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 モナコは特別。それはF-1界で誰もが口を揃えて言う合言葉であり、もはや揺るぎのない事実とさえ言っていい。そんなモナコGPを、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソが欠場し、代わりにインディ500に参戦するとのニュースが発表された。

 その理由は世界3大レース制覇という野望を達成するためだという。なるほど、アロンソは既にモナコで2勝している。ル・マンは耐久レースではあるけど(モナコGPもインディ500も、ある意味ル・マンと同等の耐久レースだ)、年齢的にまだこれからも参戦の機会もあるので、確かに3大レース制覇のためと言われれば分からないでもない。

 でも繰り返し言う。モナコは特別。これは普遍的な事実だ。インディ500や世界3大レース制覇という天秤にかけたとき、どちらが重いかは僕には想像もできない。でも間違いないのは、もしアロンソがメルセデスかフェラーリに乗っていたら、モナコGP欠場なんてことはあり得ないだろう。勝てないマシンで走るよりも・・・、というのが真実のはず。ホンダエンジンのことを思うと、と残念ながらと言わざるを得ないけれど。

 モナコGP最多勝記録は、ロータス・ホンダ(1987)、マクラーレン・ホンダ(1989-1993)に乗った故アイルトン・セナの6勝。セナ亡き後、数々のスタードライバーが誕生したが25年近く破られてないし、この先も破られないのだろうなと思う。時の流れはなんと皮肉で残酷なことだろうか。


 今年もついにF1が終了。昔は10月の半ばに終わっていたのに、もう11月。本来ならF1ドライバー達はオフを満喫しているのに(一部はテストしてるけど)、1ヶ月も長くなってしまって可愛そうなことこの上ない。また年明けからテスト始めて、3月に開幕。文字通りのロードレース。

 とりあえず、ヴェッテルが優勝したのは嬉しい。レッドブルは今年マシンの速さが際立っていたし、ヴェッテルも序盤は抜群の速さを誇ってた。中盤は少しマシンの安定感を欠いていたけど、それでも実力を見せてくれた。弱冠23歳にして世界チャンピオンとは恐れ入る。こういう新時代の到来は大歓迎だ。僕はミハエルの大ファンだったけど、さすがに彼の時代はもう終わったと思うし、終わらなければいけないとも思う。やっぱりエイドリアン・ニューウィーのマシンは速いね。まさかジャガーがここまでくるとは誰も想像してなかっただろう。

 今年のハイライトは、なんといっても日本GPの小林可夢偉の走り。あんな果敢な走りを見せられたら、もう否が応でもファンになってしまう。スポンサーシップの話はつきまとうのだろうけど、ペーター・ザウバーの目に狂いはなかった。

 しかし、僕がF1を観始めてから色々なことが変わってしまった。なにせ最終戦のアブダビは夕暮れにかけて行われるし、シンガポールなんてナイトレース。ポイントもCARTみたいな感じになってしまって、もはや1ポイントの重みが全然ない(歴代の最多獲得ポイント数比較が完全にできなくなった)。フロントウィングが低くて、リアウイングの小さなへんちくりんなマシンの外形にはだいぶ慣れたけど、エンジンなんてV8だからね。日産のFUGAと同じだ。でもエンジンは全然壊れなくなった。昔は予選専用のエンジンとかすごい贅沢なことをしてたのに。給油がないので、ドライバーの差というよりマシンだけで決まっている印象が今まで以上に強い。懐古趣味は良くないのだろうけど、やっぱり昔の方が面白かった。

 そして今年も許せない出来事が。観客席はプレハブ、インフラは未整備、路面もでこぼこ、極めつけは路面よりも低い縁石というギャグ。こんなサーキットで開催することを了承したバーニー・エクレストンもひどすぎるけど、自ら世界のモータースポーツの頂点のレース開催に立候補しておきながら、到底そんなレベルに達しないサーキットでF1を開催させた韓国は未来永劫F1をやる資格はない(どういうわけか、後日行われる予定だった同サーキットでのF3は開催中止となった)。雨が降ってくれてマシン速度が下がってたから良かったものの、下手したらドライバーもただじゃ済まなかった。人の命をなんだと思ってるんだ。これなら、まだトヨタの方がマシ。あっちは少なくともモーターレースをやる環境ではあったからね。あんな過酷な環境で無事走りきったF1ドライバー達は凄すぎる。

 来年はさらに1戦多い20戦、11月末まで。信じられない。タイヤもピレリに変わるしどうだろう。期待は可夢偉とロズベルグかな。本命はやはりレッドブルなのだろうけど、1年で情勢があっという間に変わってしまうのがF1。さて、来年はどんな素晴らしいレースを見せてくれるのだろう。


 待ちに待ったこの季節。去年のF1は色々とひどくて、全然見る気になれなかった。気づいたら始まってて、気づいたらバトンが優勝し、シーズンが終わっていた。でも今年は違う。僕がF1を見始めるきっかけとなったヒーローが戻ってくる。前人未到の7度のタイトルを獲得し、皇帝という称号を得たミハエル・シューマッハの復帰。

 ミハエルの復帰には正直複雑な思いがある。フェルナンド・アロンソがタイトルを獲ったとき、彼は潔く身を引いた。その引退が象徴するかのように、それからF1では世代交代が進み、若き才能が台頭した。ただし、あらぬ方向に進み始めたのも事実。世界最速のモータースポーツの伝統とプライド、そして存在意義。それらが失われつつあることを、もちろん僕らF1ファン達はただただ傍から事態を見守る(見ないフリをする)しかなかったわけだけど、この危機に、僕らのヒーローは立ち上がってくれたのかな、と勝手ながらに思う。生涯フェラーリだと思われていたところ、まさかのメルセデスからの復帰。祖国ドイツのため、そしてF1のため、3年の時を経てついに。

 開幕戦バーレーンGPの予選。バトン、ハミルトン、アロンソ、ミハエルというチャンピオン4人が揃う中、彼らを「過去の人」と嘲笑うかのようなレッドブルのヴェッテルの速さが光る。去年も相当の力を見せてくれたけど、今年タイトルに最も近いはず。ウィリアムズ、マクラーレンと最速マシンを作ってきたエイドリアン・ニューウィーの力なのだろう。あとは去年を捨てたフェラーリの2人がどこまで仲良くできるか。マクラーレンも同様の問題を抱えてるかな。ただしバトンはハミルトンよりもいろんな意味で遅い。

 メルセデスGPは、ミハエルがロズベルクの糧となってくれたらいいなと思う。たしかにミハエルの活躍を見たいという気持ちはあるものの、2007年からひそかに応援してたニコ・ロズベルグこそが、次世代のF1を担うだろうと確信している。彼とヴェッテルが、ミハエルとハッキネンのようなライバル関係になってくれたら、これは本当に面白い。気づいたら、またもやミハエル、ロス・ブラウンのゴールデンコンビ。ホンダを失った去年にタイトルを獲ったロス・ブラウンの力は間違いなく本物。今年はさらにノルベルト・ハウグも加わる。チームをぜひ強くして、F1を盛り上げて欲しい。

 あとは去年驚きの一瞬の速さを見せたフォース・インディアのスーティルが10位に入ったりと、やっぱりこれだからF1は面白い。ちょっとチーム数が多すぎだし、予選タイムを見ても差がつきすぎと、色々と思うところはあるけれど。マシンも去年よりはずっと格好良くなった。

 今年は楽しみが1つ増えました。


 今日、キオスクの新聞コーナーにかかってる見出しで、F1のチームが撤退するという文字を見かけた(多分トーチュウ)。チーム名までは見られなくて、どこだろう、どうせどっかのプライベートチームだろうと思ってたら、なんとホンダだった。

 確かに去年今年とふがいない成績で、なんかやる気があるのかないのかわからなかった。でも今年ロス・ブラウンも入って、間違いなくこれからチームが軌道にのると思ってた。そんな中での撤退。

 F1参戦を経営的な観点から見た場合、はっきり言って企業のイメージ戦略面しかメリットがない。完全に赤字垂れ流しだし、昔は技術革新を実証する舞台のような感じもあったけど、今は年間数百億が損なわれる場所でしかない。それでも、F1参戦っていうのは1つのステータスであり、世界で選ばれし自動車メーカーであることの証。いかに速いマシンを作るか、トラックをコンマ1秒でも速く走るか、それは男の本能に訴えかける、たまらなく魅力的な欲望の象徴だった。

 それが、ここ最近のF1はとにもかくにも経費削減。金かけたチームが独走したらF1はつまらなくなるってことで、開発を抑制、コストも抑制。安全性確保のため、毎年厳しくなる規制でがんじがらめ。新マシン開発は、いつしか規制の抜け穴探しへと変わった。その抜け穴も次々とふさがれ、もはや全チーム同じマシンで走るんじゃないかと思ってもおかしくないところまでいこうとしている。何が正しいのかはわからない。確かにF1で死亡事故というのはほぼ皆無になったし、選手権争いもシーズン最後までもつれることが多くなった。その代わり、純粋な速さを追求していたF1の姿はもはやない。僕が心底惚れたF1は全く別のものとなってしまった。

 僕は中学生のとき、ミハエル・シューマッハの走りに惹かれF1ファンになった。勝負に勝つためには手段を選ばない、最終戦でマシンを故意(?)にぶつけてまで勝とうとする人間くささや、セナの記録に並んで涙を流した姿が大好きだった。そしてもはや誰も手の届かない記録を残してF1を去った。彼が引退したとき、確かに1つの時代が終わったのだと思う。そこからF1はつまらなくなっていった。そして、BARのサプライヤーとしてF1に参戦したホンダも撤退。多分、無縁じゃないと思う。

 ホンダは、日本メーカーとして大好きなチームだった。昔は日本GPのために、鈴鹿スペシャルエンジンを作ってきたりしてね。回転数多めで予選アタックにのぞんでたな。今は予選と決勝同じエンジンで走らなければいけないし、複数GPを1基のエンジンで走らなければいけない。琢磨の入賞に涙したし、HONDAと赤い文字で書かれたリアウィングを見たときは震えるほど感動した。バトン・バリチェロ体制になってから興味を失いつつあったけど、いつの日かレギュラードライバーとして起用される琢磨のための布石だと思い込んでた。世界中のF1ファンに認められたホンダ。セナが伝説を残したホンダ。そのホンダが撤退。またいつか参戦するのかな。ホンダに負けたくなくて参戦してきたトヨタはどうするんだろう。ホンダの決断は非常に機敏なものだし、勇気あるものだし、財務的には歓迎されることなのだろう。でもやっぱり寂しい。日本GPなんてトヨタにくれてやればいいけど、F1にはホンダがいなければいけない。ホンダはF1で走る責任がある。

 つまらない、そこそこのヒット車を量産するだけの自動車メーカーに成り下がって欲しくないなと思う。ホンダは僕が憧れるものづくりのお手本のような企業。本田宗一郎のDNAを忘れてはいけない。奇麗ごとじゃないのはわかるけど、技術者が技術を忘れて利益に走ったら終わりだと思う。そこに未来はないだろう。

 複雑な、やりきれない思いでいっぱいです。


 今年も始まりました、モータースポーツの最高峰フォーミュラワン。昨日今日とテレビで観ていたのだけど、もう完全に新時代ですね。以前は仕事と関係していたからほぼ全ての情報をフォローしてきたのだけど、今年に限っては何も知らない。ドライバーの移籍情報ぐらいは気にかけていたものの、標準ECUやトラコンの禁止なんていうのは全然知らなかった。

 しかし開幕戦のオーストラリアGP、これ近い将来なくなるんじゃないですかね…。22台走ってチェッカーを受けたのが7台(完走扱いは8台)、バリチェロが失格になったから、実質6台ですよ…。開幕戦ということで各チーム手探り状態なところがあるのはわかるし、気温も尋常じゃなかったし、トラクションコントロールがないから滑りまくったし、ほとんど使われないサーキットだから路面状態は最悪だったのかもしれない。それでも1/3しか残らないサバイバルレースはちょっとひどすぎる。かつてミシュランタイヤを履くチーム全てがリタイア(ボイコット)するという前代未聞のアメリカGPで完走6台ということがあったけど、それとほとんど変わらないじゃないですか。セーフティーカーも3回ぐらい入ったし。そのうちなくなる気がします。

 そして今年の勢力図。この波乱のグランプリで、一人堂々の走りを続けたハミルトンは間違いなく優勝候補でしょう。フェラーリ勢のきちんとした走りを見るチャンスがなかったからまだわからないけど、ひょっとしたらマクラーレン独走状態かもしれない。あとはBMWが調子いいですね。トヨタも少しは速いかもしれなくて、あとトロ・ロッソが何だかんだで速い(まだV10エンジン使っているのだろうか?)。もはや元ミナルディなんて誰も覚えてないだろう。

 僕は元々フェラーリ好きだったのだけど、もはや僕の好きなフェラーリは遠い過去になってしまった。ミハエル・シューマッハとエディー・アーバインのコンビが好きだった。ポディウムでブラジル国旗片手に泣きじゃくるルーベンス・バリチェロが好きだった。

 今年は、去年の開幕戦から目を付けていたニコ・ロズベルグを引き続き応援していこうと思います。予選での速さはピカイチだし、度胸もある。本当にいいドライバーだと思う。ぜひ(フジテレビが)バカみたいに騒いでいる中嶋Jr.に実力の違いを見せつけて欲しい。

 あとは株主なのでホンダ。フェラーリの黄金時代を支えた新監督ロス・ブラウンは、チームを3年で世界一にするらしい。それにしては今日の給油、ピットトラブル、さらに信号無視はあまりにお粗末だった。こんなことしてるようじゃ、世界チャンピオンなんて夢のまた夢。しっかりしないと。F1というのは現在自動車メーカーの宣伝場所になってしまっているというのが現実。それでも、自社のロゴの代わりに、「earthdreams」と環境を意識したロゴのみのカラーリングをするホンダが、誰が何と言おうと僕は大好きなのです(だったらF1なんてやめろよとは言わない)。だから頑張れ!そしてまた表彰式で日の丸を見せて欲しい。


 恒例の(?)、気まぐれでお届けするF1ニュース。なんでも未だシートが決まらないアロンソが、ホンダに移籍するとかしないとか。

 昨年、一昨年と、ルノーで2年連続でワールドチャンピオンに輝いたフェルナンド・アロンソ。皇帝ミハエル・シューマッハを引退に追いやったのも実質このドライバーだろう。そして、今年は戦力を付けてきた名門マクラーレンに満を持して移籍。マシンは下馬評通りの実力で、誰もがアロンソの3年連続タイトルを予想した。

 だが伏兵となったのが、誰もがここまでの活躍を考えてなかったルーキーのルイス・ハミルトン。チーム監督ロン・デニスの秘蔵っ子と呼ばれるだけあって、とにかく安定した走りを見せる。いつしか王者の余裕は消え去り、チーム内は両ドライバーで真っ二つに割れ、そしてついに、アロンソはチームに不信感まで持ってしまう。余談になるけど、こういう時につけこめる強さを持つフェラーリというのは本当に強いのだと思う。キミ・ライコネンもやらなければ行けないときに全力を出せたからこそタイトルを獲得できた。

 そういうわけでアロンソとマクラーレンの仲はズタボロ。昔ウィリアムズとエンジンパートナーのBMWが喧嘩をしてその仲が二度と修復されることはなかったけれど、アロンソも同じで、マクラーレンを出るしかなかった。そうなると困ったのが移籍先。というのも、マクラーレンより競争力のあるチームなんてフェラーリぐらいしかないけれど、フェラーリはライコネンとフェリペ・マッサというラインアップを確定させてしまっている。いくらアロンソが2度の世界チャンピオンとは言え、このラインアップを覆せるほどの力も魅力も、フェラーリはないと考えている。もし仮に、絶対ないけれど、唯一覆る可能性があるとしたら、ミハエル・シューマッハが突如1年だけ走らせてくれと言ってきた場合だろう。

 フェラーリがダメなら、古巣ルノーに復帰という道もあった。ルノーの監督フラビオ・ブリアトーレはアロンソの元マネージャーでもあり、彼の才能を見出した人物でもある。ただしアロンソ側はあくまでも来年フェラーリに移籍するまでの足かせ程度にしか考えておらず、希望は単年契約。ここがルノー兼日産CEOカルロス・ゴーンの逆鱗に触れた。複数年を希望しない限りルノーの道はなく、おそらく選択肢から消えた。

 あとはレッドブルという噂もあったけれど、これがパタリと消えてしまった。このチームには空力のスペシャリスト、優勝マシン請負人のエイドリアン・ニューウィーがいるので、長い目で見れば上昇傾向にもっていけるかもしれない。ただやっぱり1年走るだけじゃ、パッとしないで終わるだけなのは目に見えている。トヨタが・・・という話も出たけれど、身分不相応なのは言うまでもないので省略。

 ようやく本題です。ここにきて、移籍先の候補にホンダの名前が。チームは否定しているけど、なんでもシートフィッティングをやったとのこと。これまた優勝請負人の参謀ロス・ブラウンが今年チームに加わっており、今年は無惨な結果に終わったけれど、その前は年間3位、優勝もしているので、回るべきものが回れば結果の出るチームなのは間違いない。本田宗一郎の逸話は言うまでもなく、マクラーレン・ホンダ、ホンダミュージック、鈴鹿サーキット。F1というジャンルにおいて、フェラーリ、ウィリアムズ、マクラーレンと同グループに入ることの許されるチームだと思う。

 ただしホンダは、来年はドライバーを変えずに、ジェンソン・バトンとルーベンス・バリチェロで行くと既に発表済み。というわけで、アロンソがホンダに移籍した場合、バリチェロがスーパーアグリに行くかもしれないとのこと。

 本当にアロンソがホンダに行ったら面白いだろうね。今年中堅だったBMWやウィリアムズあたりと良い勝負ができるかもしれない。それで1つ気になっているのが、本当に来年アロンソはフェラーリに行けるのかということ。なんとなく合わない気がするんだよな・・・。ライコネンが抜けると言えば、ないことでもないのかな(マッサは抜けないだろう)。結果的にアロンソがホンダに長く乗り、チームをワールドチャンピオンに導いてしまったらそれはそれで面白い。


 最終戦ブラジルGPで、BMWとウィリアムズ計4台のマシンに燃料温度の違反があったものの、スチュワードはこの違反を罪に問わないと決定したため、マクラーレンがこれを不服として控訴していた。で、その審議が先日行われたのだけど、予想通り、この違反によって4台のマシンにペナルティが科されることはなく、ブラジルGPの結果が覆ることはなかった。つまり、選手権もフェラーリのキミ・ライコネンが優勝。

 プレスリリース(英語)は、専門用語がかなり出てきているので、適当な言葉に置き換えて要約すると次のようになる。

 2007年ブラジルGPにおけるスチュワードの決定、及び2007年FIAフォーミュラワン選手権の順位について、ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスより不服の申し立てがあったため、2007年11月15日、ロンドンにて、FIA国際控訴裁判が開催された。

 ニック・ハイドフェルド、ロバート・クビサ、ニコ・ロズベルグ、中島一貴のマシンに注入された燃料が、外気温よりも10℃以上温度が低いという技術委員の報告を受け、スチュワードはペナルティを科すかどうか審議を行った。

 スチュワードが各方面から集めた証拠によれば、マシン内の燃料温度と外気温、ともにはっきりとした証拠がないため、ペナルティは科さないことを決定した。

 両チームからの説明を聞き、各種資料および証拠を調べた結果、ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスの訴えは認められないことを決定した。

 マクラーレンのやり方がスマートじゃないというのは各方面から言われてきたことで、もし仮にこれで選手権が覆るようなことがあってハミルトンがタイトルを獲得できたとしても、それで良いのだろうかという意見はある。F1はサーキットで行われるものであり、レースの結果だけが絶対であって欲しい。そうでないと、命をかけて走り続けている世界最高のドライバーたちがあまりに不憫だし、我々F1ファンも、レースに対する興味を失ってしまう。

 一方で、ルール違反はルール違反、違反しているのに実質ペナルティがないのであれば、そんなペナルティに何の意味があるんだという気もする。結果がだけがモノを言う世界。ハミルトンの活躍はしばらく人々の心にとどまるだろうけど、例えば10年が過ぎたら、ライコネンが初タイトルを獲ったという事実だけが残る。マクラーレンは今年スパイ行為によってダーティなイメージがついてしまったけれど、もしそれがなかったら、もう少し考慮されても良いのではないかと思う。

 今回はタイトルがかかってるということで多少のバイアスがあったけれど、重要なのは来年以降、もし同様の違反があった場合、どう対処するのかをはっきりさせておくということ。ケースバイケースだろうけど、仮にこのレギュレーションを来年も継続するのであれば、失格とまではいかないまでも、次戦のグリッド後退等、きちんと対応をすべきだろう。少なくとも今回のように、「はっきりとした証拠がない」なんていう理由で、違反っぽいけれどペナルティはなしなんていう裁定はやめて欲しい。


 今年のF1は面白かった。新時代の幕開けを認識させてくれたし、久々にワクワクするレースも見られた。こうなると、当然、来年のF1に否が応でも期待してしまう。そして目が離せないオフシーズンの動向。少しだけ紹介します。


?ロス・ブラウンがホンダ加入

 ミハエル・シューマッハの背後にはいつもこの人がいた。通称"参謀"ロス・ブラウン。ベネトン時代に2年連続ワールドタイトルを獲ったのも、フェラーリで5年連続獲ったのも、全てこの人がバックについていた。そのロス・ブラウンがホンダに加わるというのだから、興奮を抑えられない。ホンダの情熱とリソースを、良い方向に導いてくれることを期待したい。レッドブルに移ったエイドリアン・ニューウィー(ウィリアムズ、マクラーレンと優勝マシンを作り続けてきた。空力のエキスパートという声も)といい、成功よりも、やりがいを求める姿は、本当に格好良いと思う。


?実は明日世界タイトルが決まる

 ブラジルGP、劇的な展開により、今年のタイトルはフェラーリのキミ・ライコネンが見事獲得したけれど、実はまだ決まりではない。タイトル最有力だったマクラーレンのルイス・ハミルトンよりも上位で入賞したBMW、ウィリアムズのマシン計3台が、レギュレーション違反を犯していて、レース後ペナルティはなしと判断されたものの、マクラーレンは当然これを不服として控訴。その控訴審(?)が11月15日に開催。ちなみに元々パリで行われる予定だったのだけど、フランスは交通ストをやっているため、急きょロンドンに変更になったとか。

 もしBMWとウィリアムズの3台がレギュレーション違反でブラジルGP失格にでもなれば、ハミルトンが大逆転の世界チャンピオンになるのだけど、世界チャンピオンが覆ることはないという見方が大多数。しかも各方面からは、見苦しいとの声が続々聞こえている。これで世界チャンピオンになりでもしたら、マクラーレンはスパイ行為と併せて非難囂々は間違いない。多分、覆らないでしょう。


?依然強いミハエル・シューマッハ、ハッキネンは引退

 テスト禁止が解禁となり、各チームは来年のマシン開発に向けてテストを行っている。そんな中、元フェラーリドライバーのミハエル・シューマッハがテスト走行に参加するというサプライズ。テストだから純粋なタイム比較はできないけれど、テストドライバーよりも速いタイムを残してる。一部からはF1復帰?なんていう噂も出たけれど、本人は引退を強調し、復帰はないとのこと。

 ちなみにタイトルを獲得して、とっとと引退した、ある意味格好良いミカ・ハッキネン。その後DTM選手権に参加してたのだけど、今年でレースからは完全に引退するとのこと。マクラーレンが異常な強さを誇っていたときはあまり好きではなかったけれど、人間くささ全開だったし、間違いなく彼がミハエル・シューマッハ最後のライバルだと言える。レース引退は残念だけれど、これが新時代の幕開けということなのだろう。光があれば影がある。


 中島一貴が、2008年のウィリアムズのレギュラーシートを獲得しました。トヨタエンジンのおかげかもしれないけど、これはめでたい!なんであのブラジルGPの走りでシートを獲得できたのかさっぱりわからないのだけど、もし今年と勢力図が大きく変わらないのであれば、これまでの歴代日本人F1ドライバーの中で、最も競争力のあるマシンを手にすることになる。パートナーは今年抜群の結果を残したニコ・ロズベルグ。マクラーレン移籍の噂が絶えなかったけど、ウィリアムズが手放さなかった。気づけばウィリアムズは両者とも2世ドライバー。新世代という言葉がぴったり。

 あとは、マクラーレンと喧嘩別れしたフェルナンド・アロンソを中心に動くのかな。今のところ古巣ルノーが第一候補と言われているけど、アロンソ側は1年契約を望んでいるみたいで(その後フェラーリに行く計画とか)、ルノーがこれを拒むかもとのこと。もしルノーがダメだった場合レッドブルらしいけど、アロンソの堕ちた姿は見たくないなあ・・・。

以下、僕が知っている情報

・フェラーリ
 変わらず。キミ・ライコネン、フェリペ・マッサ。

・マクラーレン
 ルイス・ハミルトン、パートナーはヘイキ・コヴァライネンという噂も。テストドライバーのデ・ラ・ロサもシートを狙っているらしいが、さすがに無理だろう。大穴というか願望でフィジケラというのはないだろうなあ・・・。クルサードの復帰はもっとないか。

・BMW
 変わらず。ニック・ハイドフェルドにロバート・クビサ。文句なし。

・ルノー
 ヘイキ・コヴァライネンが決まりっぽいが、マクラーレンとうい話も。アロンソが来たら、フィジケラの行き場がなくなります。あと、ピケJrなんていう選択肢もあるらしい。

・ウィリアムズ
 ニコ・ロズベルグに中島一貴。決定。ロズベルグは今年が正念場。活躍できれば絶対スター街道まっしぐら。

・レッドブル
 今のところ、クルサードとマーク・ウェバー。アロンソが来るか来ないかで、状況は一変するでしょう。

・トヨタ
 ラルフが抜けたため、最後の中堅チームに空きシートが。チーム状態は決して良くないが、資金だけは潤沢にある。ティモ・グロックと契約をしたものの、まだレースドライバーになるかどうかはわからない。ちなみにアロンソへのオファーを考えたらしいが、時期尚早と判断したようだ。そりゃそうだ。

・トロロッソ
 セバスチャン・ヴェッテルは決まりでしょう。素晴らしいパフォーマンスだった。あと1人が決まらず。もしアロンソがレッドブルに来た場合、クルサードがトロロッソに移るという話も。

・ホンダ
 ここは情報一切なし。今年と同じくバトンとバリチェロかも。

・スーパーアグリ
 佐藤琢磨は決まりでしょう。あとはアンソニー・デビッドソンかな。

・フォースインディア
 またチーム名が変わりました。スパイカーの前は何だっけ?エイドリアン・スーティルが残留。


 誰がこんな結末を予想しただろうか。そして誰が、こんなに素晴らしいレースになることを期待しただろうか。

 ルーキーながら抜群の安定感で年間タイトル獲得まであと一歩と迫った、マクラーレンのルイス・ハミルトン。ここまで107ポイント獲得。それに4ポイント差で次ぐのが、2年連続王者、同じくマクラーレンのフェルナンド・アロンソ。そしてやや離されての100ポイント、フェラーリのキミ・ライコネン。誰もがハミルトンの史上初となる、ルーキー王者誕生を予測していただろう。しかしながら前節中国GPで、今年初となるまさかのリタイア。ここで3人のタイトル獲得条件を、ハミルトンのタイトル獲得を基準に振り返ってみたい。

(ブラジルGPハミルトンの成績)
優勝:タイトル獲得
2位:タイトル獲得
3位:アロンソが優勝しなければタイトル獲得
4位:アロンソが優勝しなければタイトル獲得
5位:アロンソが優勝しなければタイトル獲得
6位:アロンソが2位以上に入らず、ライコネンが優勝しなければタイトル獲得
7位:アロンソが2位以上に入らず、ライコネンが優勝しなければタイトル獲得
8位:アロンソが3位以上に入らず、ライコネンが2位以上でなければタイトル獲得
ノーポイント:アロンソが4位以上に入らず、ライコネンが2位以上でなければタイトル獲得

 とまあ、簡単に言うと、ハミルトンがタイトルを獲得する可能性は非常に高かった。彼は今年それだけの走りをしたし、事実、最終戦の予選も2位。そのまま順当にフィニッシュすればタイトルは間違いなかった。だがしかし・・・

 スタートでライコネンに抜かれたハミルトンは、アロンソとのオーバーテイク勝負で膨らみ、8位まで順位を落としてしまう。そこから必死の挽回を見せるも、神様のいたずらとしか言いようのない8周目、ギアが入らず、再度大きくポジションを落としてしまう。この時点で勝負はあったと言ってもいいだろう。その後果敢なオーバーテイクショーを見せるも、ウィリアムズとBMWが力をつけたのが痛かった。

 トップ争いはフェラーリの2台。ブラジルGPは昔からブラジル人ドライバーが勝てないことで有名で、バリチェロがもう少しのところで悔しい想いをしていたのを覚えているけど、今年はそのブラジル人ドライバーのフェリペ・マッサがトップ。誰しもが、特に地元GPで良い結果を残したいと思うだろう。そのままいけばマッサが優勝だが、しかし、フェラーリとしてはライコネンを前に行かせたい。というのも、ハミルトンが脱落したため、アロンソが3位でフィニッシュした場合、ライコネンは優勝しなければタイトルを獲得できない。ワールドチャンピオンと2位とでは、雲泥の差。昔のフェラーリであれば堂々とチームーオーダーを使ってミハエルを前に行かせたのだけど、今はレギュレーションで禁止されているので、最後まで(少なくとも見かけ上は)フェアな戦いだった。マッサが第2スティントでミスをし、ライコネンとの一気に差がつまる。そしてマッサがピットインしている間にライコネンがここぞとばかりにペースを上げ、ライコネンがピットアウトした時には、見事トップで復帰。もしマッサがトップのまま給油を終え最終スティントを迎えたとき、フェラーリが一体どう出るのかも気になったのだけど、そんなことを気にするまでもなく、ライコネンは、堂々と自力でトップを奪った。

 あとはハミルトンが5位にならなければ、ライコネンの優勝。今回マクラーレンが思いの外ペースに苦しんだのと、そして何より、4位でフィニッシュしたニコ・ロスベルグと5位のロバート・クビサという、新世代の勢力が、ライコネンにタイトルをもたらした。僕の記憶が正しければ、残り8周で6位のハイドフェルドまで16秒差。これは勝負あったなと、僕はここで初めてライコネンの優勝を確信した。ただし、その前のマシンがリタイアすれば、ライコネンの優勝に関わらずハミルトンがチャンピオンになるから、ファイナルラップまで一瞬たりとも気を抜けなかった。

 実はレース後、BMWとウィリアムズのマシンに違反があったとして審議が行われた。レギュレーションでは燃料の温度と外気温の差は10℃以上あってはいけないが、両チームはそれをオーバーしたとのこと。ただしスチュワードからこの件に関するペナルティを科されることはなく、順位に変動なしというのが今のところの状況。マクラーレンがこれに抗議し、結果が覆るようなことがあると、ハミルトンが一気に4位となり逆転タイトル獲得となる。でも、あくまでも僕の予想だけど、これはない気がする。というのも、今年マクラーレンはスパイ疑惑(フェラーリのマシンデータを不正に入手したらしい)によって、コンストラクターズポイント剥奪という処分をされている。だからFIAには強く出られないところがあるし、もし抗議をした場合、コンストラクターズだけではなくてドライバーズポイントも剥奪という結果にもなり得ない。多分抗議はしないと思うのだけど、どうかな。

 あと苦言を呈したいのが、山本左近と中島一貴。山本左近は間違いなくF1で走るだけの力はない。中島は2世ドライバーとして騒がれているが、同じく2世ドライバーのニコ・ロスベルグの足下にも及ばない。ロスベルグのデビューGPは凄かった。中島の今回のデビューも凄かったけど、別の意味で凄かった。まずコースアウトして復帰したフィジケラを避けれずにクラッシュ。そして初めてのピットインではピットクルーをひきあわや大惨事。最後もクルサードがコーナーで突っ込んできたところを、マシン1台分のスペースを開けることをせず、これまたクラッシュ。まあ佐藤琢磨もかつてアグレッシブすぎる走りが非難されていたから、こればっかりは経験を積むしかないのかな。でもF1ではそんなに多くのチャンスはもらえない。そして数少ないチャンスで結果を確実に残すドライバーのみが生き残っていける。中島は今回ウィリアムズで走るという、素晴らしいチャンスをもらえた。日本人ドライバーがこんなにいいマシンに乗れることは僕の知る限り初めてで、できればモノにしてもらいたかった。さて、もう一度チャンスをもらえるのかな。

 去年ミハエル・シューマッハが引退し、世代交代という言葉が至る所から聞こえてきた。たしかに2007年のF1はそれを象徴するような内容だったと思う。チャンピオンのライコネンに、実はまだ26歳のマッサにアロンソ。あと一歩だったスーパールーキーのルイス・ハミルトン。将来がとんでもなく楽しみな、22歳のニコ・ロスベルグ、23歳のロバート・クビサ、そして二十歳のセバスチャーノ・ヴェッテル。中島もまだ21だということを付け加えておきたい。2008年が一体どうなるのか、今から楽しみ。

 こんなにも面白いスポーツが、この世界にあるだなんて!!


 トヨタさん、猛省して下さい。マスコミは、莫大な広告費をくれる大のお得意様であるトヨタ批判なんて間違ってもしないと思うので、このF1史上に残る愚行を、ほんの微力ではあるけれど、後生に残すため、ここに記した次第です。

 レースそのものは、ドライバーの安全を考えたらレースを開催すべきじゃないだろう・・・と少し思ったこともあったけど、終わってみれば色んなことがあって見どころの多い、最後まで飽きさせない展開でした(TV観戦)。

 が、それ以外が全てダメ。フジのぐだぐだ感満載の生放送がダメなら、HEROの宣伝のためにしゃしゃり出てきたキムタクがあらゆる面でダメ。ろくなコメントできないんだから、アナウンサーもわざわざ振ることないだろと何度テレビの前で思ったことか。キャーキャー騒ぐだけの山田優よりひどかった。

 そして何より、鈴鹿から日本GPをぶんどっておきながら、フタを開けてみれば日本GPを史上最悪のものとした富士スピードウェイ(つまりはトヨタ)。やることなすこと全てが裏目に出て(当然の帰結ではあったが)、このまずさはとてもじゃないけど書ききれないのでまとめWikiからどうぞ。これがイギリスGPだったら、本国のF1をなめられたら困るとバーニー・エクレストンが大激怒したことだろう(サーキット周辺の渋滞が解消されない限りシルバーストーンの開催はない、とか言ってた気がする)。

 故本田宗一郎は、日本のモータースポーツ発展のために鈴鹿サーキットを建設した。今回、トヨタがホンダから日本GPを奪ったのは間違いなく自社のブランドイメージ向上、つまりは金儲けのため。だから根本的に違うんだよね。もうあまりにもひどすぎて言葉を失う。言いたいのは、さっさと日本GPを鈴鹿に返して下さいということ。2009年から隔年ということで鈴鹿と交代制になるけど、ずっと鈴鹿でいいよ・・・。

 僕は絶対にトヨタ車を購入することはないでしょう。どれだけ財務的に健全で、企業として優秀な経営をしたとしても、株主になることもないでしょう。1人のF1ファンとして、トヨタだけは絶対に許せない。


 2007年開幕戦に向け、チーム&ドライバーを、僕の知識の範囲において(全て主観で)紹介しました。あとはルール。今年は幸いにも、大きく変わり続けた昨年までとは異なって、ほとんどが同じです。


 引き続きチーム&ドライバー情報。だんだんわからなくなってくる・・・。


 いよいよ来週、2007年フォーミュラワン・グランプリが開幕となりますね。どうやら地上波でも生放送でやってくれるみたいなので、他の予定をキャンセルしようかどうか迷い中です。

 F-1関係の仕事を辞めて以来、全くF-1からは疎くなってしまったのだけど、やはりモータースポーツの最高峰であるF-1が好き!というわけで、情報を色々調べて見ました。

 まずはチーム&ドライバー情報その1です。その2があるのかどうかはわからないけど。


 時代の終焉とはこうも儚く、無惨で、そして寂しいものなのか。そんな日本GP。


 イタリアGP終了後、ミハエル・シューマッハは今シーズン限りで引退することを表明した。分かりきってた結末。元々この日に進退を語ることになってた。彼は見事レースに優勝してみせ、そして優勝会見の場で引退を発表した。これ以上ない最高の場だった。

 1つの時代が、これで確実に終わる。これまで築き上げた数々の記録は、この先まず誰にも破られることはないだろう。記憶にも、記録にも残るドライバーとして、後世に語り継がれていくのは間違いない。僕らは皇帝の走りを見られたことを、同時代に生きられたことを、感謝しなければならない。

 今シーズン残りあと3戦。伝説が、幕を閉じようとしている。


Montagny to replace Ide at Aguri

Super Aguri have announced that Franck Montagny will race for the team in this weekend’s European Grand Prix. Montagny will replace Yuji Ide, who will now participate in test days only for the Japanese squad.

 スーパーアグリチームが、井出有治の代わりとして、今週末のヨーロッパGPにはフランク・モンタニーを出場させることを決めました。これにはFIAが関与しており、井出はこれからテストで経験を積んでまた仕切り直し、とのこと。ちなみにモンタニーは元ルノーのテストドライバー。


 開幕戦バーレーンGP。見所の多い面白いレースでした。やはりF1はこうでないと。


 ついに待ちに待ったF1グランプリの開幕です。今年はまたもや予選方式の変更、さらには使用エンジンの変更や決勝ルールでもいくつか変更点があって、今まで以上にF1ファン以外を困惑させてしまいそうだけど、まあ日本におけるモータースポーツの地位は低いので、そう大差はないのかもしれません。ヨーロッパなんかじゃ、オリンピック・W杯と並ぶ一大イベントらしいのですけどね。


 史上初の生放送ということで、久々にF1レースを最初から最後まで見ました。というか、自国開催なのに今まで生じゃなかった方がおかしい・・・。日本でいかにモータースポーツの人気がないかを如実に表していますね。ハンガリーでは、ブラジルGPでさえCMなしで生放送、さらにその1時間前から特番がやってました。
 来週末にまだあと1戦残っているわけだけど、このグランプリを含め、今シーズンのF1について思ったことを。


 2005年F1グランプリ開幕戦オーストラリアGP。ネタバレあります。


 ついに始まった2005年フォーミュラワン世界選手権。でも残念なことに、裏では初っ端から結構どろどろとしたことが起こっている。

 事の発端は万年最下位のミナルディチーム。このチームが資金不足を理由に、今年の新ルールに適合しない去年のマシンで開幕戦を戦おうとした。しかしレースを統括するFIAがそんなのは認めないとこれを拒否、ミナルディ側はオーストラリアの最高裁に差し止め命令を請求、そして裁判官はこの言い分を認めた。


 今シーズンの予想。かなりの量を書いていたのにキーを押し間違えてしまい、全て消えてしまった…。一から再び書く気力も根性もありません。ということで簡潔に。


 あと1週間でF1が開幕!ついこの前シーズンが終わったと思ったら、あっという間に冬のテストも終わってしまい、また膨大な量の訳との戦いが始まる…。F1ネタなんて誰も興味がない気もするのだけど、じゃあ僕の日常なんかさらに興味がないだろうという話で、適当に新シーズンに向けた話を少し書きたい。


 年末恒例のF1総集編が放送されてる。普段のフジのレース放送(地上波)はひどいけど、この総集編は凄く良くできている。番組を作っている人の、F1に対する思いが感じられる。僕はアルバイトで翻訳をやっているので、全てのレース結果・記者会見・コメントをフォローし、放送もできる限り見てきた。今年もやっぱり色々なことがあった。感動を与えてくれた。
 やはり何と言っても、今シーズンは佐藤琢磨の表彰台。誰よりもこの瞬間を待ち望んでいた。前にも書いた気がするけど、日本人なんてという思いがあった一方、それでもずっとかすかな期待を抱いていた。それを実際にやってくれた瞬間、僕は涙が止まらなかった。
 フェラーリの強さをまたもや再認識させられたけど、一方で時代は変わりつつある。
 BARの躍進が目立った。ルノーが着々と力をつけた。ウィリアムズとマクラーレンは過去の栄光を捨てざるを得なくなった。フォードがF1から撤退した。レッドブルがジャガーを買収した。
 ウェバーはウィリアムズへと大抜擢、フィジケラは最後の輝きを求めてルノーへ、モントーヤは何を思ってかマクラーレンへと移籍した。ヴィルヌーブはまだ終わってないことを見せたくてザウバーで復帰する。トヨタはラルフとトゥルーリという最強のラインアップ、結果を残さなくてはいけなくなった。
 来年は資金難のチームを救うためルールが変わる。史上最多となる年間19戦が行われる。再来年はさらなる大幅なルール変更、そして新チームが2つ参入する予定になっている。
 新時代の到来。変わっていかなくてはいけないというのはわかる。でもどこかで受け入れられないところもある。
 来シーズンを最後に僕は今の仕事を辞めるつもりだ。僕が学生の間はやってくれと言われてるけど、区切りよく辞めたい。来年は今まで以上に、1戦1戦を大事に見ていきたい。


 やられた。これは全く話に上がってなかったことだけど、これまで来シーズンの話が全くでなかったことを考えると不思議でもないのかもしれない。エンジン供給を行っているコスワースは売却するらしいけど、現在供給を受けているジョーダン、ミナルディがどうなるかわからないが、いよいよ苦しくなってきた。
 どうする、クルサード??


 ジャック・ヴィルヌーブがF1に戻ってくる。昨年佐藤琢磨にチームを追い出されるという屈辱的な形でBARを離れていったヴィルヌーブだが、ルノーのヤルノ・トゥルーリがチームとの関係をこじらせ、離脱を発表、代わりにヴィルヌーブが起用されることとなった。今週のテストでマシンに乗り、もしダメだったらテストドライバーが使われるとされてるけど、多分ジャックなら大丈夫だろう。
 トゥルーリは今年、ファイナルラップの最終コーナーでフェラーリのルーベンス・バリチェロに抜かれたことがある。これには当然チームが激怒、そのしばらく後に、トゥルーリはルノーを今年限りで離れることを発表した。移籍先はトヨタだと言われているけど、金に目がくらんだのでなければ、多分チーム残留が第一希望だったと思う。ここまで着実に力をつけてきたチームから、いきなりギリギリポイント圏内にギリギリ届くか届かないかのチームになんか行きたいわけがない。間違いなくこれが引き金となった。
 チームとの確執は相当なもので、その後結果を残せないことをチームのせいにし、不思議とそれまでの勢いもピタリとそこで止まった。当然チームはそんなことするわけがないとこれを一蹴しているが、これはどちらの主張が正しいかよくわからない。選手権2位争いをしているチームが、わざとトゥルーリをダメに見せたところであまり得するところがないので、僕はトゥルーリの気にしすぎではないかと思ってる。そういうメンタル面が、そのまま結果にも表れているのではないかと思う。
 もしかしたら今年中にトゥルーリがトヨタで走ることがあるかもしれないし、何よりヴィルヌーブが帰ってきたのが嬉しい。“No Villeneuve, No F1.”というメッセージは今でもしばしば見られる。あれだけ個性的なドライバーは貴重な存在である。

(22:00追加)

 ついさっき、ヴィルヌーブがザウバーと2年契約を結んだことを発表した。忙しいったらありゃしない。これでミカ・ハッキネンがくれば…それはないか。ザウバーのマシンじゃどこまでやれるかは微妙なところだけど、最近調子は上向きなので、来シーズンもいいマシンを作って欲しい。まだまだ若いもんには負けられんよ、とアロンソ、ライコネン、モントーヤあたりを蹴散らして頂きたい。


 今年、ルノーチームのスタートが他チームと比べて圧倒的に良い。はっきりいって、これほどのアドバンテージはない。今のF-1はレース中に前のマシンを抜くのがかなり難しい。だから、例えポールポジションを獲れなかったとしても、スタートダッシュを決め3位から一気に1位まで順位を上げることができたのなら、それはポールポジションを獲ったのと同じことになる。つまり、ルノーとしては3位でもポールポジションと同じなのである。
 かつてはスタートに強いドライバーというのがいた。僕の記憶する限りでは、ジャック・ヴィルヌーブやヨス・フェルスタッペンなどがそういうドライバーだった。彼らのロケットスタートはハンパじゃない。予選でトップを獲ることはほとんどなかったけど、中盤、例えば10位以下だったとしても、5,6位スタートで順位を上げてくるのである。その後ローンチスタートと言って、ボタンを押せば勝手にマシンがスタートしてくれる電子制御システムが導入された。今はそれが禁止になってマニュアルスタートのはずなんだけど、かつてほどスタートを得意とするドライバーがどういうわけか表れず、一方でルノーだけが安定してずば抜けてるのである。
 で、ここからは噂の話。ニッサンの技術者、徳永さんという人が開発したクラッチシステムが、このルノーのスタートダッシュに大きく貢献していると言われているのである。ルノーとニッサンの提携はこんなところでも影響が出ている。ちなみにこの徳永さん、以前はフェラーリなどが引き抜こうとしているという噂が出ていたのだが、最近はほとんど話が出てこない。ルノーのスタートの良さは日本人技術者の力のおかげだと思うと、見方も少し変わってくるかもしれない。


この後、彼の広報担当が引退を否定し、1日ミハエル自身もまだまだレースをやめないということを発表しました。ひとまず安心したけど、いつかその日は来るんだということを改めて認識しました。


 先日7度目のタイトルを獲得したミハエル・シューマッハが、9月1日に記者会見を開く予定となっている。タイトルを獲得した後わざわざ自らプレスを呼んで会見を行うとなると、認めたくはないことだけれど、引退の発表しか思い浮かばない。
 ミハエルはF-1で全てを手にした。これ以上彼が走り続ける理由はないのかもしれないし、あるいは家族のために時間を作りたいのかもしれない。ライバルもなく、どんどん規則やコストで縛られてきている今のF-1は面白くないのかもしれない。
 彼の代わりはどうするのだろうか。皇帝の後継者はいるのだろうか。まだ決まってないから何ともいえないし、できれば全然違う内容のことであって欲しい。僕は中3のとき、偶然TVで彼の走りを見て一気に引きずり込まれた。素人の僕にも一発で違いがわかるような、その圧倒的な才能と技術による走り。もしミハエルがやめるのなら、僕がF-1を見続ける理由はなくなる。4年近くF-1関連の翻訳をやってきたわけだけど、約束していたあと1シーズン、僕も続けられるかどうかはわからない。


 前回フェラーリの6年連続コンストラクターズ選手権に引き続き、今週ベルギーGPでミハエル・シューマッハが5年連続のドライバーズ選手権優勝を決めた。
 レースは予想以上の混戦となり、いきなりスタートで2位から5位まで落ちたミハエルだが、気づいたら最後2位を走ってた。序盤2回も予定外のピットストップを行ったルーベンス・バリチェロも、なんだかんだで最後3位。これがフェラーリの強さなのだろう。こうした混戦の中で、いかに安定した成績を残せるかが、真の実力だと思う。そういう意味ではやはりフェラーリはさすがだと言わざるを得ないし、マクラーレンやザウバーも見事である。BARがトップチームに並ぶのはまだ早いし、ルノーもトップ3の仲間入りはまだできてないのではないだろうか。
 ミハエルは優勝でタイトルを決めることはできなかったけど、次のティフォシの待つイタリアGPは間違いなく全力で優勝を狙ってくるだろう。皇帝の最高の走りを見られるかもしれない。


 今週末行われるF-1ベルギーGPは、どのドライバーも最高のサーキットだと絶賛するスパ・フランコルシャンサーキットで行われる。去年はベルギーのタバコ広告問題で開催されなかったが、今年無事復活。レースに興味がない人でも、ぜひサーキットだけでもいいから見て欲しいと思う。全長7キロのサーキット、今のF-1で絶賛されているのはここと鈴鹿ぐらいである。
 注目はやはり世界で最も有名なコーナー、Eau Rouge(オー・ルージュ)。下りながらのエントリー、そして出口の見えない丘をアクセル全開で上がっていくこのコーナーは、ドライバーの勇気、自信、プライド、全てが試される。
 このスパで一番速いドライバーが、間違いなく世界で一番速いドライバーである。


琢磨6位、M・シューが7連勝/F1

 M・シューマッハー(ドイツ、フェラーリ)が優勝し7連勝、12勝目と2つのシーズン新記録を達成した。通算では82勝目。
ルーベンス・バリチェロ(ブラジル、フェラーリ)が2位に入り、フェラーリは今季5戦を残してコンストラクターズ(製造者)部門6連覇を決めた。


 ということで、今年のF-1はフェラーリ圧勝で終わったのでした。昨年ミシュラン勢に大きく負けていたハンガリーを1,2フィニッシュで勝てるんだから、もうライバル達は何もすることはできない。
 あとはドライバーズ選手権が残っているけど、これもフェラーリドライバー同士の戦いだし、今季12勝挙げているミハエルがタイトルを獲れなかったら、F-1のシステムに問題がある(というか、総レース数の3分の2を勝ってもまだタイトルが決まらないということに既に問題がある)。残り5戦、2位バリチェロとの差は38ポイント。もし次のベルギーでミハエルが勝てばば自動的にミハエルの選手権優勝、勝てなくてもバリチェロと2ポイント差以上でフィニッシュすれば優勝。まあ、今のミハエルは、勝たないと思う方が難しい。しかも彼の大得意とするスパ・フランコルシャンで。


 【ブダペスト14日共同】自動車のF1シリーズ第13戦、ハンガリー・グランプリ(GP)は14日、当地で公式予選を行い、佐藤琢磨が1分19秒693で3位、ジェンソン・バトン(英国)が4位に入り、BARホンダの2台が2列目スタートとなった。

 オリンピック柔道で金メダル2つ獲ったらしいけど、そんなことより琢磨の予選3位を報じるべきである。抜きにくいとされるハンガロリンクで、この結果が持つ意味は大きい。もしスタートを問題なくこなせ、マシンが最後までもてば、もう一度表彰台獲得を期待できる。
 これで今年の予選、2位が1回に3位が2回。凄い。


 ジェンソン・バトンのウィリアムズ移籍が発表になったが、この問題、一筋縄ではいきそうにない。既にBARチーム監督のデビッド・リチャーズは、これを認めないとの見解を示し、この移籍に対して法的措置を検討している。
 バトンはBARと長期契約を結んでおり、来季もBARで走るはずであった。しかし、この契約には“抜け穴”が存在しているという。BARとの契約を結ぶに当たり、ホンダの関与が必須条件であるとされている。ホンダはドイツGP前にチームとの契約を2007年まで延長することを発表しているものの、エンジンレギュレーションが変更になった場合、継続してBARにエンジン供給をしていくかどうかが不明だというのがバトン側の主張。
 問題は、来週末行われるハンガリーGP。当然こんな状態じゃ、まともにレースなんかできるわけない。どっちかが折れたら(多分BARが折れることになる)解決されるんだろうけど、双方ケンカ状態になったら、最悪バトンの交代もあり得るのではないだろうか。次戦から怪我をしているラルフ・シューマッハの代わりとしてウィリアムズで走れればいいんだけど、ウィリアムズは既に4人のドライバーを使っているため、これ以上のドライバーの起用は認められない。かといって、チームを裏切る形となったバトンに居場所はないはず。となると、テストドライバーのアンソニー・デビッドソンが代わりに出場する可能性も出てくる。ここでデビッドソンがいきなり初優勝なんかしちゃったら面白いんだけど…。とにかく、せっかく今年躍進できたのにここで空中分解なんてことにはならないで欲しい。


ジェンソン・バトン2005年からウィリアムズへ

今週の木曜日遅くにBMWウィリアムズは、ジェンソン・バトンと2005年からの契約を結んだことを発表した。この契約はジェンソン・バトンとウィリアムズチームの長年の信頼関係を反映しているものだ。これにより先に契約を発表したマーク・ウェバーとバトンで、来季のウィリアムズのドライバーラインナップはシーズン半ばにして決定したことになる。

 完全にノーマークだった。当初は噂されていたものの、最近はてっきりBARに残るものばかりだと思ってた。しかし今よりも弱いチームに移籍するとは何を考えているのだろうか…。ウィリアムズでデビュー後1年で放り出され、ベネトンで散々叩かれ、たまたま移籍したBARが躍進してようやく今の地位までこられたというのに。イギリス人だからイギリスの伝統あるチームで、みたいなところがあるのかな。来季のウィリアムズはマーク・ウェバーとジェンソン・バトン、たしかにめちゃくちゃ面白いラインアップではあるけれども。
 ただBAR側は訴訟を検討しているみたいなので、今後どうなるかはまだわからない。


 久々のF1ネタ。どんどんドライバーの移籍が進み、だんだん来年の全体像が見えてきたのでその情報を少し。

 今日、ジャンカルロ・フィジケラのルノー移籍、マーク・ウェバーのウィリアムズ移籍が発表された。噂では、ルノー・マネージングディレクターを務めるフラビオ・ブリアトーレの思惑通りとか。以下色々なニュースを見てきて、自分の勝手な推測。(全然違ったらすみません)


 フェラーリのミハエル・シューマッハは、皇帝と言われている。セナ亡きあと、名実共にF1で頂点に君臨してきたドライバー。そしてフランスGP、僕達はその皇帝の、皇帝たるゆえんを目にすることになった。
 決して揺らぐことない、確固たる自信。彼の速さの理由は、これだけだろう。作戦を考えるのは彼の仕事ではない、チームのテクニカルディレクターであるロス・ブラウンの勤めだ。そして皇帝は、完璧までにその作戦を遂行する。
 一体どこの誰が、4ストップなど予想していただろう。2回目のピットストップまでルノーを抜けなかったフェラーリ。しかし、3回目のピットストップ、給油時間を短くしていきなりトップに立った。このレースのセオリーは3ストップ、彼らはトップを奪還するために急遽作戦を4ストップに変更したのである。そこからが凄かった。2位のフェルナンド・アロンソに1周1秒以上の差をつける完璧な走り、ほんの2秒ほどの差だったのが気づいてみたら20秒差以上、悠々と異例とも言える4回目のピットストップを行い、7秒の差をつけてアロンソの前、トップで復帰した。
 今シーズンここまで10戦中9勝。落とした1勝は、他のマシンとのクラッシュでリタイアしたレースだった。すなわち完走率90%、勝率90%である。2年前までならもうタイトルが決まっていただろう。でもおそらく、彼はこの後も勝ち続けることだろう。何となくだけど、今年7度目のタイトルをとったら、皇帝はマシンを降りてしまうかもしれない。契約はまだ2年あるけど、なんとなくそんな気がする。僕らは、この皇帝の走りを目に焼き付けとかなければいけない。


 佐藤琢磨、アメリカGPで日本人14年ぶりの表彰台フィニッシュ!

 みんな、彼を信じていた。心の中では「どうせ日本人ドライバーじゃ」なんて考えてたけど、いつもほんの少し、しかし間違いなく、僕達は彼に期待を寄せていた。そして、ついにそれに応えてくれた。結果が出ない苦難の時期を越え、果敢な走りに対する批判をものともせず、彼は僕らに速さを証明してくれた。

 この結果がただ嬉しいだけじゃなくて、さらにこの上すらも期待できるということが本当に嬉しい。

 涙が止まらない。ありがとう琢磨。


 今年、F1の正攻法は3ストップ。予選を決勝スタート時の燃料を積んで走らなくてはいけないから、ある程度軽い燃料で予選を走り、決勝では10周前後で1回目のピットストップをするというのがこれまでのセオリーだった。
 がしかし、今回のカナダGP、フェラーリ陣営は2ストップを選んできた。おそらく、セーフティーカーが入りやすいことや、BSタイヤが非常に安定していることが理由だろう。いつもなら予選でポール(かそれに近い位置)をとり、圧倒的なリードを築き、悠々とピットストップなんていうのがフェラーリのやり方だったけど、今回ミハエル・シューマッハは予選6位。明らかに異常なことだと誰の目にも明らかだった。
 決勝、ふたを開けてみたらやはり。序盤ミハエルのペースがあまり上がらなかったけど、他の人が1回目のピットストップに入ると圧倒的な速さ。最後、気づいたらいつの間にか余裕で1位を走行してた。やっぱり格が違う。最近はBARが持ち上げられているけど、フェラーリ・ミハエルと勝負できるなんて、まだまだ先の話だ。
 ま、今回一番凄かったのは、5回もピットストップを行いながら、7位に入ったマクラーレンのキミ・ライコネンかもしれないけど。琢磨の3戦連続エンジンブローは、絶対何か裏がある。


琢磨無念リタイア…表彰台逃す/F1

 フロントロー(最前列)スタートで日本人として14年ぶりの表彰台が期待された佐藤琢磨(27=BARホンダ)は終盤で接触事故を起こし、その後白煙を上げてリタイアした。

 久々の日本人表彰台かと思って、ワクワクしながらレースを見守ってた。日本人最高の2位に挑んで欲しかったけど、3位でも十分だった。琢磨よ…やりすぎだ!
 チーム監督のデビッド・リチャーズはこんなやる気の空回りを見せ続ける琢磨に、「タクマ、ゴルフで大切なのはボールを遠くに飛ばすことだけじゃない」と伝えたという。
 最後のエンジントラブルについてはわからない。ホンダのエンジンが悪いのか、琢磨のアグレッシブすぎる走りが原因になったのか。ただもし3位(あるいは2位)を走行し続けて、あと数周で表彰台!というところでエンジンブローが起こったら大きく落胆していただろう。そういう意味では良かったのかもしれない。
 まあこれからも楽しませてくれそうだし(あまりやりすぎると来年のシートがなくなりそうだけど)、ホンダさんには信頼性の優れたエンジンを造って欲しい。なんでバトンだけもつんだよ。


<F1>欧州GP 佐藤琢磨が予選2位、最前列獲得(毎日新聞)

 自動車のF1シリーズ第7戦、欧州グランプリ(GP)は29日、ドイツ・ニュルブルクリンクで公式予選を行い、佐藤琢磨(BARホンダ)が日本人最高の2位に入り、30日の決勝はフロントロー(最前列)からのスタートとなった。

 1位とタイム差がコンマ6秒以上あるというのは、この際どうでもいい。日本人最高予選順位を純粋に喜びたい。スタートには定評があるし(前戦モナコGPはフライングだったと言われてるけど)、ミシュランタイヤは1周目のパフォーマンスがいいので、もしかしたら1周目トップに立つということも期待できるかもしれない。
 決勝での安定性を今ひとつ欠く琢磨だけど、経験を積んでいくうちにそれも克服できることを願ってる。日本人ドライバーの決勝最高順位は3位。フジTVの「表彰台を目指せ」というCMを冷ややかな目で見ていた僕だけど、それも可能かもしれないと最近思えてきた。少しでもいいから夢を見させて欲しい。


 モナコは特別。誰が言ったのか知らないけど、気づいたらみんなこう口にしている。
 たしかにモナコGPは特別だ。何しろ、本当に公道でサーキットを行う。昔トヨタのWISHか何かのCMで、F-1と同じコースを走るというようなのがあったけど、一般公道でレースを行うわけだから、それも可能である。公道とは言え、そのままじゃレース開催なんて到底不可能。もし接触事故があったら、600キロ程度とはいえ、普通の車の数倍の速度で走っているマシンが吹っ飛んでくる。隣接してるホテルなどひとたまりもないだろう。だからガードレールやフェンスを道幅ギリギリにとりつける。実際のコースを見てもらうと一目瞭然だけど、とにかく狭い。一般車両が走る分には問題ないだろうが、何しろ900馬力のF1マシン。しかもコンマ1秒でもタイムを縮めるために、攻めまくる。1度でもミスをしたら即接触、アウトだ。
 あとモナコが特別な理由として、フジテレビが22時半からテレビ放送を行う。通常ヨーロッパの放送は23:50からなのに、多分モナコは特別だから22時半。それでも実際には、ちょうどレースが終わったぐらいなんだけど。まあ遅いよりはマシである。
 F1の華やかな面しか見ようとしないセレブさん達が集まるモナコ。そんな連中を気にすることもなく、最も抜きにくいサーキットで、いかに速く走るかということだけに必死なF1ドライバー達。今年はどんな波乱が待ち受けてるのだろう。そんなふうにワクワクさせてくれるのがモナコ。普段F-1なんかつまんないよと思ってる人も、このモナコGPだけは見て欲しい。モナコの綺麗な街並みを、テクノロジーの集大成とも言えるマシンが颯爽と駆け抜けていく姿は本当に美しいから。


 FIAが何を考えているのか知らないけど、今週末から数えて、8週間で6戦もF1グランプリが開催される。今週はモナコ、来週がニュルブルクリンク(ヨーロッパGP)。1週間空いて、カナダ・アメリカ。また1週間空いて、フランス・イギリス。記者会見やらチームコメントの訳をやっている僕にとって、地獄の期間。ドライバー達だって大変だろうが、彼らにはこのおかげで3週間の夏休みがある。一方僕には実質ない。彼らが夏休みを満喫している中、僕は「ミハエル・シューマッハはこの夏休みを利用してノルウェイに…」なんていう記事を翻訳しなければならない。散々だ。
 とは言え、悪いことばかりじゃない。何しろ、2週間連続でF-1が見られるのである。しかも3回も!最初このスケジュールを見たとき、僕を殺す気かと思ったけど、普通のF-1ファン達にとってはたまらないだろう。
 ともあれ、これを乗り切ったら僕は自分を自分で褒めてあげたい。たいした給料はもらってないけど、何かご褒美を買ってあげたい。ただ、一応1グランプリいくらという給料体系でもらってるんだけど、6戦こなしても飛行機普通運賃で宮古往復すらできない…。


 自動車F1シリーズ第5戦のスペイン・グランプリ(GP)は8日、当地で公式予選を行い、佐藤琢磨(BARホンダ)は日本人最高の3位に入り、9日の決勝は2列目スタートとなった。

 いくら燃料を軽くして走っている(多分)とは言え、これは凄い記録である。チームメイトのバトンがミスらなかったら多分4位だったけど、F-1で“たられば”を言ってもしょうがない。絶対何かトラブル起こしそうだけど、表彰台目指して走って欲しい。


 F1のスーパースター、アイルトン・セナ(ブラジル)の衝撃的な事故死から10年たった1日、サンパウロのセナの墓前に数百人のファンが集まり、天才ドライバーをしのんだ。

 今もなお、これだけ多くの人達に愛されている人物は、どれだけいるのだろうか。

 僕はセナのことは残念ながらリアルタイムで知らない。彼がどれだけ速かったのか、そしてどれだけ人を魅了したのか。
 セナはよく涙を流したという。そして皇帝ミハエル・シューマッハはセナが持つ41勝という記録に並んだとき、記者会見で“it means a lot to me”と口にし、顔を埋め泣いた。ルーベンス・バリチェロは2000年ドイツGPで初優勝を遂げ、表彰台でブラジル国旗を握りしめ、セナを想い、堂々と涙を流した。皆セナのために涙を流した。僕はそれらの光景を見て、やはり涙を流した。
(この文章は2003年4月2日に書いた)

  忘れられがちだが、このサン・マリノGPの週末、ローランド・ラッツェンバーガーも亡くなっている。文字通り、F1史上最悪の週末となってしまった。
 W杯アメリカ大会でイタリアがPKを外したのは、天空のセナがボールを引っ張ったという話がある(そしてブラジルが優勝した)。同様に、今年セナが亡くなったサーキットで、ホンダが12年ぶりのポールポジションを獲ったのも、セナの力によるものなのかもしれない。そういう話はくだらないと思うかもしれない、でもセナには、それが本当かもしれないと思わせる何かがある。

 あれから10年、F-1は良くも悪くもあの時から大きく変わった。幸いなことに、ドライバーの死亡事故はこの史上最悪の週末以来起きてない。それもまた、セナが見守ってくれているからなのかもしれない。


 初開催ということもあってか、近年希に見るいいレースだったと思う。しかし3台しかリタイアしないっていうのも、驚きである。今年からの新ルールがいいのか、それとも各チームめちゃくちゃ頑張ったのか。いずれにしろ、F-1はいい方向に向かってると思う。そして新たな時代が、徐々に幕を開けつつある。


 F1バーレーンGPは予選が行われ、フェラーリのミハエル・シューマッハーが3連続となるPPを獲得。ルーベンス・バリチェロが2番手に続き、フェラーリがフロントロウを独占した。BARホンダの佐藤琢磨は、日本人予選最高位タイの5位。

 お、BARが好調だな、と思ったら、琢磨は日本人最高タイか。たしか片山右京だったはず。


 初開催のバーレーンGP。勢力図が全く見えてこないのが面白い。

初開催バーレーンGP、初日はバリチェロがトップ・タイム

F1世界選手権-第3戦バーレーンGP-フリー走行2回目が行われた。トップ・タイムは1:31.450でルーベンス・バリチェロ(フェラーリ)、2番手に千分の1秒差でファン-パブロ・モントーヤ(BMWウィリアムズ)、3番手にはアンソニー・デビッドソン(B・A・Rホンダ)が続いた。


 うちにはCSアンテナがないので、F-1はフジのクソみたいな中継を頼るしかありません。去年は本当に憤慨してたんだけど、最近じゃ山田優もなかなか頑張っているなと思えるようになって来ました。人間、慣れますね。どちらがいいのかは分からないけど。
 で、僕はリアルタイムで知りたいのでFormula One Official Siteの、タイミングモニターを見てレース展開を観察してます。全マシンの各区間タイムが出るので、結構面白い。アメリカ大陸で行われるときは生放送をやるから、テレビの画面と合わせて見ると最高です。


 気温36℃、路面温度51℃、灼熱のマレーシア・セパン。今日の東京と30℃ぐらい差があるんじゃないかと思うけど、とにかく暑い。やっぱり今年も暑さにはミシュラン勢有利なのか?ウィリアムズかルノーが来るのか?と思って見てたら、やってくれちゃいました…。


2週間に1回F-1があるというのは素晴らしいです。

マレーシアGP開幕! 初日トップタイムはK.ライッコネン(ISM)

 2004年F1世界選手権シリーズ第2戦マレーシアGPは、マレーシア・クアラルンプールのセパン・インターナショナル・サーキット(1周5.543Km)で現地時間(以下現地時間)19日開幕した。この日は午前・午後の2回のフリー走行(各1時間)が行なわれ、マクラーレン・メルセデスのキミ・ライッコネンが1'34.395のコースレコードでトップタイムを記録した。


 生放送じゃない試合は、見てて面白いのだろうか。特にインターネットが普及しリアルタイムで情報を手に入れられる今、勝負がついてる試合を、ワクワクしながら見るなんてことはできるのだろうか。少なくとも、今日のF1については、僕は冷ややかに見てた。もう結果は出てるんだから、何を騒ぐ。
 でも開幕戦、日曜午後に放送するなんて多分これが今年最初で最後だろうから、最後まで見た。


 フジテレビはやる気がないのでTV放送は半日ほどずれるけど、実際にはもう全て終わってるし、チームは明日の決勝に向け最後の取り組みを行っているのである。スカイパーフェクTVがあるからって、せめて開幕戦ぐらい昼の時間帯にやってくれてもいいと思うんだけどな。めちゃイケの再放送に負けるF-1って一体…(ちなみに明日はスーパー競馬に負ける)


 朝刊にブリヂストンの広告が載ると、F1が開幕する。この広告のコピーが凄くかっこよくて、去年はタイヤがずらっと並んでる写真と共に“暴れておいで。”の一言。今年もやっぱりかっこよくて、“興奮を、重圧を、尊厳を、欲望を、すべてを、乗せて。”冷静に考えれば環境破壊してるだけの、何も生み出さないスポーツのような気もするけど、そんなことに命をかけて戦う男達の姿がある、なんてね。とにかくF-1はかっこよくなくてはいけない。かっこよさがF-1のステータスであり、アイデンティティであり、存在価値・意義・理由である。


 今週末に2004年のF1選手権が始まります。一部のモータースポーツファンにとってはたまらないものだけど、一般人にとっては“F-1?ああ、深夜にグルグル回ってるレースね”と、それぐらいの認識しかありません。ヨーロッパではサッカーのワールドカップ・オリンピックに並ぶ一大イベントだというのに、日本では地上波放送で生中継すらしない始末(ただし、実際のレースが日本時間でも深夜になる南北アメリカに関しては生放送)。まあ視聴率がとれないんだから、無料で見られるだけでもありがたいと思わないといけないのかもしれませんが。

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take(take@blue-jam.com)
1981年12月23日生まれ
横浜市の端に在住
音楽と夏と海をこよなく愛してます。
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