ホンダミュージック、鈴鹿サーキット。F1というジャンルにおいて、フェラーリ、ウィリアムズ、マクラーレンと同グループに入ることの許されるチームだと思う。
ただしホンダは、来年はドライバーを変えずに、ジェンソン・バトンとルーベンス・バリチェロで行くと既に発表済み。というわけで、アロンソがホンダに移籍した場合、バリチェロがスーパーアグリに行くかもしれないとのこと。
本当にアロンソがホンダに行ったら面白いだろうね。今年中堅だったBMWやウィリアムズあたりと良い勝負ができるかもしれない。それで1つ気になっているのが、本当に来年アロンソはフェラーリに行けるのかということ。なんとなく合わない気がするんだよな・・・。ライコネンが抜けると言えば、ないことでもないのかな(マッサは抜けないだろう)。結果的にアロンソがホンダに長く乗り、チームをワールドチャンピオンに導いてしまったらそれはそれで面白い。
2007年11月17日
そして2007年チャンピオンシップが決定
最終戦ブラジルGPで、BMWとウィリアムズ計4台のマシンに燃料温度の違反があったものの、スチュワードはこの違反を罪に問わないと決定したため、マクラーレンがこれを不服として控訴していた。で、その審議が先日行われたのだけど、予想通り、この違反によって4台のマシンにペナルティが科されることはなく、ブラジルGPの結果が覆ることはなかった。つまり、選手権もフェラーリのキミ・ライコネンが優勝。
プレスリリース(英語)は、専門用語がかなり出てきているので、適当な言葉に置き換えて要約すると次のようになる。
2007年ブラジルGPにおけるスチュワードの決定、及び2007年FIAフォーミュラワン選手権の順位について、ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスより不服の申し立てがあったため、2007年11月15日、ロンドンにて、FIA国際控訴裁判が開催された。
ニック・ハイドフェルド、ロバート・クビサ、ニコ・ロズベルグ、中島一貴のマシンに注入された燃料が、外気温よりも10℃以上温度が低いという技術委員の報告を受け、スチュワードはペナルティを科すかどうか審議を行った。
スチュワードが各方面から集めた証拠によれば、マシン内の燃料温度と外気温、ともにはっきりとした証拠がないため、ペナルティは科さないことを決定した。
両チームからの説明を聞き、各種資料および証拠を調べた結果、ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスの訴えは認められないことを決定した。
マクラーレンのやり方がスマートじゃないというのは各方面から言われてきたことで、もし仮にこれで選手権が覆るようなことがあってハミルトンがタイトルを獲得できたとしても、それで良いのだろうかという意見はある。F1はサーキットで行われるものであり、レースの結果だけが絶対であって欲しい。そうでないと、命をかけて走り続けている世界最高のドライバーたちがあまりに不憫だし、我々F1ファンも、レースに対する興味を失ってしまう。
一方で、ルール違反はルール違反、違反しているのに実質ペナルティがないのであれば、そんなペナルティに何の意味があるんだという気もする。結果がだけがモノを言う世界。ハミルトンの活躍はしばらく人々の心にとどまるだろうけど、例えば10年が過ぎたら、ライコネンが初タイトルを獲ったという事実だけが残る。マクラーレンは今年スパイ行為によってダーティなイメージがついてしまったけれど、もしそれがなかったら、もう少し考慮されても良いのではないかと思う。
今回はタイトルがかかってるということで多少のバイアスがあったけれど、重要なのは来年以降、もし同様の違反があった場合、どう対処するのかをはっきりさせておくということ。ケースバイケースだろうけど、仮にこのレギュレーションを来年も継続するのであれば、失格とまではいかないまでも、次戦のグリッド後退等、きちんと対応をすべきだろう。少なくとも今回のように、「はっきりとした証拠がない」なんていう理由で、違反っぽいけれどペナルティはなしなんていう裁定はやめて欲しい。
2007年11月14日
オフシーズンだけどF1が熱い
今年のF1は面白かった。新時代の幕開けを認識させてくれたし、久々にワクワクするレースも見られた。こうなると、当然、来年のF1に否が応でも期待してしまう。そして目が離せないオフシーズンの動向。少しだけ紹介します。
−ロス・ブラウンがホンダ加入
ミハエル・シューマッハの背後にはいつもこの人がいた。通称"参謀"ロス・ブラウン。ベネトン時代に2年連続ワールドタイトルを獲ったのも、フェラーリで5年連続獲ったのも、全てこの人がバックについていた。そのロス・ブラウンがホンダに加わるというのだから、興奮を抑えられない。ホンダの情熱とリソースを、良い方向に導いてくれることを期待したい。レッドブルに移ったエイドリアン・ニューウィー(ウィリアムズ、マクラーレンと優勝マシンを作り続けてきた。空力のエキスパートという声も)といい、成功よりも、やりがいを求める姿は、本当に格好良いと思う。
−実は明日世界タイトルが決まる
ブラジルGP、劇的な展開により、今年のタイトルはフェラーリのキミ・ライコネンが見事獲得したけれど、実はまだ決まりではない。タイトル最有力だったマクラーレンのルイス・ハミルトンよりも上位で入賞したBMW、ウィリアムズのマシン計3台が、レギュレーション違反を犯していて、レース後ペナルティはなしと判断されたものの、マクラーレンは当然これを不服として控訴。その控訴審(?)が11月15日に開催。ちなみに元々パリで行われる予定だったのだけど、フランスは交通ストをやっているため、急きょロンドンに変更になったとか。
もしBMWとウィリアムズの3台がレギュレーション違反でブラジルGP失格にでもなれば、ハミルトンが大逆転の世界チャンピオンになるのだけど、世界チャンピオンが覆ることはないという見方が大多数。しかも各方面からは、見苦しいとの声が続々聞こえている。これで世界チャンピオンになりでもしたら、マクラーレンはスパイ行為と併せて非難囂々は間違いない。多分、覆らないでしょう。
−依然強いミハエル・シューマッハ、ハッキネンは引退
テスト禁止が解禁となり、各チームは来年のマシン開発に向けてテストを行っている。そんな中、元フェラーリドライバーのミハエル・シューマッハがテスト走行に参加するというサプライズ。テストだから純粋なタイム比較はできないけれど、テストドライバーよりも速いタイムを残してる。一部からはF1復帰?なんていう噂も出たけれど、本人は引退を強調し、復帰はないとのこと。
ちなみにタイトルを獲得して、とっとと引退した、ある意味格好良いミカ・ハッキネン。その後DTM選手権に参加してたのだけど、今年でレースからは完全に引退するとのこと。マクラーレンが異常な強さを誇っていたときはあまり好きではなかったけれど、人間くささ全開だったし、間違いなく彼がミハエル・シューマッハ最後のライバルだと言える。レース引退は残念だけれど、これが新時代の幕開けということなのだろう。光があれば影がある。
2007年11月09日
ドライバーマーケット
中島一貴が、2008年のウィリアムズのレギュラーシートを獲得しました。トヨタエンジンのおかげかもしれないけど、これはめでたい!なんであのブラジルGPの走りでシートを獲得できたのかさっぱりわからないのだけど、もし今年と勢力図が大きく変わらないのであれば、これまでの歴代日本人F1ドライバーの中で、最も競争力のあるマシンを手にすることになる。パートナーは今年抜群の結果を残したニコ・ロズベルグ。マクラーレン移籍の噂が絶えなかったけど、ウィリアムズが手放さなかった。気づけばウィリアムズは両者とも2世ドライバー。新世代という言葉がぴったり。
あとは、マクラーレンと喧嘩別れしたフェルナンド・アロンソを中心に動くのかな。今のところ古巣ルノーが第一候補と言われているけど、アロンソ側は1年契約を望んでいるみたいで(その後フェラーリに行く計画とか)、ルノーがこれを拒むかもとのこと。もしルノーがダメだった場合レッドブルらしいけど、アロンソの堕ちた姿は見たくないなあ・・・。
以下、僕が知っている情報
・フェラーリ
変わらず。キミ・ライコネン、フェリペ・マッサ。
・マクラーレン
ルイス・ハミルトン、パートナーはヘイキ・コヴァライネンという噂も。テストドライバーのデ・ラ・ロサもシートを狙っているらしいが、さすがに無理だろう。大穴というか願望でフィジケラというのはないだろうなあ・・・。クルサードの復帰はもっとないか。
・BMW
変わらず。ニック・ハイドフェルドにロバート・クビサ。文句なし。
・ルノー
ヘイキ・コヴァライネンが決まりっぽいが、マクラーレンとうい話も。アロンソが来たら、フィジケラの行き場がなくなります。あと、ピケJrなんていう選択肢もあるらしい。
・ウィリアムズ
ニコ・ロズベルグに中島一貴。決定。ロズベルグは今年が正念場。活躍できれば絶対スター街道まっしぐら。
・レッドブル
今のところ、クルサードとマーク・ウェバー。アロンソが来るか来ないかで、状況は一変するでしょう。
・トヨタ
ラルフが抜けたため、最後の中堅チームに空きシートが。チーム状態は決して良くないが、資金だけは潤沢にある。ティモ・グロックと契約をしたものの、まだレースドライバーになるかどうかはわからない。ちなみにアロンソへのオファーを考えたらしいが、時期尚早と判断したようだ。そりゃそうだ。
・トロロッソ
セバスチャン・ヴェッテルは決まりでしょう。素晴らしいパフォーマンスだった。あと1人が決まらず。もしアロンソがレッドブルに来た場合、クルサードがトロロッソに移るという話も。
・ホンダ
ここは情報一切なし。今年と同じくバトンとバリチェロかも。
・スーパーアグリ
佐藤琢磨は決まりでしょう。あとはアンソニー・デビッドソンかな。
・フォースインディア
またチーム名が変わりました。スパイカーの前は何だっけ?エイドリアン・スーティルが残留。
2007年10月22日
Formula One Grand Prix 2007 Rnd.17 Brazil
誰がこんな結末を予想しただろうか。そして誰が、こんなに素晴らしいレースになることを期待しただろうか。
ルーキーながら抜群の安定感で年間タイトル獲得まであと一歩と迫った、マクラーレンのルイス・ハミルトン。ここまで107ポイント獲得。それに4ポイント差で次ぐのが、2年連続王者、同じくマクラーレンのフェルナンド・アロンソ。そしてやや離されての100ポイント、フェラーリのキミ・ライコネン。誰もがハミルトンの史上初となる、ルーキー王者誕生を予測していただろう。しかしながら前節中国GPで、今年初となるまさかのリタイア。ここで3人のタイトル獲得条件を、ハミルトンのタイトル獲得を基準に振り返ってみたい。
(ブラジルGPハミルトンの成績)
優勝:タイトル獲得
2位:タイトル獲得
3位:アロンソが優勝しなければタイトル獲得
4位:アロンソが優勝しなければタイトル獲得
5位:アロンソが優勝しなければタイトル獲得
6位:アロンソが2位以上に入らず、ライコネンが優勝しなければタイトル獲得
7位:アロンソが2位以上に入らず、ライコネンが優勝しなければタイトル獲得
8位:アロンソが3位以上に入らず、ライコネンが2位以上でなければタイトル獲得
ノーポイント:アロンソが4位以上に入らず、ライコネンが2位以上でなければタイトル獲得
とまあ、簡単に言うと、ハミルトンがタイトルを獲得する可能性は非常に高かった。彼は今年それだけの走りをしたし、事実、最終戦の予選も2位。そのまま順当にフィニッシュすればタイトルは間違いなかった。だがしかし・・・
スタートでライコネンに抜かれたハミルトンは、アロンソとのオーバーテイク勝負で膨らみ、8位まで順位を落としてしまう。そこから必死の挽回を見せるも、神様のいたずらとしか言いようのない8周目、ギアが入らず、再度大きくポジションを落としてしまう。この時点で勝負はあったと言ってもいいだろう。その後果敢なオーバーテイクショーを見せるも、ウィリアムズとBMWが力をつけたのが痛かった。
トップ争いはフェラーリの2台。ブラジルGPは昔からブラジル人ドライバーが勝てないことで有名で、バリチェロがもう少しのところで悔しい想いをしていたのを覚えているけど、今年はそのブラジル人ドライバーのフェリペ・マッサがトップ。誰しもが、特に地元GPで良い結果を残したいと思うだろう。そのままいけばマッサが優勝だが、しかし、フェラーリとしてはライコネンを前に行かせたい。というのも、ハミルトンが脱落したため、アロンソが3位でフィニッシュした場合、ライコネンは優勝しなければタイトルを獲得できない。ワールドチャンピオンと2位とでは、雲泥の差。昔のフェラーリであれば堂々とチームーオーダーを使ってミハエルを前に行かせたのだけど、今はレギュレーションで禁止されているので、最後まで(少なくとも見かけ上は)フェアな戦いだった。マッサが第2スティントでミスをし、ライコネンとの一気に差がつまる。そしてマッサがピットインしている間にライコネンがここぞとばかりにペースを上げ、ライコネンがピットアウトした時には、見事トップで復帰。もしマッサがトップのまま給油を終え最終スティントを迎えたとき、フェラーリが一体どう出るのかも気になったのだけど、そんなことを気にするまでもなく、ライコネンは、堂々と自力でトップを奪った。
あとはハミルトンが5位にならなければ、ライコネンの優勝。今回マクラーレンが思いの外ペースに苦しんだのと、そして何より、4位でフィニッシュしたニコ・ロスベルグと5位のロバート・クビサという、新世代の勢力が、ライコネンにタイトルをもたらした。僕の記憶が正しければ、残り8周で6位のハイドフェルドまで16秒差。これは勝負あったなと、僕はここで初めてライコネンの優勝を確信した。ただし、その前のマシンがリタイアすれば、ライコネンの優勝に関わらずハミルトンがチャンピオンになるから、ファイナルラップまで一瞬たりとも気を抜けなかった。
実はレース後、BMWとウィリアムズのマシンに違反があったとして審議が行われた。レギュレーションでは燃料の温度と外気温の差は10℃以上あってはいけないが、両チームはそれをオーバーしたとのこと。ただしスチュワードからこの件に関するペナルティを科されることはなく、順位に変動なしというのが今のところの状況。マクラーレンがこれに抗議し、結果が覆るようなことがあると、ハミルトンが一気に4位となり逆転タイトル獲得となる。でも、あくまでも僕の予想だけど、これはない気がする。というのも、今年マクラーレンはスパイ疑惑(フェラーリのマシンデータを不正に入手したらしい)によって、コンストラクターズポイント剥奪という処分をされている。だからFIAには強く出られないところがあるし、もし抗議をした場合、コンストラクターズだけではなくてドライバーズポイントも剥奪という結果にもなり得ない。多分抗議はしないと思うのだけど、どうかな。
あと苦言を呈したいのが、山本左近と中島一貴。山本左近は間違いなくF1で走るだけの力はない。中島は2世ドライバーとして騒がれているが、同じく2世ドライバーのニコ・ロスベルグの足下にも及ばない。ロスベルグのデビューGPは凄かった。中島の今回のデビューも凄かったけど、別の意味で凄かった。まずコースアウトして復帰したフィジケラを避けれずにクラッシュ。そして初めてのピットインではピットクルーをひきあわや大惨事。最後もクルサードがコーナーで突っ込んできたところを、マシン1台分のスペースを開けることをせず、これまたクラッシュ。まあ佐藤琢磨もかつてアグレッシブすぎる走りが非難されていたから、こればっかりは経験を積むしかないのかな。でもF1ではそんなに多くのチャンスはもらえない。そして数少ないチャンスで結果を確実に残すドライバーのみが生き残っていける。中島は今回ウィリアムズで走るという、素晴らしいチャンスをもらえた。日本人ドライバーがこんなにいいマシンに乗れることは僕の知る限り初めてで、できればモノにしてもらいたかった。さて、もう一度チャンスをもらえるのかな。
去年ミハエル・シューマッハが引退し、世代交代という言葉が至る所から聞こえてきた。たしかに2007年のF1はそれを象徴するような内容だったと思う。チャンピオンのライコネンに、実はまだ26歳のマッサにアロンソ。あと一歩だったスーパールーキーのルイス・ハミルトン。将来がとんでもなく楽しみな、22歳のニコ・ロスベルグ、23歳のロバート・クビサ、そして二十歳のセバスチャーノ・ヴェッテル。中島もまだ21だということを付け加えておきたい。2008年が一体どうなるのか、今から楽しみ。
こんなにも面白いスポーツが、この世界にあるだなんて!!
2007年10月03日
F1日本GP2007、僕はトヨタを許さない
トヨタさん、猛省して下さい。マスコミは、莫大な広告費をくれる大のお得意様であるトヨタ批判なんて間違ってもしないと思うので、このF1史上に残る愚行を、ほんの微力ではあるけれど、後生に残すため、ここに記した次第です。
レースそのものは、ドライバーの安全を考えたらレースを開催すべきじゃないだろう・・・と少し思ったこともあったけど、終わってみれば色んなことがあって見どころの多い、最後まで飽きさせない展開でした(TV観戦)。
が、それ以外が全てダメ。フジのぐだぐだ感満載の生放送がダメなら、HEROの宣伝のためにしゃしゃり出てきたキムタクがあらゆる面でダメ。ろくなコメントできないんだから、アナウンサーもわざわざ振ることないだろと何度テレビの前で思ったことか。キャーキャー騒ぐだけの山田優よりひどかった。
そして何より、鈴鹿から日本GPをぶんどっておきながら、フタを開けてみれば日本GPを史上最悪のものとした富士スピードウェイ(つまりはトヨタ)。やることなすこと全てが裏目に出て(当然の帰結ではあったが)、このまずさはとてもじゃないけど書ききれないのでまとめWikiからどうぞ。これがイギリスGPだったら、本国のF1をなめられたら困るとバーニー・エクレストンが大激怒したことだろう(サーキット周辺の渋滞が解消されない限りシルバーストーンの開催はない、とか言ってた気がする)。
故本田宗一郎は、日本のモータースポーツ発展のために鈴鹿サーキットを建設した。今回、トヨタがホンダから日本GPを奪ったのは間違いなく自社のブランドイメージ向上、つまりは金儲けのため。だから根本的に違うんだよね。もうあまりにもひどすぎて言葉を失う。言いたいのは、さっさと日本GPを鈴鹿に返して下さいということ。2009年から隔年ということで鈴鹿と交代制になるけど、ずっと鈴鹿でいいよ・・・。
僕は絶対にトヨタ車を購入することはないでしょう。どれだけ財務的に健全で、企業として優秀な経営をしたとしても、株主になることもないでしょう。1人のF1ファンとして、トヨタだけは絶対に許せない。
2007年03月13日
2007 Formula One Grand Prix -Preview3-
2007年開幕戦に向け、チーム&ドライバーを、僕の知識の範囲において(全て主観で)紹介しました。あとはルール。今年は幸いにも、大きく変わり続けた昨年までとは異なって、ほとんどが同じです。
-エンジン
昨年同様、グランプリ2戦を同一エンジンで走らなければいけなく、これに違反すると決勝で10グリッド後退してスタート。ただし金曜のフリー走行は、このレースエンジンを使わなくても良くなった。
-タイヤ
ミシュランが手を引いたため、今年はブリヂストンのワンメイク。タイヤによるパフォーマンスの差は小さくなるものと思われます。タイヤ戦争があった頃の方が面白かったのだけどね・・・。世界的に無駄なコスト削減の流れになっているのに、F1だけじゃぶじゃぶというわけにもいかないのでしょう。あと、マシンの速度が速くなりすぎているのも懸念しているみたい。こうなると、タイヤの使い方がうまいドライバーが、良い結果を残すかな。
それで、僕はよく知らないのだけど、各チーム毎戦2種類のタイヤを持ち込むことができる。これは例年通り。で、ドライバーはその持ち込んだ2種類のタイヤを両方決勝で使わなくてはいけない(?)ということが書かれているような。あとウェットタイヤの扱いが気になる。
-フリー走行
これまで金曜日に2回60分のフリー走行を行っていたのだけど、今年から90分に拡張される。おそらくレースとレースの間に行われているテストを削減させるためでしょう(実際にレースするサーキットで走った方がいいデータが取れるに決まっているので)。ただしサードカーの使用は認めておらず、チームがサーキットに出せるマシンの最大数は2台まで。エンジンはテスト用のものを使えるというのは前に書いた通り。
-セーフティーカー
これも変わった。これまでトラックにセーフティーカーが入ると、ここぞとばかりにトップ集団のマシンはピットに入って周回遅れに引っかかることを避けたのだけど、これができなくなった。セーフティーカーがトラックにいる間はピットには入れない。その代わり、周回遅れになっている車は、前のマシンとセーフティーカーを抜き、セーフティーカーがトラックから出るまでに、正しい順序に並ばなければいけないとのこと。
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2007年03月12日
2007 Formula One Grand Prix -Preview2-
引き続きチーム&ドライバー情報。だんだんわからなくなってくる・・・。
トヨタ
はっきり言ってしまうと、嫌いです。そして、資金力にものを言わせて、鈴鹿から日本GPを奪ったので大嫌いになりました。経営力という観点ではトヨタは良いと思うけど、市販車もF1チームも良いとは思えません。ファンの人ごめんなさい。1つだけ評価できる店は、チームの将来を考えず、ドライバーを変えなかったこと。
-ラルフ・シューマッハ
割と口だけというのが明らかになってきました。
-ヤルノ・トゥルーリ
去年は教習車なんて言われてたけど(今のF1は抜きにくいので、遅いトゥルーリの後ろに渋滞ができる)、今年はどうですかね。
レッドブル・ルノー
いつの間にルノーエンジンを・・・。そして優勝請負人、エイドリアン・ニューウィーを獲得。この人のデザインが反映されるにはしばらく時間がかかるだろうけど、これまでの実績を考えたら非情に楽しみ。関係ないけど、日本でもレッドブル(飲料)が売られ、CMまでされる時代になりましたね。
-デビッド・クルサード
マクラーレンをクビになって絶対良かったと思う。いぶし銀の走りは、オールドファンをほっとさせてくれる。今年もしぶさ全開の走りをして欲しい。
-マーク・ウェバー
新加入。騒がれてウィリアムズに行った割には、そんなに速くないという印象だったのだけど、どうなんだろうな。そしてクルサードとの関係も気になる・・・。
ウィリアムズ・トヨタ
BMWと喧嘩して、コスワースエンジンを使った去年はなかったことに。エンジンが代わるとここまで・・・という惨状でした。今年はトヨタエンジンで、ぜひトヨタ以上のパフォーマンスを出し、トヨタの面目を潰して欲しい。テストドライバーに中嶋さんの息子がいます。
-ニコ・ロスベルグ
やはり去年のとんでもない走りの印象が消えない。ぜひ今年もあっと言わせて欲しいです。
-アレクサンダー・ヴルツ
久々の復帰。マクラーレンのサードドライバーという経験は無駄ではなかった。
トロ・ロッソ・フェラーリ
もはやこのチームがミナルディだったと覚えてる人も少ないだろう。去年回転数制限付きのV10エンジンを使ったことで、抜群の安定性を誇るという裏技を駆使。それがレギュレーションなんだから文句は言えないけどね。実質レッドブルのセカンドチームということで、今年はトロ・ロッソがフェラーリエンジンを。
-ヴィタントニオ・リウッツィ
知ってるようでよく知りません。
-スコット・スピード
この人もアメリカ人という以外知りません。たしかCART出身なので、モントーヤなんかがいなくなった今、どれだけCARTドライバーが速いのかということを示せるかこの人にかかってます。
スパイカー・フェラーリ
これまたわかりません。たしか去年はミッドランドという名前のチームだった気がするんだけどな・・・。ロシアの富豪は、F1を本当に投資手段にしか思ってなかったらしく、1年持たずしてチーム売却。ミッドランドの前身であるジョーダンのチーム監督、エディー・ジョーダンは、今頃何を思っているのだろう。ただし今年はトヨタからマイク・ガスコインが加入。
-クリスチャン・アルバース
なんだか政治力だけで残っているような気も・・・。ちゃんと結果を残してみせないと、チームが変わったらすぐに放出されてしまいますよ。
-エイドリアン・スティール
よく知らないけど、去年ミッドランドのサードドライバーだったとか、日本F3に出場していたとか。
スーパーアグリ・ホンダ
さてさて、どうしましょうか。チーム設立は立派だけれど、断トツの遅さ。今年も改善の期待は少ない・・・。ただ金に物を言わせたどっかのセカンドチームなどとは全然違うので、多少は頑張ってもらいたい。
-佐藤琢磨
ジョーダンにいた時は本当に期待したし、BARでの初表彰台は泣いた。そういうのが期待できないチームだとわかりきっているので、応援はしたいのだけど、なんだか複雑な気分。最下位争いしているチームで10位に入ったからと言われても、そんなに嬉しくない。僕らが求めているのは、日本人ドライバーがポディウムの頂点に立つこと。それだけなんです。まずはホンダに移籍を・・・。
-アンソニー・デビッドソン
某日本人ドライバーがあまりに未熟な走りからF1ライセンスを失うという、近年希に見る醜態をさらしてくれたので、彼には頑張ってもらいたい。チームが二度とオール・ジャパンというくだらないこだわりを持たないために。
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2007年03月11日
2007 Formula One Grand Prix -Preview1-
いよいよ来週、2007年フォーミュラワン・グランプリが開幕となりますね。どうやら地上波でも生放送でやってくれるみたいなので、他の予定をキャンセルしようかどうか迷い中です。
F-1関係の仕事を辞めて以来、全くF-1からは疎くなってしまったのだけど、やはりモータースポーツの最高峰であるF-1が好き!というわけで、情報を色々調べて見ました。
まずはチーム&ドライバー情報その1です。その2があるのかどうかはわからないけど。
マクラーレン・メルセデス
シルバーのマクラーレンが帰ってきた。その中で一際目立つボーダフォンのロゴ。これは格好いいです。本来、前年度のコンストラクターズ選手権成績に応じてチームナンバーが与えられるものの、マクラーレンが1、2番をつけることになるのは、昨年世界チャンピオンに輝いたこのアロンソが移籍してきたおかげ(例外的に、1番だけはドラーバーズ選手権優勝者がつけるのです)。デザイナーのエイドリアン・ニューウィーが移籍してしまったので、代わりにマイク・コフラン。たしか昔アロウズにいましたよね?覚えてない・・・。
-フェルナンド・アロンソ
マクラーレンに移籍したことで、これまでの2連覇はルノーのマシンが良かったのか、それともアロンソの力があったからなのかがはっきりします。ただ、マクラーレンはこれまで不安定な部分を数多く見せてきたので、今年はどこまでやれるか未知数。速いことには間違いないでしょう。マシンと運だけじゃ世界チャンピオンにはなれない。
-ルイス・ハミルトン
・・・知りません。ルーキーです。去年サードドライバーで走ったことがあるのかどうかわからないけど、全然知らないだけに気になります。
ルノー
マシンデザインが一転。タバコ広告問題でマイルドセブンが手を引いたのかな?アロンソを失い、またチームが変わろうとしている。ルノーって、昔から安定してきたと思ったらすぐ変わってしまうというイメージがあるのだけど、さてさて今年は。
-ジャンカルロ・フィジケラ
正念場。アロンソがいない今年こそ結果を残さないとシャレにならない。もし昨年とチームの勢力図が全く変わらなければ、ついに彼にも日の目が当たることになるかも。でもそうならないのがフィジケラなんだよなあ・・・。ちなみに大ファンです。
-ヘイキ・コヴァライネン
なるか、フライング・フィン2世だか3世。この人もルーキー。僕の記憶が正しければ、昨年のルノーテストドライバー。いきなりルノーのセカンドになれるんだから、速さはあるのだろう。
フェラーリ
フェラーリもすっかり変わりましたね。ミハエルがいなくなって、一気に若返った。ただし、テクニカルディレクターのロス・ブラウンと、チーフデザイナーのロリー・バーンも退いたため、戦力ダウンは間違いないだろう。ロングスパンで見れば楽しみだけれど、いきなり結果を求めるのは厳しいような気もする。
-フェリペ・マッサ
彼も今年が正念場だろう。皇帝ミハエルがいなくなって、セカンドドライバーの呪縛がどこまで解かれるかはわからないけど、ライコネンとはたいして変わらない若手であるのは変わらないので、頑張って欲しい。
-キミ・ライコネン
クールな印象がつきまとうライコネンが、情熱のフェラーリに移ったということで大注目。ハマれば最強だし、ダメだったらマッサに負けそう。
ホンダ
地球を意識したカラーリングが話題のホンダ。昨年は初優勝も遂げ、トップ3に次ぐチームとして固まってきたので、黄金期のジョーダンみたいな存在になって欲しい(そういえばあの時もエンジンは無限ホンダだっけ)。トップ3が結構変わったので、安定感という意味では、ホンダにチャンスがあるかもね。
-ジェンソン・バトン
バトンはこれまで色々言われてきたけど、キャリアの観点からすればそろそろ中堅に入る。楽しみです。速いとは思うのだけど、まだオーラみたいなのがないのかな。
-ルーベンス・バリチェロ
この人もそろそろ年ですね・・・。レッドブルにおけるデビッド・クルサードのような存在をホンダは求めてないはずなので、がんばらないと来年のシートがなくなる気がします。でもこういう感情むき出しのドライバーは大好きなので、ぜひとも頑張ってもらいたい。
BMWザウバー
ここもホンダに次ぐ中堅チームとして、トップ3に食い込むことが大いに予想できる。ザウバー時代は結構良かったからね。チームがあまり代わっていないため、着実な結果を残せるような気がする。
-ニック・ハイドフェルド
はい、注目!BMWエンジンの出来にもよるけど、この人は速いです。そろそろ羽ばたきそうな予感も。
-ロバート・クビサ
去年ヴィルヌーブの代わりに走り、3戦目で表彰台入りしたドライバー。これだけ見ると速そうに見えるけど、まだまだ未知数の部分も多い。
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2006年10月08日
落日の皇帝
時代の終焉とはこうも儚く、無惨で、そして寂しいものなのか。そんな日本GP。
2回目のピットストップを終えるまで堂々のリード。このままチェッカーを受け、選手権争い単独トップで最終戦へと臨む。そしてそこで8度目のタイトルを獲得し、最高の終わり方を見せてくれる。F1ファンなら誰もがそんなストーリーを思い描いていたはず。
だから、何もわかっていないフジのアナウンサーには"悪態"なんて言われ方をしていたけれど、右京さんはずっと「くっそー・・・」と言葉にならない思い、悔しさをこぼし続けていたのだろう。どんな時だって、絶対勝つことが不可能だと思われている時だって、ミハエルは僕らに夢を見させてくれて、そしてそれを現実のものとしてきた。そういう歴史を知っているだけに、ミハエル引退シナリオは既に出来上がっているのだと確信していた。なんでここで、夢が現実になる直前で、早くも終わりを見せてしまうのだろう。これが時代の終わりだと言われれば、それを黙って受け入れるしかない。それでも、史上最高のF1ドライバーに、有終の美を飾らせてくれたっていいじゃないかと思う。
今になってミハエルのダーティーだった部分が浮かんでくる。鈴鹿でも故意にマシンをぶつけて、全ポイント剥奪なんてことがあった。古館さんにはターミネーターと言われていたものの、実は人間らしさで溢れていたミハエル。だからこそ、91勝、7度の選手権優勝と、前人未踏の記録を作り上げることができたのだし、そして、皆に愛されてきた。
あと1戦。選手権優勝の可能性はないわけではないが、それは相手のおこぼれが前提だから、誰も期待することはできない。もうタイトルはいらないだろう。せめてリタイアすることなく、無事ラストランを。堂々とチェッカーを切るミハエルを見たい。
最後に、去年の10月まで5年間続けていた仕事を、もう1度だけしようと思う。
ミハエル・シューマッハ:リタイア
「我々は素晴らしいチームだ。最高のスタッフたち、フェラーリのメンバー全員を心から愛している。常に文句のない仕事をしてくれてきたんだ。今日のような事故は起こってしまうものだし、これもレースの一部だよ。全てを得ることもあるし、全てを失うこともある。今日我々はベストを尽くした。レースをリードしていたけど、エンジンが壊れてしまった。簡単に言えばそれだけだね。これがフォーミュラ・ワンだ。
カナダ以降の結果については誇りに思えるよ。我々は選手権で25ポイントの差をつけられており、誰もトップ争いに戻れるとは考えてなかったはずだ。でも、ここまできた。これでコンストラクターズ選手権では9ポイント差をつけられてしまったが、ブラジルではタイトルを獲得するためにできる限りのことをしていくよ。ドライバーズタイトルは終わりだね。ライバルがリタイアすることを願ってレースに臨むというようなことはしたくない。そんな風にタイトルを獲得したいとは思えないんだ。」
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2006年09月11日
皇帝の最期
イタリアGP終了後、ミハエル・シューマッハは今シーズン限りで引退することを表明した。分かりきってた結末。元々この日に進退を語ることになってた。彼は見事レースに優勝してみせ、そして優勝会見の場で引退を発表した。これ以上ない最高の場だった。
1つの時代が、これで確実に終わる。これまで築き上げた数々の記録は、この先まず誰にも破られることはないだろう。記憶にも、記録にも残るドライバーとして、後世に語り継がれていくのは間違いない。僕らは皇帝の走りを見られたことを、同時代に生きられたことを、感謝しなければならない。
今シーズン残りあと3戦。伝説が、幕を閉じようとしている。
2006年05月06日
オールジャパンなんて・・・
Montagny to replace Ide at Aguri
Super Aguri have announced that Franck Montagny will race for the team in this weekend’s European Grand Prix. Montagny will replace Yuji Ide, who will now participate in test days only for the Japanese squad.
スーパーアグリチームが、井出有治の代わりとして、今週末のヨーロッパGPにはフランク・モンタニーを出場させることを決めました。これにはFIAが関与しており、井出はこれからテストで経験を積んでまた仕切り直し、とのこと。ちなみにモンタニーは元ルノーのテストドライバー。
井出の実力不足は誰の目にも明らかで、何でこんなドライバー使うのか僕は最初から甚だ疑問だった。できたての戦闘力がほとんどないチームでも、モータースポーツの頂点、フォーミュラワンのチームであることには変わりない。きっと、こんなシートでもぜひ座らせてくれ!っていうドライバーが世界中に山ほどいると思う。
それで今日単純なことに気づいたのだけど、スーパーアグリはオールジャパン体制のチームなんですね。だからドライバーも日本人2人。必ずしも井出じゃなくてもいいのだけど、ここにモンタニーみたいなフランス人ドライバーが入ってくるのは、チームの根幹が揺らぐことになる。
でもね、そんなのどうでもいいじゃないかと思う。恥もいいところですよ。FIAからドライバー交代の圧力を受けるなんて前代未聞。経験が少ないなんて言い訳にもならない。かつてミナルディの誰だったか忘れたが、突然グランプリ出場のチャンスが回ってきたのだけどスーパーライセンスがなくて、急きょライセンス取得のためにテストを行って走行距離を稼ぎ(取得条件に走行距離がある)、そのままレースを走ったというドライバーもいた。井出だってライセンスもっているのだから、条件としては同じ。
つまり井出は単純にF1で走るだけの力がない、鈴木亜久里はそれを見抜けなかったということ。モータースポーツの頂点を実力確認の場に使わないでもらいたい。他のドライバーにとってはいい迷惑。というか、安全面で非常に危険です。果たしてスーパーアグリにテストを行うだけの資金力が、さらにマシン開発と並行して井出の育成を進める余裕があるのかどうか知らないけど、もう少し実力をつけてからF1で走ってもらいたい。オールジャパンなんてバカなこと言ってないで、まずは最低限やるべきことをやるのが先決じゃないかと思う。
そしてモンタニー。おそらく琢磨より速いと思います。しばらくは慣れてる琢磨の方が優位だろうけど、地力勝負になったらモンタニーの方が上のような気が。
参照:亜久里、苦渋の決断
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2006年03月13日
期待の新星現る!2006年F1グランプリ開幕戦
開幕戦バーレーンGP。見所の多い面白いレースでした。やはりF1はこうでないと。
まだ初戦を終えただけだから確かなことは言えないけれど、とりあえずフェラーリは復活したと見ていいだろう。ミハエルは相変わらずの速さだし、マッサもスピンのせいで結果はふるわなかったが、きちんとした速さは持っていると思う。あとは相変わらず強いルノーとマクラーレン。これにホンダがどこまで絡めるか、という感じかな。なんとなくだけど今年は昨年世界チャンピオンのアロンソよりも、タイトルまであと一歩だったライコネンが上をいく気がする。
中盤ではウィリアムズが予想以上の速さ。去年までずっとBMWと蜜月な関係を続けていたのだけど、どういうわけか喧嘩別れに終わってしまい、今年はコスワースという元フォード系のエンジンメーカーのエンジンを使用している。資金や開発力が自動車メーカーと全然違うから、パフォーマンスダウンは間違いないだろうというのが大方の見解だったものの、きちんと戦えていた。
そして今回、何と言ってもこのウィリアムズの大型新人ニコ・ロスベルグ!元世界チャンピオンのケケ・ロスベルグの息子です。F1デビュー戦でファステストラップを記録するなんて史上初じゃないだろうか。さらにはベテラン勢をものともしない気の強さと、思い切りの良い走り。見事7位という結果でデビュー戦ながらポイント獲得。序盤に大きなロスがなければ、4位のバトンあたりと戦えていたのではないかと思う。これはすごく楽しみ。
あとはフェラーリエンジンを使用しているレッドブルがまたもやなかなかの強さ。クリエンもクルサードもいい走りをするんですよ。クルサードはマクラーレンにいた時はあまり好きじゃなかったんだけど、今は"いぶし銀"という感じで、すごくいいドライバーになったと思う。元ザウバーのBMWは今年1年目なので、まだ今ひとつなのは仕方ないかな。レッドブルのセカンドチームである元ミナルディのトロ・ロッソは、回転数制限付きのコスワースV10エンジンを使っており、今まで蓄積してきたものをそのまま使えるため、万年最下位チームだったのがここにきて安定性も速さも抜群に。下手したら親(レッドブル)を喰いそう。でも、そのうち他のチームから非難が続出しそうだな。
最後、ダメだし。トヨタはやる気なさすぎ。やばいぐらい遅い。全11チーム中ダントツの資金力でこの結果とは情けない。そしてそのトヨタエンジンを使ってるミッドランド(元ジョーダン)。オーナーはお金持ちのはずなのに、未だに注力されず、かつてのミナルディのポジションを確実にしそうな感じ…。スーパーアグリは「奇跡の完走」とか騒がれていたけれど、完走が奇跡なら、その先(ポイント獲得、表彰台)は何になるんだと。最初はどこもこんな感じなのだろうけど、なんか未来が見えないチーム。ただ、ホンダエンジンのパワーで、ひょっとしたらミッドランドといい戦いができるかも。戦いと言ったって、最下位争いですが。今は最下位を独走中という状態。
そして今週末には灼熱のマレーシアGP。素晴らしい。
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2006年03月12日
2006年F1グランプリ開幕
ついに待ちに待ったF1グランプリの開幕です。今年はまたもや予選方式の変更、さらには使用エンジンの変更や決勝ルールでもいくつか変更点があって、今まで以上にF1ファン以外を困惑させてしまいそうだけど、まあ日本におけるモータースポーツの地位は低いので、そう大差はないのかもしれません。ヨーロッパなんかじゃ、オリンピック・W杯と並ぶ一大イベントらしいのですけどね。
さて、フジテレビの予選放送がひどすぎるのは置いておくとして(結果が出る前にテロップで示唆するなよ…)、ちょっとF1に日本バブルが訪れていることを危惧しております。マスコミも盛んにジャパンパワーだなんて言ってるけれど、F1は50年以上の歴史を持つ世界最高峰のモーターレースなんですね。それを忘れてないかい、と。
ホンダがワークスになったのは嬉しい限りで、今年はぜひとも頑張ってもらいたい。でもF1できちんとした勝負ができるのはここだけ。トヨタも資金は潤沢だし、スタッフは他チームから引き抜きまくりだしと、一見優位に立ってそうなのだけど、そんなに甘いものでもない。今回の予選でトヨタは最後のトップテンに残れなかったが、BMWを失ったウィリアムズは資金的にかなり厳しくなったはずなのに、それでもまずまずの結果を残した。そして去年惨敗したフェラーリは、今年きちんと復活させてきた。これがF1の"重み"。
何もトヨタがF1でやっていくことは無理だと言っているのではなくて、まだ時期尚早だろうということです。それをマスコミが、さぞトヨタも表彰台常連みたいな扱いをしているのは、誰のためにもならないと思う。
そしてオールジャパンチームのスーパーアグリ。実質ホンダのセカンドチームなのだけど、ホンダが手を貸すのは御法度になっているので、見るも無惨な姿に。何を考えているのか知らないが、アロウズという破産した下位チームの4年前のマシンを買い取って、それをベースに何とか2006年レギュレーションに合うように作り上げてきた。真っ直ぐ走ればそれでいいんですか?というレベル。
とりあえずダントツの遅さ。決勝では完走できても規定周回数を達成できず、完走扱いにならないのではと思えるほど遅い。こんなの日本の恥をさらしているだけだと思うんだけどな…。ドライバーの佐藤琢磨は、「このチームを強くしていくのがメインの目的ではなく、この経験が今後に活きると思うからここで走ることを決めた」とか言ってたけど、そんな経験はいらないだろう…。結果を残せないドライバーは、次のシートなんて回ってこないんですよ。
さらには、これまで日本GPを行ってきた鈴鹿に加え、富士スピードウェイでもグランプリを開催する方針だとか。F1のホームであるヨーロッパですら1国1グランプリを守れと、イタリアやドイツのグランプリが削られようとしているというのに、極東の島国で2つもやっていいんですか?ホンダがガンガン勝つようになったら良いかもしれないけど、向こうの人にとってみれば心中穏やかじゃないだろう。ちなみに富士はトヨタのサーキット。多分トヨタはお金余っているのだろうな。
製造業が儲かってそれがモータースポーツの方に流れるのは嬉しいことだけど、ただでさえアメリカで稼ぎまくってバッシングを受けているのに、F1のことでヨーロッパからもバッシングを受けても知らないよ。歴史は繰り返すというか、バブルは崩壊するものだから、崩壊したときにどうなるのだろう…。
最後に、とりあえずフジテレビは放映権をNHKに譲って下さい。
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2005年10月09日
日本GP,2005年シーズン総括
史上初の生放送ということで、久々にF1レースを最初から最後まで見ました。というか、自国開催なのに今まで生じゃなかった方がおかしい・・・。日本でいかにモータースポーツの人気がないかを如実に表していますね。ハンガリーでは、ブラジルGPでさえCMなしで生放送、さらにその1時間前から特番がやってました。
来週末にまだあと1戦残っているわけだけど、このグランプリを含め、今シーズンのF1について思ったことを。
まずは日本グランプリ。昨日の予選は途中から雨が強くなったりして面白い結果になったもののの、終わってみればいつも通り。ある意味今年を象徴するようなレースだった。
・マクラーレン
メルセデスエンジンの信頼性が上がっていれば、間違いなく今年チャンピオンだっただろう。F1に限らず何でも「たら」「れば」を言っても仕方ないのだけど。マクラーレンはめちゃくちゃ速いかわりに、もろい部分がある。10か0か。そんなマシンは個人的に大好きです。
でもライコネンは今年ドライバーとして大きく成長したと思う。今日の鈴鹿での走りは見事。モントーヤはさらに「10か0か」の色が強いので、もしデビッド・クルサードを起用し続けていたら、コンストラクターズタイトル争いをもっと優位に進められていたのではないかと思うのだけど、どうだろうな。あっ、「たら」はダメですね。
・ルノー
安定性。この一言だろうな。アロンソはライコネンより優勝回数が少ないのに、着実にポイントを稼いできたおかげで史上最年少チャンピオンに輝く。速さでは負けているのに選手権で優勝できるというポイントシステムには疑問が残るが、それも含めてトータル的に選手権を戦っていくと考えるならば、決して否定はできない。
個人的に大好きなフィジケラには来年も頑張って欲しい。でもアロンソもいいドライバーだしな。
・フェラーリ
ミハエル・シューマッハのモチベーションが気になるが、今年はほとんど良いところがなかった。ブリヂストンタイヤが悪いとかパッケージが悪いとか言われてるけど、フェラーリが悪くなったのではなく、上記2チームが本来の力を取り戻しただけと見た方が正しいと思う。今までの黄金時代は、もちろんフェラーリも強かったけれど、ライバルチームの自滅も手伝っていたことを忘れてはいけない。
バリチェロは最近存在感が薄くなってしまったが、新天地のBARで頑張って欲しい。あれほど感情を表に出すドライバーはなかなかいない。もう何度も書いた気がするけど、ドイツGPで初優勝した時、ブラジル国旗を握りしめながら表彰台で泣きじゃくってた姿は本当に感動的だった。
来季はフェリペ・マッサという若手ドライバーが加入。果たしてアロンソやライコネンと同等のポテンシャルを持っているのか。そこが見物である。マッサが好成績を残すようだと、ミハエルは多分来年でヘルメットを脱ぐのではないかと思う。
・トヨタ
数百億円という予算を投じていながら昨年までは下位争いから脱すことができないというお粗末な状況だったが、今年ドライバーの一新に伴い結果が出始めてきた。ただトップチームとはまだまだ歴然とした差があるのは明らかで、その辺を勘違いせずに、着実に進歩していって欲しい。
今日の日本グランプリは明らかに作戦ミス。棚ぼたでもらったポールポジションに気をよくしたのか、初優勝を狙うなんていう無謀な賭けに出るとは…。3ストップ作戦で燃料を軽くしてトップを独走、そのまま優勝なんていう絵を描いていたのだろうか。トヨタのマシン性能を考えたら、そんなことできるわけがないのは明らかで、そういう作戦はマクラーレンやルノーみたいに速いマシンを持っていて初めて可能なのである。もし作戦ミスがなければ、表彰台は無理にしろ、4,5位あたりに入れたのではないだろうか。少なくとも14位スタートのミハエルの後ろなんてことにはならなかったと思う。
まあ質実剛健な日本のトヨタのイメージからは想像できなくて良いと言えば良いのだけど。来年はさらに飛躍すると思う。トップチームの仲間入りをするには、もう1ステップか2ステップ必要だろうな。
・ウィリアムズ
今年はあまり良いことはない。というかむしろ悪いことだらけ。マーク・ウェバーとニック・ハイドフェルドという若手を起用したことは大いに評価できる。ハイドフェルドはますます評判をあげたし、ウェバーもそれなりに結果を残した。今日の走りは見事だったと思う。
でもタイトルスポンサーのヒューレットパッカードを失い、何より、長年エンジンパートナーであったBMWを失った。BMWとの経緯は僕が知る限り悲惨なもので、もう見てられない状態だった。
最初ウィリアムズがパフォーマンス不足の不満をBMWにぶつけ、そこで話がこじれ始める。きっとこの時点でもうダメだったのだろうな。その後歩み寄りを見せるか?仲直りするか?みたいな動きがなくはなかったものの、結局決裂。それまでどれだけ親密な関係を築いていようが、ほんの些細なことで決定的な別れへと繋がる。なんでそんな風になってしまうのだろう。それまでの時間は一体なんだったのだろう・・・。
BAR、ザウバー、ジョーダン、ミナルディと大企業に買収され、気付いてみれば、残されたインディペンデントチームはここだけ。ウィリアムズは歴史のあるチームなので、ぜひ淘汰に負けることなく、これから先も走り続けて欲しい。
・BAR
昨年の勢いはどこへやら。まあ昨年はやはり他のトップチームが自滅したというのが大きいのだけど。そんな中バトンはそれなりの力を持っていることを証明した。佐藤琢磨は最近風当たりが強いが、当たり前だけどF1ドライバーなんて誰でもなれるわけではないし、彼が今グリッドにいられるのも何かをもっているから。もう少し頑張ってもらいたい。
ついにホンダがチームを買収したので、来年どう生まれ変わるのかが楽しみ。少なくとも、意地として、トヨタに負けるわけにはいかないだろうからね。
・レッドブル
今年一番びっくりしたチーム。元ジャガーとは誰も信じられないぐらい安定した結果を残して見せた。これまでのザウバーのお株を奪うような感じかな。クルサード、クリエンともにいいドライバーだし、さらなる発展を期待したい。でも正直な話、これから自動車メーカーがバックについているチーム相手に戦っていくのはかなり厳しい。レッドブルの財力がどれぐらいあるのかは知らないが、F1チームとしてどこまでやれるのかが見物である。そのうちどこかのメーカーに売却かな…。
関係ないけど、ニューヨークでこのレッドブルを飲んでみた。味はオロナミンCとかああいう栄養ドリンク剤と同じ系統で、あまりおいしくはなかったな。欧米でどのくらい飲まれているのかはわからないけど、もし売れているのであれば、これならオロナミンCをあっちに持っていったらバカ売れするのではないだろうか。もちろんブランドもあるのだろうけどね。レッドブルのF1参戦はマーケティングのためと言い切っている。
・ザウバー
すっかり話題にされなくなってしまったザウバー。ジャック・ヴィルヌーブはあまりいいところがなく、一方のマッサはフェラーリへ大抜擢。ハイドフェルドやフィジケラのことを考えると、このチームがトップチームへの踏み台みたいな感じになっているのかもしれない。
そしてザウバーは今年限りで、来年からはBMW。BMWのワークスなんて一体どんなチームになるんだろうと今から楽しみ。
・ジョーダン
ミッドランドに買収された割には、今年目立った動きがなかったジョーダン。来年は本腰を入れるのだろうか。ここは最近ドライバー育成チームみたいな感じになっており、それはそれでもちろん大事なことなのだけれど、今までとほとんど変わったことがないので、早くも売却されるという話さえ出ていた。
来年大きく変われる要素がないところが問題ではあるけど、お金があることは悪いことではないので、少しぐらい良いところを見せて欲しい。あとはトヨタエンジン次第かな。
・ミナルディ
ここはドライバー育成チームの最大手。お金を持ってくれば乗れる(というのは言い過ぎだけど)。そしてレッドブルにそういう目的で買収されてしまった。レッドブルのプログラムにいるドライバーにしかチャンスがなくなってしまうのであれば、それはすごく残念なことだと思う。
今年のクリスチャン・アルバースはいいドライバーのはず。どこかで走れるチャンスがあるといいのだけど。
来年はエンジンがV8になるので、また勢力図が大きく変わるのだろう。だんだん自動車メーカーの争いになってきてしまっているし、安全性・コスト面を目的としたルールなどで縛りが厳しくなってきているが、世界最高峰のモータースポーツとして、いつまでも最先端の技術を、あくまでも速さを追い求める場所であってもらいたい。
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2005年03月06日
開幕戦を見て
2005年F1グランプリ開幕戦オーストラリアGP。ネタバレあります。
・お粗末、フジテレビ
珍しく昼間からF1!開幕戦だから特別に生放送かと浮かれていたら、日本との時差は-2時間なのね…。中途半端に1時間遅れかよ。
まあしかし、相変わらず放送はひどい。地上波でやってくれていることだけでも感謝しなければいけないのかもしれないけど、それにしてもどうもなあと思ってしまう。まずスタート順位がテロップと解説で合ってない。レース中は相変わらずスタジオから山田優と永井大が流れをぶった切る質問(言わされているのだろうけど)。CM多すぎ。期待していたオープニング映像は去年の使い回しでは?エンディングがブライアン・アダムスだったのが少し驚いた。
この後はずっと23:50からだろうから、生放送になるアメリカ大陸まで放送はあまり見ないだろうな。タイミングモニターを眺めてた方がずっと面白い。
・今年のマシンデザイン
今年は空力が制限されたので、各チームそれを取り戻そうとかなり必死で凄い。特に目立ったのがマクラーレン。サイドポッドなんか大変なことになってるし、前から見ると角みたいなウィングが…。F1マシンは美しくなければいけないという決まりがあるので(多分)、そのうち禁止される気がする。そんな中、特に目立ったところもないルノーが速いというのも面白い。
・寂しいタイヤメカニック
今年からレース中のタイヤ交換がなくなったため、今までタイヤ交換を担当してきたメカニック達はどうするんだろうと心配していた。彼らの任務はタイヤ交換を完璧にこなすことで、きっと何百、何千回というタイヤ交換の練習だけをしてきたに違いない。だから交換がなくなった今、用なしでチームに捨てられてしまうのではないかと思ってた。が、空気圧のチェックやら何やらで、まだ仕事があるみたいで良かった。でもこのタイヤ交換がないと、ピットストップであまり波乱が起こらなくなるのでちょっと寂しい。昔はマシンが入ってきたのにタイヤが準備されてない!なんてことがあって楽しかった。
・注目は?
ずっと応援してきたフィジケラが勝ってくれたので満足。やはり下馬評通りルノーとマクラーレンは速いし、フェラーリだってやっぱり強い。ダークホースはレッドブルになるのかな。クルサードは良かったし、クリエンも素晴らしかったと思う。ヴィルヌーブはさすがにヤバイ。トヨタは意外に良いかも。BARは厳しい気が…。この2つはジャパンパワーとかいって、メディアが持ち上げすぎている部分もあるんだけどね。あと全然関係ないけど、ライコネンがどんどんハッキネンに似てきてる気がする。
さてさて次は灼熱のマレーシア!注目は1戦走り終わった後のエンジンがどこまで耐えられるのか、そしてタイヤの消耗。できればもう少し各チームの実力図がはっきりするようなレースが見たい。なんだかんだ言って、今日の開幕戦は昨日の雨が全て、イレギュラーだったからね。
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2005年03月05日
腐敗していくフォーミュラワン
ついに始まった2005年フォーミュラワン世界選手権。でも残念なことに、裏では初っ端から結構どろどろとしたことが起こっている。
事の発端は万年最下位のミナルディチーム。このチームが資金不足を理由に、今年の新ルールに適合しない去年のマシンで開幕戦を戦おうとした。しかしレースを統括するFIAがそんなのは認めないとこれを拒否、ミナルディ側はオーストラリアの最高裁に差し止め命令を請求、そして裁判官はこの言い分を認めた。
で、大変なのはここから。この決定はFIAの知らないところで下されたため、FIAが激怒。たかが国の裁判所に、自分達が統括しているルールについて口出しされたらたまったものじゃない。ということで、FIAの会長はミナルディにこのままならオーストラリアGPそのものを中止すると脅した(らしい)。さらに、オーストラリア自体にも不快感を示しており、F1やラリー選手権の今後の開催を見合わせると取れるようなことを示唆している。結局ミナルディ側はこれを受け請求を取り下げ、おとなしく今年のルールに合ったマシンへと変更し、予選に参加。できるなら最初からそうしろよと思うのだが、彼らには彼らなりの事情があるのかもしれない。
そしてこの件で一番怒ったのはF1のドン、バーニー・エクレストン。今まで資金援助をしてきてあげたというのに、そんな風にたてつくのならF1から離れるべきだとチーム監督を痛烈批判。今年ジャガーがレッドブルに、ジョーダンはミッドランドに売却され、それぞれ財政難を乗り越えてきた。そんな中いつまでも問題を抱え続けているミナルディは見てられないということだろう。
他にもミナルディを支持する、支持しないとチーム間で意見が分かれたり、この問題単体だけでなく他にもある問題を結びつけて論争が起こるなど、もうめちゃくちゃ。醜態もいいところである。ちなみについ先ほどミナルディチーム監督が、このFIAの脅迫まがいの行為を取り上げ、FIA会長は辞任すべきだなんてことを言っちゃってる。
僕はゴシップ記者よろしく、こんな過程を1つ1つ拾って見ていかなければならない。最初はちょっとだけ面白かったけど、もううんざりである。どこの世界にも政治があるのはわかるが、モータースポーツの頂点にあるスポーツなのだから、もう少しプライドを持って欲しい。
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2005年02月26日
2005年F1選手権 Preview2
今シーズンの予想。かなりの量を書いていたのにキーを押し間違えてしまい、全て消えてしまった…。一から再び書く気力も根性もありません。ということで簡潔に。
まず今年も優勝最有力はフェラーリ。なんだかんだでここは強いのである。次はルノー。タイヤにやさしいマシン作りは多分一番得意。マクラーレンは信頼性不足が不安なのと、モントーヤがムラっ気を出しそうで潰れそう。ウィリアムズはハイドフェルドがいい感じの気がする。ただ新マシンはボロボロ。BARとザウバーは多分やばい。レッドブルは意外と良さそうだが、所詮元ジャガー。トヨタはさすがにそろそろ結果を残さないとやばい。BARあたりとなら勝負できるかな。ジョーダンはトヨタエンジン次第。新人ドライバー2人というのはいくら何でも無茶だと思う。ミナルディはどうでもいいや。
今年は大幅なルール変更があって、大体こういう時は下馬評通りに進むことが多い。全員初めてなので、地力がモノを言うのである。少しぐらい見所があるのかもしれないけど、シーズン終わってみれば今まで以上に普通じゃん、っていうような状態になってる気がする。
個人的にはフィジケラとハイドフェルドに期待。フィジコはブレイクして欲しい。以下順位予想。かなり希望も入ってます。
チーム順位予想
1位フェラーリ
2位ルノー
3位ウィリアムズ
4位マクラーレン
5位トヨタorBAR
6位 〃
7位レッドブル
8位ザウバー
9位ジョーダン
10位ミナルディ
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ドライバー順位予想
1位ミハエル・シューマッハ
2位ジャンカルロ・フィジケラ
3位ルーベンス・バリチェロ
4位フェルナンド・アロンソ
5位キミ・ライコネン
6位ファン・パブロ・モントーヤ
7位ニック・ハイドフェルド
8位マーク・ウェバー
9位ヤルノ・トゥルーリ
10位佐藤琢磨
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2005年02月25日
2005年F1選手権 Preview1
あと1週間でF1が開幕!ついこの前シーズンが終わったと思ったら、あっという間に冬のテストも終わってしまい、また膨大な量の訳との戦いが始まる…。F1ネタなんて誰も興味がない気もするのだけど、じゃあ僕の日常なんかさらに興味がないだろうという話で、適当に新シーズンに向けた話を少し書きたい。
今年はまたもや大幅なルール改正が行われる。理由はコスト削減とドライバーの安全性確保。細かい話はどこかのサイトに譲るとして、これだけ覚えておけばいいというのを紹介。
・予選形式変更
今まで土曜日に2回の予選をやって決勝のスタート順位を決めていたが、今年からこの方法が変更。土曜と日曜午前のタイム合計で決めるようになる。ただし日曜が慌ただしいという批判が出ているため、直前で変わる可能性もあり。
・タイヤ交換不可
F1の速度向上に最も貢献したのがこのタイヤだと言われている。そのため耐久性を重視させることによって、グリップを落とし、タイムも落とそうとの魂胆。これまでレース中に2,3回タイヤ交換を行ってきたものの、今年からそれが不可能に。
これが結構微妙な問題で、タイヤ会社がどの程度開発を行ってきたのか不明だが、レース展開にも大きな影響が出るはず。というのも、今まではタイヤの消耗など気にせずガンガン走ってきたが、今年からレース完走を視野にいれて走らなくてはいけない。燃料の重量との兼ね合いもあるので、さらに戦略が重要となる。当然摩耗したタイヤで走るのは危険だと非難続出。
・エンジンの耐久性
去年は各マシン1グランプリでエンジン1基しか使用することができなかった。金曜のフリー走行から日曜の決勝まで同じエンジンで走らなくてはいけない。トラブルなどで交換せざるを得なくなった場合、10グリッド後退の罰が科される。それが今年から2グランプリに。つまり同じエンジンで2戦走らなくてはいけない。当然サーキットタイプによってエンジンの仕様も変わってくるはずだから、腕の見せ所。
ただし完走できなかった場合は、この限りではない。リタイアしたマシンは、次のレースで新エンジンを使うことができる。ここがミソで、つまりポイント圏内に入れなかった場合、完走するよりもリタイアした方が得なのである。あまりに横行したら対応策が出てくるだろうが、一応それなりにプライドあるだろうからどうだろう。フェラーリあたりが終盤でやってきそうだな…。
・その他変更点
あとは空力に制限ができたとか色々とあるのだけど、それはどうでもいいとして、今年はチームが2つ買収されるという大きな動きがあったのでそれについて少し。
まずジャガーは親会社のフォードがF1撤退を決めたため売りに出され、オーストリアの飲料メーカー、レッドブルに買収された。ドライバーは元マクラーレンのデビッド・クルサード、そして昨年に引き続きクリスチャン・クリエン。クリエンはヴィタントニオ・リウッツィと交代で乗ると言われているけど、多分クリエンの方が多く乗る気がする。
そしてジョーダンは慢性的な財政難だったため、ミッドランド・グループに買収された。ミッドランドは来年にF1参戦を予定しており、ジョーダンを買収したため参戦費を払わなくて良いし、放映料もらえるし、チームスタッフ使えるし、安価でトヨタエンジン使えるし(財政難のジョーダンを救うべく、トヨタは予定外だったがエンジン供給を申し出た)と良いこと尽くめ。今年はジョーダンという名前で参戦するが、来年からミッドランドになる。
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2004年12月27日
2004年F1総集編
年末恒例のF1総集編が放送されてる。普段のフジのレース放送(地上波)はひどいけど、この総集編は凄く良くできている。番組を作っている人の、F1に対する思いが感じられる。僕はアルバイトで翻訳をやっているので、全てのレース結果・記者会見・コメントをフォローし、放送もできる限り見てきた。今年もやっぱり色々なことがあった。感動を与えてくれた。
やはり何と言っても、今シーズンは佐藤琢磨の表彰台。誰よりもこの瞬間を待ち望んでいた。前にも書いた気がするけど、日本人なんてという思いがあった一方、それでもずっとかすかな期待を抱いていた。それを実際にやってくれた瞬間、僕は涙が止まらなかった。
フェラーリの強さをまたもや再認識させられたけど、一方で時代は変わりつつある。
BARの躍進が目立った。ルノーが着々と力をつけた。ウィリアムズとマクラーレンは過去の栄光を捨てざるを得なくなった。フォードがF1から撤退した。レッドブルがジャガーを買収した。
ウェバーはウィリアムズへと大抜擢、フィジケラは最後の輝きを求めてルノーへ、モントーヤは何を思ってかマクラーレンへと移籍した。ヴィルヌーブはまだ終わってないことを見せたくてザウバーで復帰する。トヨタはラルフとトゥルーリという最強のラインアップ、結果を残さなくてはいけなくなった。
来年は資金難のチームを救うためルールが変わる。史上最多となる年間19戦が行われる。再来年はさらなる大幅なルール変更、そして新チームが2つ参入する予定になっている。
新時代の到来。変わっていかなくてはいけないというのはわかる。でもどこかで受け入れられないところもある。
来シーズンを最後に僕は今の仕事を辞めるつもりだ。僕が学生の間はやってくれと言われてるけど、区切りよく辞めたい。来年は今まで以上に、1戦1戦を大事に見ていきたい。
2004年09月17日
ジャガーがF1撤退
やられた。これは全く話に上がってなかったことだけど、これまで来シーズンの話が全くでなかったことを考えると不思議でもないのかもしれない。エンジン供給を行っているコスワースは売却するらしいけど、現在供給を受けているジョーダン、ミナルディがどうなるかわからないが、いよいよ苦しくなってきた。
どうする、クルサード??
2004年09月15日
ヴィルヌーブがF1復帰
ジャック・ヴィルヌーブがF1に戻ってくる。昨年佐藤琢磨にチームを追い出されるという屈辱的な形でBARを離れていったヴィルヌーブだが、ルノーのヤルノ・トゥルーリがチームとの関係をこじらせ、離脱を発表、代わりにヴィルヌーブが起用されることとなった。今週のテストでマシンに乗り、もしダメだったらテストドライバーが使われるとされてるけど、多分ジャックなら大丈夫だろう。
トゥルーリは今年、ファイナルラップの最終コーナーでフェラーリのルーベンス・バリチェロに抜かれたことがある。これには当然チームが激怒、そのしばらく後に、トゥルーリはルノーを今年限りで離れることを発表した。移籍先はトヨタだと言われているけど、金に目がくらんだのでなければ、多分チーム残留が第一希望だったと思う。ここまで着実に力をつけてきたチームから、いきなりギリギリポイント圏内にギリギリ届くか届かないかのチームになんか行きたいわけがない。間違いなくこれが引き金となった。
チームとの確執は相当なもので、その後結果を残せないことをチームのせいにし、不思議とそれまでの勢いもピタリとそこで止まった。当然チームはそんなことするわけがないとこれを一蹴しているが、これはどちらの主張が正しいかよくわからない。選手権2位争いをしているチームが、わざとトゥルーリをダメに見せたところであまり得するところがないので、僕はトゥルーリの気にしすぎではないかと思ってる。そういうメンタル面が、そのまま結果にも表れているのではないかと思う。
もしかしたら今年中にトゥルーリがトヨタで走ることがあるかもしれないし、何よりヴィルヌーブが帰ってきたのが嬉しい。“No Villeneuve, No F1.”というメッセージは今でもしばしば見られる。あれだけ個性的なドライバーは貴重な存在である。
(22:00追加)
ついさっき、ヴィルヌーブがザウバーと2年契約を結んだことを発表した。忙しいったらありゃしない。これでミカ・ハッキネンがくれば…それはないか。ザウバーのマシンじゃどこまでやれるかは微妙なところだけど、最近調子は上向きなので、来シーズンもいいマシンを作って欲しい。まだまだ若いもんには負けられんよ、とアロンソ、ライコネン、モントーヤあたりを蹴散らして頂きたい。
2004年09月14日
ルノーのスタートの秘訣
今年、ルノーチームのスタートが他チームと比べて圧倒的に良い。はっきりいって、これほどのアドバンテージはない。今のF-1はレース中に前のマシンを抜くのがかなり難しい。だから、例えポールポジションを獲れなかったとしても、スタートダッシュを決め3位から一気に1位まで順位を上げることができたのなら、それはポールポジションを獲ったのと同じことになる。つまり、ルノーとしては3位でもポールポジションと同じなのである。
かつてはスタートに強いドライバーというのがいた。僕の記憶する限りでは、ジャック・ヴィルヌーブやヨス・フェルスタッペンなどがそういうドライバーだった。彼らのロケットスタートはハンパじゃない。予選でトップを獲ることはほとんどなかったけど、中盤、例えば10位以下だったとしても、5,6位スタートで順位を上げてくるのである。その後ローンチスタートと言って、ボタンを押せば勝手にマシンがスタートしてくれる電子制御システムが導入された。今はそれが禁止になってマニュアルスタートのはずなんだけど、かつてほどスタートを得意とするドライバーがどういうわけか表れず、一方でルノーだけが安定してずば抜けてるのである。
で、ここからは噂の話。ニッサンの技術者、徳永さんという人が開発したクラッチシステムが、このルノーのスタートダッシュに大きく貢献していると言われているのである。ルノーとニッサンの提携はこんなところでも影響が出ている。ちなみにこの徳永さん、以前はフェラーリなどが引き抜こうとしているという噂が出ていたのだが、最近はほとんど話が出てこない。ルノーのスタートの良さは日本人技術者の力のおかげだと思うと、見方も少し変わってくるかもしれない。
2004年08月31日
シューマッハ引退か
この後、彼の広報担当が引退を否定し、1日ミハエル自身もまだまだレースをやめないということを発表しました。ひとまず安心したけど、いつかその日は来るんだということを改めて認識しました。
先日7度目のタイトルを獲得したミハエル・シューマッハが、9月1日に記者会見を開く予定となっている。タイトルを獲得した後わざわざ自らプレスを呼んで会見を行うとなると、認めたくはないことだけれど、引退の発表しか思い浮かばない。
ミハエルはF-1で全てを手にした。これ以上彼が走り続ける理由はないのかもしれないし、あるいは家族のために時間を作りたいのかもしれない。ライバルもなく、どんどん規則やコストで縛られてきている今のF-1は面白くないのかもしれない。
彼の代わりはどうするのだろうか。皇帝の後継者はいるのだろうか。まだ決まってないから何ともいえないし、できれば全然違う内容のことであって欲しい。僕は中3のとき、偶然TVで彼の走りを見て一気に引きずり込まれた。素人の僕にも一発で違いがわかるような、その圧倒的な才能と技術による走り。もしミハエルがやめるのなら、僕がF-1を見続ける理由はなくなる。4年近くF-1関連の翻訳をやってきたわけだけど、約束していたあと1シーズン、僕も続けられるかどうかは