2008年07月26日

君の街へもう一度

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 縁があるのか、それとも最初からそういう運命だったのか。3年前どうしても行きたくて、でも結局行けなかった札幌の学会に行ってきた。

 1泊2日の強行日程だったのであまりゆっくりはできなかったけど、到着した夜、夕食を食べたお店からホテルまで30分ほど歩いて帰った。それが唯一札幌を満喫できた時間。大通公園を歩きながら、3年前一緒に旅行したイギリスに行ってしまった友人のことや、一人であてもなく彷徨った夜のこと、そしてこっそり教えてくれた思い出の場所に行ったことを思い出した。3年前、この街はいいなと思った。今回も同じだった。

 忘れられない悔しさがある。冗談を本当のことにできなかった情けない自分。不確かな光の未来よりも、つまらない堅実な現在を選んだ。自分は小さな箱の中にいることがわかっているのに、その箱から外に飛び出す術を知らなかった。知らないでいいと思い込ませてた。そうではないことを、悲しみや苦しみが訪れて初めてわかった。それは痛みと一緒に。

 もう一度、もう一度だけでいいから海に潜りたいと思う。そしてあのとびっきり素敵な夏をもう一度。

 全ては変わってしまった。もう後戻りはできない。僕はそうやって大人になっていく。悔いがある。悲しみがある。忘れられない言葉もある。そんなことを全部背負い込んで、何でもないフリをして、前を向いて歩いていく。いつか、それらが、何かに形を変えてくれたらいいなと思う。

 心のときめきをもう一度。

Posted by take at 22:58 | Comments (0) | TrackBack(0)